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神の翼 ~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!  作者: 和(のどか)
第四章 伝説の勇者
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海からの襲来

 天界の北の海にポセイドン率いる5万の神の軍が船に乗って現れた。


 北の海に配置していた天界の果ての連合軍は今までに見た事がない兵士の数と感じた事がない殺気が込もったオーラの数に絶望を感じた。


「ポセイドン軍だ~~っ!」


「オーラの桁がちがうぞ!!」


 巨大な殺気の込もったオーラに戦意が薄れた。


「援軍はまだか?」


「この連合軍では全滅するぞ!!」


 海から怪しい妖気を放つ巨大なオーラ持った幻獣リバイアサンが現れた。


 目が光り、鼻から煙を出し大きな口を開けていた。

 恐ろしい歯が見えた!

 凶暴な海の竜、その姿と恐ろしい殺気が漂った。


 海が荒れ空から怪しい雲が現れた。


 リバイアサンまで現れ連合軍は絶望的な中で戦闘体制に入った。


 アントリュウスの元に報告が来た。


 キュレアが緊急出動命令を出した。

「思ったより早かったな!パネース軍とグレンの軍が付くまでにどれだけ被害が出るかわからない」


「私がいくわ!」

 アントリュースが行こうとしたがアルテミスが止めた。


「貴女は、ここにいて!ゼウスはどんな罠をしかけているかわからないわ!ゼウスの目的は貴女を殺す事だから」


「みんなが戦ってるのに私だけここで待機してるなんて嫌よ」


「天界の果ての神々は、千年前からゼウスを倒す為強くなってる、貴女は、まだ完全に以前の力が出せないのよ!みんなを信じて」


 キュレアがアントリュースに言った。

「まだ戦いは、始まったばかりだ!相手が何を企んでるのかわからない、奴等の情報が分かるまではうかつに動くな!」


「だけど、何人死ぬかわからないでしょ!」


「天界の果ての神達はこの千年この戦いを待っていた!ドラゴに行ってもらおう」


「ドラゴだって一人じゃ危ないでしょ!」


「いや、ドラゴもこの千年、必ずやってくるゼウスとの戦いに備えていた!」


「ドラゴが!?」


 グレンの軍が天界の海へ向かった。


 グレンがイダスに言った。

「今までにないとんでもない

 数だな」


 イダスに緊張感が走った。

「一つの軍に神が5万って!?」


「ポセイドン軍だったら、かなりの強者が集まって来るだろう!それに海には俺達が見た事がない神がどれだけいるかわからん」


 パネース軍がアントリュウスからの伝令を受け海へ向かっていた。


 ポセイドン軍と天界の果ての連合軍との戦いが始まろうとしていた。


 天界の果ての領域から黒い殺気の込もった影が上空から向かって来た。


 ポセイドン軍が警戒した。

「何だ、あの黒い物は!?」


「パネース軍か?」


「この殺気!神と違う!?」


 ドラゴが100近いドラゴンを従えて駆けつけた。


「ドラゴンの群れだと!?」


「ドラゴンが何故群れを作っている?」


 ドラゴが先頭をきって飛び出した。


 上空からリバイアサンに威嚇し雄叫びをあげた。


 ウォォ~~ゥ~~ ウォォ~~ゥ~~


 神龍の雄叫びにパネース軍も怯んだ。

 パネース軍の兵士達も雄叫びにより動きが鈍くなった。


「神龍の食事が始まるぞ!」


 呪いの込もった雄叫びにリバイアサンの動きが鈍くなったところをドラゴは加速し、リバイアサンの首に噛みついた。


 リバイアサンが悲鳴を上げて暴れた。


 ウギャ~~~~ァ~~ッ


 苦しみ、暴れた為、津波がおきた。


 ポセイドン軍の船が何艘か沈没した。


 神のオーラが強い者達は、オーラを使い船を安定させ沈没をのがれたが、ドラゴンの群れがポセイドン軍に襲いかかった。


 ポセイドン軍は今まで戦った事がないドラゴンの群れと戦う事となった。


 ポセイドン軍の兵士達がドラゴンに斬りかかったがドラゴンの鱗が堅く苦戦した。


 ドラゴンが、次々とポセイドン軍の船に襲いかかった。


 ポセイドン軍の兵士達は必死になった。


 ドラゴンとの戦いを指示されていない数万の兵士が陸に着き船から降りて上がってきた。


 天界の果ての軍に襲いかかり負傷者が次々と出ていった。


 突如巨大な殺気があるオーラが近づいて来た。


 連合軍は慌てた。

「何だこの巨大なオーラ!?」


「まだ敵の兵士が増えるのか?それとも幻獣か!?」


 ポセイドン軍も殺気のあるオーラに緊張感が走った。


 お互いの軍も敵なのか見方なのかわからず緊張感が漂った。


 過去にない大きな戦争、どれだけの軍事力を隠し持っているのかお互いわからない状況だった。


 パネース軍が現れた。


 連合軍は、その雄姿に士気が上がった。


 パネース軍が戦いに加わり陸に上がったポセイドン軍の兵士達に襲いかかった。



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