鬼ごっこ
鬼の団長やレニイがアシュレイの所にやってきた。
レニイが、興奮した。
「お前、リオちゃんと鬼ごっこするのか?」
鬼の団長が、大喜びだった。
「これはめでたい」
アシュレイは団長の言葉の意味が判らなかった。
「めでたい?」
リオがガウンを着てやってきた。
アシュレイがキョトンとした。
何故、ガウン?
鬼の神達や神殿にいる鬼ごっこを知ってる者達が集まってきた。
キュレアとグレンも来た。
キュレアが羨ましそうにアシュレイに言った。
「お前、リオちゃんと鬼ごっこするんだって、いいな~!」
レニイがアシュレイに「俺にも鬼の女の子紹介しろよ」
「鬼ごっこをするだけですよ」
「お前、鬼の神の鬼ごっこを知らないのか?」
「何か普通の鬼ごっこと違うんですか?」
リオが恥ずかしそうにガウンを脱いだ。
虎柄のビキニを着ていた。
一斉に周りが盛り上がった。
何故、ビキニ!?
レニイがアシュレイに教えた。
「いいかアシュレイ、この鬼ごっこは、女の子のブラジャーを取ったら勝ちだ!勝てば自分の女になる!」
「そんな事しなくても会話で済むんじゃないですか?」
「これは鬼の神の儀式だ」
グレンが説明に入った。
「鬼の神の言い伝えだ、昔、宇宙から来た鬼と人間が鬼ごっこをしたんだ、最初は角を触ったら勝ちというルールだったが途中でブラジャーを取って、その後角を触り勝利し結婚したそうだ」
「結婚?」
レニイが詳しく説明した。
「鬼の神の神話から始まって、今のルールは捕まえたら勝ちだ!ブラジャーを取る権利が得られる!後はみんなの前でブラジャーを取れば勝利宣言になる」
鬼の団長が嬉しそうに話しに加わった。
「リオからの鬼ごっこの申し出を受けたんだってな」
これ人間界のラムちゃんごっこに似てる!?
アシュレイはオタクだったので少し嬉しくなっていた。
「行きますよダーリン」
リオが逃げた。
その言葉にアシュレイはやる気になった。
リオは、逃げたがあまり速くなかった。
アシュレイは追っかけて直ぐにリオを捕まえた。
「捕まってしまいました~~!」
リオが嬉しそうに笑顔で言った。
周りから歓声が湧いた。
「いいぞアシュレイ!ブラジャー取れ~~!」
「こっち向け~!」
「アシュレイさん!どうぞ」
「いや~、みんな見てるし」
「みんなが見てる前で外して下さい!手で隠しますから」
アシュレイがブラジャーを外した。
周りから拍手とお祝いの歓声が聞こえた。
リオがアシュレイに抱き付いた。
「私は、もうアシュレイさんの女です!ここにいる神々が承認です!可愛がってください」
「うん!だ、だ、大事にする」
「この鬼ごっこをすると、どんなに喧嘩しても最後は仲直りができると言われています」
イダスが羨ましそうに見ていた。
キツネコがイダスの近くに来た。
「貴方も鬼ごっこしたいの?」
「えっ!べ、べ、別に」
イダスは惚けた素振りをした。
「貴方、神の力がかなり付いたみたいね!どのくらい強くなったか見てみたいわ!私を捕まえられる?」
キツネコが近くに来て、女の匂いが漂った。
鬼ごっこをしたくなった。
「ああ!捕まえてみせる」
「分かったわ!着替えて来る」
イダスは、その言葉でドキドキし鼻息が荒くなり興奮状態になった。
レニイが羨ましそうに見ていた。
「キュレア様、鬼ごっこしたいですね」
「ああ!鬼ごっこのときの女は可愛いときだからな」
キュレアは、心の中で思った。
女が可愛いのは最初だけだ!付き合って数ヵ月もすれば家で化粧なんかしないし、汚い服も平気で着ている、屁までこく女もいた。
男の財布は自分の財布だと思っている・・・
言うのはやめておこう、若者の夢を壊してはいけない
キツネコがガウンを着てやってきた。
イダスの興奮状態が強くなった。
ガウンを脱いだ。
ホワイトタイガーの水着に歓声が湧いた。
「さあ!私を捕まえてダーリン」
キツネコが逃げた。
イダスはキツネコの水着姿に更にやる気が上がり興奮状態で追っかけた。
追っかけたがキツネコは速かった。
リオちゃんみたいにわざと捕まってくれるんじゃないのか?
可愛くねぇ~!
ブラジャー取ってやる!
イダスは興奮して心臓が爆発するくらいドキドキした。
青白いオーラが出た。
キュレアが驚いた。
「何故、勇気が!?ブラジャー取るには勇気が必要なのか?」
イダスは、キツネコの水着姿と体のラインを見て興奮した。
逃げるキツネコのおっぱいが揺れていた。
俺の女だ!
ブラジャ~~!!
キツネコが一瞬イダスのオーラに見入ってしまいスピードが落ちた。
その瞬間イダスがキツネコを捕まえた。
「やった~~~!ブラジャーだ~~っ!!」
「油断したけど、捕まえられるとは思わなかったわ!かなり神の力を付けたわね!早く神になりなさい」
「ああ!神になって永遠に生きてやる!ブ、ブ、ブラジャー!」
「ええ!私の負けよ外して」
イダスは、鼻息を荒くしてキツネコの背中のブラジャーのホックを外そうとした。
えっ!手が震えてる!
「あ、あ、あれっ!?」
イダスは、焦った。
キツネコの背中が色っぽく、近くで女の匂を嗅ぎ緊張して手がか震えだした。
「何してるの早く外しなさいよ」
「あの!外れないからキツネコさん、自分で外してもらえませんか?」
「あんた何言ってるの~!貴方が外して勝利になるんでしょ!手が震えてるの?」
「な、何だろうおかしいな手が震えるなんて!?ホッ、ホッ、ホッ、ホックが外せないんだ」
「私を欲しくないの~~!!」
キツネコが怒った。
イダスが、鬼の団長に聞いた。
「こういった場合は、どうなるんですか?」
「みんなが見てる前でブラジャーを外して勝利宣言しなければ勝ちにならないよ」
見ていた神達が戦闘の準備の為帰りだした。
グレンがイダスの所へ来た。
「俺達は、北の海に向かうがお前は人間界か?」
イダスがキツネコを見た。
ブラジャーに未練があった。
まだ俺の女じゃないのか・・・
「俺も北の海へ連れて行ってくれ」
イダスは天界に残る事にした。
アリエルとウリエルに相談してブラジャーの外し方を練習しようと思った。
キツネコにリターンマッチを申し込もうとしたが、キツネコは怒っていなくなってしまった。
「気の短い女だな!俺は強くなってやる!強くなってブラジャーを外すとき手が震えない男になってやる!!
「おい、イダス弱い奴でもブラジャーは外せるぞ!」
イダスは、心の中で言ったつもりだったが声が出てしまっていた。




