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神の翼 ~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!  作者: 和(のどか)
第四章 伝説の勇者
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勇者のフルーツパフェ

 天界で過去最大の戦争が始まった。


 人間界にも影響があった。


 天界から神の殺気のオーラに弱い動物達は、本能でそれがわかり脅えた。


 人間の中でも神の力を持つ者は、天界の殺気のオーラを感じた。


 地球上では人間達もこれから始まる神の戦いに巻き込まれる不安が伝わり世界中に色々な噂が飛びかった。


 アントリュウス達が、黄金の翼の国へ戻った。


 イダスとアシュレイも戻っていた。


「よかった無事だったのね」


 天界の果物が沢山テーブルに置かれていた。


 アントリュウスとニンキは大喜びだった。


「凄いわね!色んな果物があるわね」


「地球上の食べ物は全部制覇したいわね!」


 アントリュウスは果物を美味しそうに眺めていた。

「ねぇ!イダス!フルーツパフェ作ってよ」


「どうやって作るかわからないよ」


「大丈夫よ!イダスは、料理上手いから」


「上手いと言われてもレシピーがわかれば作れるけど」


 ニンキが知恵の書を開いた


「これよ」


 イダスが「へぇー凄いねこのデコレーション」


 イダスは、見てるうちに作りたくなってしまった。


「これ持っていっていいから凄いの作って」


「神器を簡単に誰かにに貸していいんですか?」


「イダスなら平気よ!私、10人分くらい食べれるからね」


 ニンキは、嬉しそうに渡した。


 無くしたら大変だ!


 豪華なフルーツパフェが何種類かできあがった。


 アフロディーテもテーブルに座って食べていた。


 アントリュウスは最高の笑顔だった。

「美味しい~~~っ!」


 アルテミスが感心した。「凄いわね!この果物の細工、食べない皮にまで手がこんでる」


「腕をあげたわね!イダスは凄い勇者になったのね」


「これだけ見事に果物に細工を入れられる勇者は、見た事がない」


 俺だってフルーツパフェを作る勇者を見た事がない


 フルーツパフェを食べた後、アントリュウスはキュレアと相談していた。

 重臣達も近くにいた。


「戦争が始まったのに何もおきないわね」


「硬直状態か!?それとも嵐の前の静けさか?何もして来ない訳がない!!いきなりでかいのが来るかもしれないから用心しておいたほうがいい」


 キュレアが気になった事があった。


 地上から襲撃の気配がない、空か?海?


 恐らく海だ!

「アントリュウス!海からポセイドンが、来るかもしれない用心しろ」


 キュレアの言葉に側近達に緊張感が走った。


 いきなりポセイドンか!?


 有りえる!!


 キュレアは海に対して警戒した。


「相手がポセイドンの軍となるとパネース軍の援軍を頼むしかないな」


 キュレアは、地上からの黄金の翼の国への襲撃に備え

 ヒューイの軍を黄金の翼の国で待機させた。


 グレンや主力の神を北の海に向かわせパネース軍と合流させる事にした。


 鬼の神達はフローラの国とセーシェルの国を守る為、人間界に配置される事となった。


 人間界が天界の戦争の影響で荒れていたためイダスとアシュレイも鬼の神達と人間界に行く準備をしていた。


 リオがアシュレイに話し掛けた。

「アシュレイさん私と鬼ごっこをしていただけませんか?」


 鬼ごっこ?

「これから戦争が、始まるのに?」


「だから鬼ごっこをしたいんです」


「戦争で死ぬかもしれません!鬼の神の神話で鬼ごっこをした者は幸せになれるという言い伝えがあります」


 リオが恥ずかしそうにお願いした。

「私を捕まえて頂きたいのです」


「分かったよ!鬼ごっこしよう!」


「ありがとうございます!嬉しいです!準備をしてきます」


「準備!?かなり大掛かりだね!」


「鬼ごっこは鬼の神にとって神聖な儀式ですから」


 リオが席を外した。



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