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神の翼 ~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!  作者: 和(のどか)
第一章 神の誕生
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魂の叫び

 学校に入学した。


 イダスとアシュレイと同じクラスになった。


 神の力を持つ特待生としてクラスで注目された。


 アシュレイが、先生に頼まれてアントリュウスの面倒を見ることになった。


 午後からは、イダスは剣術、アシュレイは豊穣を専攻していた。


 アントリュウスは、音楽科を専攻し音楽室で、ハープを演奏していた。

 アントリュウスの弾くハープにみんなが聴きいっていた!すると、どこからか大きな雑音のような楽器の音が聞こえた。


 ガガガガッガー キュィーン

 ダンダンダダン


「うるさーーい!」

 アントリュウスは、その音に怒って叫んだ!

「何!?この騒音」


「これ、ロック部のギターとドラムよ!」


「何!?これが音楽なの!?ただの雑音じゃない」


「あいつら、最近注目されてるから調子に乗って大きな音を出して練習するのよ」


 クラッシック部は、あまり発表会でもいい成績をあげていなかった。

 アントリュウスの入部で全国大会を狙えると楽しみにしていた。

 ロック部は、全国大会でも常に上位の成績をとっていた。


「こんなのが音楽のわけないでしょ!私が文句を言ってくる」


 アントリュウスは、怒りがおさまらず、ロック部に言って文句を言った。


「貴方達ね!この騒音やめなさいよ」


 ロック部の部長のミックが「何が、騒音だ!まだチューニングしてるところだ!」


「何が、チューニングよ!こんなの音楽じゃないわ、この音、不快だわ」


「確かに、このチューニングの音だけならそうかもしれないが最高の演奏をするには、準備がいるんだ」


「だったらもう少し小さい音でやって」


「だが、演奏したらもっと大きい音になるぞ」


「演奏も小さい音でやって」


「小さい音で、最高の音楽が弾けるか!お前は、俺達の音楽を聞いたことがあるのか?」


「ないわよ!この騒音聴いただけで聴く気がなくなったわ」


「なら、俺達の音楽を聴いてから文句を言え!」


 ミック達は、チューニングが終わり演奏を始めた。

 雑音だと思った音が最高の音楽に聞こえた。

 ミックの歌が、上手いとは、思えないのになぜか最高の歌声に思える。

 ミックが歌いながらテンションが高まり奇妙な足をクネクネしだした。


 アントリュウスは、ミックの足の動きのダンスをみてあ然となった


 キモイ・・・


 見ていてキモイのに何故か愛嬌があっておもしろく感じてきてしまった。


 そして、この音楽を聞いているとアントリュウスのテンションが高まっていった。


 ロックのサウンドが魂に響いた。


「ねぇ!ニンキこの音楽、何?」


「これ、起源は、今から一万年以上前の人類達で愛されたロックンロールよ」


「凄~いニンキ物知りね!この音楽ドキドキして魂の叫びが歌になるね」


「私も好きよ!この音楽」


 ギュィーーーン


 演奏が終わった。


 アントリュウスは、興奮してミックに話し掛けた。

「貴方達の音楽最高よ!ミック、私にもギター教えて」


「ああ!ロックは、好きになってくれたか」


「なったわ!ロックンロール最高!」


 ミックは、アントリュウスにギターを教えた。

 コードを少し教わり音をだした。

 ギュィーン

「いい音!」

 アントリュウスは、嬉しそうな顔をした。

 バンドのメンバーもアントリュウスが、ロックを好きになったことが伝わり仲良しになった。


 音楽室では、「アントリュウス君、帰ってこないわね!」


 心配してクラッシック部の部員達がロック部に行った。


 ロック部ではアントリュウスが、バンドのメンバーと一緒になってエレキギターを弾いて歌を歌っていた。


 クラッシック部のメンバーがそれを見て唖然とした。


 演奏が終わって「アントリュウス君!何してるの?早く音楽室に戻るわよ」


「あっゴメン!私ねロック部に入る!だからクラッシック部やめるね」


「何、言ってるのよ!貴方のハープなら世界でも通じるのよ」


「ハープも好きだけど、ロックは、最高なの!アイ・ラブ・ロックンロールなの!」


 バンドのメンバーは、拍手で喜んだ。


「アントリュウスの歌は、最高だ!それにギターだって覚えがいいから大歓迎だ!俺達の音楽を、世界中の人達に聴かせたい」


 アントリュウスは、ロック部に入ったが、クラッシック部の発表会には、出ると言うことで、掛け持ちということで折り合いがついた。


 ロック部の練習のときは、アントリュウスが結界を張り音が漏れないようにすることになった。


 ハープを弾くと心が、感動した。


 ギターを弾くとテンションが高まりオーラが溢れ出た。

 周りで聴いている人達もテンションがあがり演奏家と観客が一体感のテンションを味わえた。

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