天空の攻撃
診療所の外が騒がしかった
ギャ~~ッ!!
うぎゃあぁぁぁぁ~~~~!!
悲鳴が聞こえた!
たくさんの殺気が診療所の回りに溢れていた。
「何故ここに!?治療中だぞクソ~ッ!!」
鬼の女の子が震えていた。
アシュレイは言葉が出なかった。
いつもなら大丈夫だからと言うのにその言葉が出なかった。
怪我人をほっといて戦うなんて、この神達死んじゃうよ!
アシュレイは、迷った。
戦うにしても、今、治療を辞めればここにいる鬼の神達の命にかかわる!
どうする・・・
鬼の女の子を見た!
脅えて震えていた。
アシュレイは、剣を握った。
怪我をしている神達には、恨まれかもしれないが僕は、この子を守りたい!
アシュレイが、鬼の女の子に言った。
「大丈夫だから僕が君を守る」
アシュレイは表に出た。
鬼の神の死体だらけだった。
「お前達!何で来るんだ~~!!」
アシュレイは呪いを剣に注ぎ邪悪な神を斬った。
イダスは、村の入口の所で戦っていた。
イダスの剣が、青いオーラを出していた。
邪悪な神達が援軍を呼んでいた。
団長が言った。
「不味い!この辺りの邪悪な神達が全員集結している!あの大群で来られたら村は終わる」
「アントリュウス!まだ帰って来れないのか!?」
アントリュウスが村の近くまで来た。
邪悪な神達の大群が見えた!
アントリュウスはニンキに言った。
「ニンキ!止めても無駄よ!!」
「わかってるわよ!やっちゃいなさい!!」
ニンキがアントリュウスの神の力を増幅させた。
アントリュウスの背中から光の粒子が溢れ翼になった。
アントリュウスは、天空に手をかざした!
紅い瞳が明るくなった!!
邪悪な神達の上空に黒い雲が集まってきた。
イダスが、気づいた。
「団長、大丈夫です!アントリュウスが来ました」
「女神様が!?」
邪悪な神達が動揺した。
「何だあの雲?」
「雨雲じゃないぞ!黒い雲何て初めて見た!!」
雲から巨大な殺気が放たれた。
邪悪な神達はその殺気に恐怖を感じた。
その瞬間無数の雷が邪悪な神達放たれた。
雷を受けた者達が火達磨になっていった。
「何だ!これは~~!!
邪悪な神達は、次々と火達磨になった。
逃げきれた者は、いなかった。
村にいた邪悪な神達や鬼の神達が天空の攻撃を見て唖然とした顔になった。
邪悪な神達は村の中に、いる者だけになった。
アントリュウスが村に着いた。
「イダス!よかった~!無事だったのね」
「ああ!なんとかな」
イダスは、負傷していた、
「アシュレイは?」
「あいつは、村の奥の診療所で治療中だよ!」
「無事なのね!」
イダスが、慌てた顔をした。
「アントリュウス!後に敵が・・・」
「敵が何?」
アントリュウスは振り向き敵の首を斬り落とした。
イダスに聞き直した。
「敵が何?」
後に敵がいることを教えようとしたが必要がなかった。
「イダス、早く終わらせましょ!」
アントリュウスが邪悪な神達を次々と凄い速さで斬り殺していった。
「ニンキ!この神達弱すぎるわ!弱い者いじめしてる感じよ」
「貴女が強くなったのよ!でも手加減しないで早く殺さないと村にいる神達に被害者がでるかもしれないから」
「そうね!速攻で片付けるわ」
アントリュウスは、軽々と邪悪な神達を殺していった。
団長は、アントリュウスの戦いに目が、釘付けになっていた。
「凄い!何て美しい殺し方だ」
イダスが団長に言った。
「その言葉問題あると思うけど」
イダスもアントリュウスの戦いに見とれた!
戦っている姿が綺麗な女性!軽々と動き無理なく剣を振り一瞬消えたかと思えは、敵の首が吹っ飛んだ!
何気ななく敵に歩みより敵の体から血が吹き上げた!
アントリュウスは軽やかな速い動きに血しぶきがかかっていない
イダスは、アントリュウスの戦いに見とれた。
「まいった!追いつけるわけないよ」
「女神様から剣を教わったら」
「教わってるよ!!アントリュウスは別もんだよ!それより団長!アントリュウスだけに任せてないで俺達も戦おうぜ!」
アントリュウスの戦いに鬼の神達の士気が上がった。
鬼の神達は、怒りが湧き上がり邪悪な神達に襲いかかった。
「よくも、今まで村を襲ったな!!」
「ぶっ殺してやる~~!!」
鬼の神達が村にいる邪悪な神の生き残りを斬り殺していった。
その場所にいた邪悪な神達を全て殺した。
イダスは、戦いが終わりほっとした。
「痛っ!」
怪我の痛みに気づいた。
戦っている間は、夢中で痛みを気にしていなかった。
アントリュウスがイダスの所へ来た。
「大丈夫?イダス!!」
アントリュウスが治療魔法を使った。
村の若者が、団長の所に走って報告に来た。
「大変です!診療所が襲われています!!」




