原初の神の結界
鬼の神の神殿に招かれた。
神殿と言っても豪華さがない古びた普通の屋敷だった。
鬼の女の子がアシュレイの接待をした。
アシュレイは、鬼の女の子に気にいられてしまった。
団長が、アントリュウスに村を守ってもらえないか相談をした。
「女神様の従者の方は、お強いですね」
「そうよ!頼りになるの」
「この辺りには、邪悪な神達が大勢います!この村は、いつも襲われていて、我々は誰からも守って頂けないのです」
「鬼の神って強そうだど、貴方達で勝てないの?」
「天界では、鬼の神は、強くありません!ゼウス様の軍にも入れて貰えません!ですから人間界に行って威張る奴らもいます」
「そう!でももう大丈夫よ!黄金の翼の国へ行きましょ」
アントリュウスは、鬼の村の神達を黄金の翼の国へ移住することを勧めた。
団長は、鬼の神達の避難するあてがないのでアントリュウスの話しにのるか迷っていた。
「ですが境界線まで行くまでには邪悪な神がたくさんいます!ここに住んでいる鬼の神達は、途中で襲われるかもしれません」
アントリュウスは、ニンキと相談した。
「ねぇ!どうしょう?」
「とりあえず私達だけで境界線に行って結界を破れるか確かめてみない?」
「そうね!原初の神の結界って頑丈そうよね!破れるか見に行ってみましょ」
翌朝!アントリュウス達が結界を見に行こうとした。
鬼の女の子が心配そうにアシュレイに話し掛けた。
「気をつけてください!邪悪な神は、千人くらいいると言われてます」
「千人!?」
「あいつらは、私達の村を襲ってお金を奪い私達を奴隷にして売るつもりです!あいつらも戦争が起きるのを予想して移住を考えています」
「あいつら、この村を襲いに来るかもしれないじゃないか?」
「私達は、騎士の神達もいるけどアシュレイさん達は、4人しかいないから少ない人数のアシュレイさん達が襲われるかもしれません」
アントリュウスがアシュレイに言った。
「みんな、ここで待っててくれない!私が結界を見てくるわ」
アシュレイが心配した。
「一人で!?いくらアントリュウスが強くても相手がどれだけの数かわからないし罠や敵の武器だってわからないんだよ」
鬼の女の子がアントリュウスの顔を見た!
強い・・・
この女神様・・・!?
「私だけなら速攻で行ってこれるしニンキもいるから大丈夫よ!みんなはここで待ってて確かめたら直ぐに帰ってくるわ」
アントリュウスは、神のオーラを弱めながら境界線に向かった。
「神のオーラを全部だせば直ぐに結界に着くのにセーブするのって疲れるわね!」
「アントリュウス!もう少しセーブしたほうがいいわよ!ゼウスの神達に気づかれたら大変よ」
「えっ!これ、かなりセーブしてるわよ」
「この辺りには、強い神がいないからちょっとでも強いオーラを感じたら調査に来るかもしれないわ」
アントリュウスは、神のオーラを更に弱めた。
「かなり来たけど境界線に着かないわね!」
遠くに街が見えた。
「えっ!何で街が!?」
ニンキが声を漏らした!
「あの街は!アントリュウス!オーラを弱めて!!」
アントリュウスも見たことがある景色だった。
「魔法使いの国!?」
「アントリュウス!結界の近くは時空が曲がってるのよ!」
「かなり遠くまで来たわね!急いでもどらないとイダス達が心配よ」
アントリュウスは、境界線に向かったが時空が曲がっていたため魔法使いの国に来てしまった。
アントリュウスは、オーラを弱めながら鬼の神の村に向かった。
「ニンキ!時空が曲がってるけど聖剣とメジェンドで境界線まで行けるわよね」
「行けると思うけど結界が破れるかどうかね!」
「オーラを弱めて進むと村まで三日は、かかるわね」
アントリュウスは、神の力をセーブして鬼の村に行くことになっしまった。
その頃、鬼の村は、邪悪な神達の襲撃を受けていた。
イダスとアシュレイも戦っていた。




