神殺し
アシュレイが剣を抜いた。
邪悪な神達を睨みつけた。
「やめろ!その子を放せ!!」
アシュレイから怒りのオーラが放たれた。
邪悪な神達が剣を抜いた。
アシュレイは、女の子に「危ないから逃げて」
そう言って邪悪な神に剣を向けた。
女の子は走って村の方へ逃げて行った。
イダスが飛び出し邪悪な神を斬った。
イダスは、目の前の神達から邪悪なオーラを感じとった。
「アシュレイ!こいつらは悪い神だ殺しちまおう」
もう一人の邪悪な神にも斬りかかった。
アシュレイも神を斬り殺した。
二人の神が逃げだした。
イダスは、おとなしいアシュレイが自分から戦いに行ったことに驚いた。
「アシュレイ!お前が先頭をきるとは思わなかったよ」
「あいつらは、悪いやつらだから早く殺さないといけないと思ったら体が動いてしまったよ」
イダスが斬った邪悪な神が蘇生して立ち上がった。
アシュレイが剣を突き刺した。
邪悪な神の体が消滅した。
イダスはアシュレイが刺したもう一人の邪悪な神の死体を見た。
蘇生封じをしながら刺したことに気づいた。
アシュレイが呪いのオーラを使って刺していることにイダスは驚いた。
アシュレイは、治療魔法の勉強の為にあらゆる攻撃や呪いに対しての勉強していた。
アシュレイは、治すだけでなく呪い魔法を使えるようになっていた。
おとなしい奴程、怒るととんでもないことをする!
アシュレイは、優しい奴だと思ったけど俺の方が優しい奴だとイダスは思った。
弱い神だったけどイダスとアシュレイにやる気を出させようとアントリュウスは、二人を褒めた。
「凄いわね!イダスもアシュレイも神に勝つなんて!これで貴方達は、神殺しのイダスとアシュレイって噂が広まるかもしれないから気をつけてね」
二人は、アントリュウスの言葉と顔を見てドキドキしてしまった。
「さあ行きましょ!」
鬼の女の子が鬼の騎士達を大勢連れてきた。
騎士の団長がアントリュウスにお礼を言った。
「ありがとう!この子を助けてくれて!よかったら村に来てくれませんか?おもてなしをさせて頂きたい!」
「お礼は、いいわ!私達は、ここを通りがかっただけでたまたま邪悪な神がいたから神殺しのイダスとアシュレイが悪い神を退治したの」
騎士の団長が二人を見た。
「神殺し!?」
イダスとアシュレイは、キョトンとした。
神殺し・・・
「私達は、先を急ぐから助けたことは、今のお礼の言葉で充分よ!」
「この先は、天界の果てとの境界線です!原初の神の結界が張ってありますし、あの辺りは時空が曲がっているから進めませんよ」
「原初の神の結界が何で張ってあるの?」
「天界の始まりと天界の果てが戦争になれば天界も人間界も崩壊するかもしれないので原初の神の話し合いで結界がつくられたのです」
「ニンキ!結界って?タヌキンナ達は、知らなかったのかな!?」
「わからないわ!天界の果てと天界の始まりは、近づかないから知らなかったかもしれないし、貴女なら結界を破れると思ったのかも」
「とりあえず結界に行ってみましょ」
団長がアントリュウスを止めた。
「お願いです!結界を、破らないでください!結界を破ればゼウス軍と黄金の翼の軍の戦争になります!この辺りにいる神達は、全員死にます」
「だけどいずれ戦争になるわよ!」
「はい!ゼウス様と女神アントリュウス様の闘いから千年たちました!そろそろ女神アントリュウス様が甦るころです!我々も何処かに避難したいのですが行く所がなくて困っています」
「貴方達、黄金の翼の国に住まない?」
「そんな!我々は、ゼウス様の領土、天界の始まりの神!天界の果ての神達から見たら敵です!受け入れてくれるかの前に会っただけで殺されます」
「大丈夫よ!私、黄金の翼の国の神なら知り合いがいるから」
この村の神達の避難の問題もあり、鬼の神達にあまりにも誘われるので村に行くことにした。




