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神の翼 ~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!  作者: 和(のどか)
第二章 天界への旅立ち
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勇気を示せ

 地下道に入った。


 メジェンドの目から光が出て周りが明るくなった。


 ニンキがアントリュウスに言った。

「気をつけて!暗い所は、絶対に近づいちゃダメだからね!」


 所々に影になってる所があった。


「暗い所って、あの影になっている所も?」


「そうよ!影もよ!暗い所に足を踏み入れると闇の世界に引き込まれるわよ」


 アントリュウスがイダスとアシュレイに説明した。


 皆でメジェンドにくっ付いて歩いた。


 進むと崖にたどり着いた。

「ちょっとニンキ!地下道に何で崖があるのよ」


「この地下道千年前と違う!新しく作り直されてる!」


「これ、どうやって向こうに行くの?」


 ニンキは、ここの渡り方に悩んだ。

 そして思い出したかのように言った。


「これ私、知ってる!?とんでもない罠よ!ここを通るのは無理よ」


「ここは、神は通れないように作られてるの!神が通れば闇の世界に行ってしまう」


「ここは、勇気を示せという罠!誰がこんなもの作っのかしら」


「魔法使いの神が作ったんじゃないの?」


「おそらく魔法使いの神よ敵の神が来たときここを浮遊魔法で飛べは、下に落ちて闇の世界に送り込まれるように作られてるの」


「神が通れないって!人間なら」


「勇気を持つ人間なら通れるわよ」


「何でそんな者がつくられたの?」


「魔法使いの国では、勇者を誕生をさせる研究がされていたの新たな神をね!勇気を持つ人間を向かい入れたいのよ!」


 昔、ゼウスの側近の預言者が言った。

 神と人間から生まれた子供は、より強い神が生まれると、だが生まれた半神半人で強い神はほとんどいなかった。


 人間には、神の攻撃を受けないものを持っていると言われていた。


 それが希望と勇気だった。


 魔法使いの国では、勇気を持つ者は、勇者になれると言われ新たな強い神の誕生には、希望か勇気が必要だと言われていた。


 希望と勇気を探し新たな強い神の誕生の研究をしている者がいた。


「勇気!?だったらイダスね」


「ちょっと待ってくれよ!勇気って?俺は、目指してるけどまだ勇気を持ってないよ」


「ニンキ!それでどうやるの」


「この崖から向こうの崖に渡るだけよ!そしてあそこにある石を勇気がある者が触れば道が現れるはずよ」


「イダス、この崖から向こうの崖に渡ってあそこの石を触れば道が出来るんだって」


 イダスは、崖の端まで行って辺りを見た。

「道なんてないよ」


「ニンキ、道が無いって」


「イダスがビビってるからよ!勇気をだせば道が見えるはずよ」


「イダス!勇気を出さないと道が見えないって!」


「そんな事言われても」

 イダスは、困ったが挑戦してみたくなった。


 俺は、勇気を、持ちたいセーシェルで震えアントリュウスを助けに行けなかった事を思い出した。


 まただ、嫌な事を思いだす!

 もうあの時の事は、忘れたいのに、大人になったら勇気を持てるようになりたいと思ったが、アシュレイは、あの時アントリュウスを守りに行った。

 勇気に大人も子供もないよな!!

 勇気を示せば道が現れるんだな!やってやる


 イダスが渡る気になった。

 向こうの崖を見た。


 何となく見えない細い橋があるように感じた。


 イダスは、橋に足を乗せようとしたが崖の下を見た。

 下まで永遠と薄暗い闇があり更に下のほうには、暗黒な暗闇、落ちれば永遠に闇の世界でさ迷うことになる。

 イダスがビビった。

 足を乗せようとした見えない橋が消えた。


 イダスは、確信した。

 ビビれば見えない橋がなくなる!ビビらなければ橋がある!


 イダスは渡る決心をした。


 見えない橋が現れた!幅が30センチ程の橋があるように感じた。


 これを渡りきればいつか神になれると思った。


 ペンダントを握り絞めた。

 キツネコの顔が頭に浮かんだ!神になったらプロポーズしてやるよ!みてろよ俺は神になる!!


 イダスの背中から青白い闘気が出た。


 イダスは、不思議と暗闇の恐怖がなくなっていた。


 イダスは橋を歩きだした。


「アントリュウス達は、イダス浮遊魔法使ってるの?」


 ニンキが言った。

「あそこに見えない橋があるの!勇気を持つ者しかわからい橋が」


 イダスは、渡りながら不思議な感覚を感じた。


 橋が無いのに橋があるように思えた。


 イダスが向こうの崖にたどり着き石に手を触れた。


 周りが明るくなり橋が現れた。


 その橋を渡り皆イダスの所に来た。


 アントリュウス達は道を進もうとしたら橋が消えた。


 アシュレイが手探りをした。

「橋が、ないよ!」


 イダスが「アシュレイ!もうここは通らないんだから橋は、ないほうがいいだろ」


「そうだけど暗闇がさっきより濃くなったよ!メジェンドは、帰れるのかな!」


 イダスは、アシュレイの言葉にやはりアシュレイには、敵わないと思った。

 俺は、自分のことで精いっぱいなのに、アシュレイは、いつも周りの誰かの心配をする!


 アシュレイがメジェンドに問いかけた!

「ねぇ!君は帰れるの!?」


 メジェンドが顔を横に振った。

「だったら僕達と一緒に行こうよ!かなり月日がかかるかもしれないけど絶対に君を家まで送るよ!」


 メジェンドは、アシュレイの腕にくっ付いて首を立てに振った。


 ニンキがアントリュウスに言った。

「この先は、私の知らない所よ」


「魔法使いの国じゃないの?」


「おそらく魔法使いの神達が造った新しい神の国かもしれないから何があるかわからないから気をつけたほうがいいわ」


 アントリュウスは、ニンキが言ったことをイダス達に話した。


 皆、用心しながら地下道を出た。


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