デートの誘い
アントリュウス達は、秘密の地下道に向かった。
巨大なオーラを感じた!!
アントリュウスがそのオーラに驚いた。
「アポロン何なのこのオーラ!」
「あいつだ!ヘラクレス!!」
「凄いオーラね!アテナと同じくらいあるわ」
「ああ!だがアテナとは、別の意味で厄介だ」
「別の意味って!?」
「あいつは、神と人間によって生まれた成功例!新たな神だ!!神の攻撃が通じない!」
「そんな奴とどうやって戦うの!?」
「神の力を使わなくても普通に戦えばいいだけだ!!昔、私はあいつと戦った!半神半人とバカにしていたがあいつは強かった!あの時は引き分けだったが今日決着をつけてやる」
「神の力が通用しないんでしょ!」
「神の力が通用しないと言っても、ある程度の神の力が通用しないんだよ!圧倒的に強い神の力であれば、いくらあいつでも肉体が崩壊する」
アポロンの顔が本気になった。
アントリュウスがアポロンの表情を見て驚いた。
「貴方も本気の顔をするときがあるのね?」
「私の魅力に気づいたか?」
魅力的な顔じゃなくて本気の顔って言っただけなんだけど!アポロンが真剣になっていたから、やる気をなくさせないように突っ込むのをやめた。
「アポロン!死なないでね!」
「あたり前だ!ようやく君に会えたんだ!死ぬわけないだろ!ヘラクレスの奴、私とアントリュウスがこれからデートをしようと思っていたのを邪魔をしやがって!殺す!!」
アポロンのオーラがより巨大になり殺気を放った。
アポロンが先頭に立ち地下道に向かった。
あまりにも巨大なオーラにヘラクレス達が気づいた。
アポロンが、ヘラクレスを睨み付けた。
ヘラクレスがアポロンを見た。
「アポロン様!何故アントリュウスを守るのですか?」
「私は、昔からアントリュウスの味方だ!!」
アポロンが速攻で巨大なオーラを込めた矢をヘラクレスに放った!!
ヘラクレスがとっさに反応して心臓に向かってきた矢を両手で掴んだ!あまりにも巨大なオーラが込められていた為、矢の威力が凄まじかった。
ヘラクレスは、なんとか矢を掴んだが矢の先が胸の皮膚に突き刺さり血を流していた。
「ほう!流石だなヘラクレス!!今の矢を掴むとは!!」
アポロンは、苦笑いをした。
今の矢を手で摑まれるとは思ってもいなかった。
アポロンは、速攻で自分の神のオーラを矢に変え連射した。
ヘラクレスは避け、身を隠した。
ヘラクレスの周りにいた神達が次々とアポロンの矢が刺さり死んでいった。
「アントリュウス!!私がヘラクレスと戦っているうちに地下道に行け!!」
「アポロン!貴方は?」
「私は、ヘラクレスを殺した後、別のルートで魔法使いの国へ行く!!」
「きっと来てね!!」
「わかった!魔法使いの国で落ち合おう!君からのデートの誘いだ少し遅れてしまうよかもしれないが、出来る限り急ぐから怒らないで待っててくれ」
アントリュウスは、完全に突っ込む気をなくしていた。
「アポロン!気をつけてね!!」
アントリュウス達が秘密の地下道に入った。
生き残った神がヘラクレスに報告した。
「アントリュウスが秘密の地下道に入りました!!」
「構わん!あの地下道に入れば闇の世界に行くことになる!たとえメジェンドを使ってもな」




