メジェンドの光
アポロンがメジェンドのいる所に案内した。
森の中に入った。
「アントリュウス!気をつけろ!ここには、怪物やメデューサも出る!まあ、君なら大丈夫だろうが人間の二人には危険だよ」
「大丈夫よ!私が二人を守るから」
イダスは、その言葉で悲しくなった。
クソッ!早く神の力を持ちたい!!
アントリュウスがアポロンに聞いた。
「怪物やメデューサまでいるなんて!?何でそんな所にメジェンドがいるの?」
「メジェンドは、食べても美味しくないんじゃないか?」
アントリュウスは、驚いた顔をした。
「神を食べる怪物がいるの?」
「天界では珍しくないよ!」
「なおさら、不思議よね!そんな所になぜメジェンドは住んでるの?」
「弱い神だから相手の敵意や殺気に敏感なんだ!危険を感じたら直ぐ逃げる!危険を感じないから住んでるんだろうな!それにこの森の中もレジェンドの光があれば闇の世界に迷い込む心配がないから生かされてるんじゃないか?」
このあたりだな!
アポロンは、メジェンドのオーラを探した。
いた!!
アポロンがメジェンドのオーラの方へ歩いて行った。
「おい!メジェンド出てこい!!」
アポロンは、オーラを放ち神の声で呼び掛けた。
メジェンドがアポロンの前に現れた。
メジェンドは、オリンポス12神アポロンの呼び掛けに無視出来ず現れた。
アポロンがアントリュウスに言った。
「どうする!」
「私が頼んでみるわ!」
アントリュウスがメジェンドの近くに行き話し掛けた。
「ねぇ!お願い私達秘密の地下道を通りたいの貴方の力を貸して」
メジェンドは、キョトンとして何も喋らなかった。
「えっ!アポロン!メジェンドって喋らないの?」
「メジェンドは、コミュ障だ!会話は、聞けるが自分から喋べる事はめったにない」
「神って変わり者が多いけどコミュ障の神なんているの!?」
「どうする!話しても無駄だ!会話にならない、とっとと殺した方が早い」
メジェンドは、その言葉に振え出し逃げた。
一瞬姿が消えたかのように思えた。
アポロンが弓を弾き矢を放った。
グサッ!!
メジェンドの体に突き刺さった。
「アポロン!!」
「大丈夫だ!急所は、外した!ダメだと思うけど話してみるといい!殺すか治療魔法で直すかは後で考えよう」
倒れたているメジェンドの所に行った。
メジェンドは、刺さった矢の傷口から血を流していた。
アントリュウスが矢を抜こうとしたがアポロンが止めた。
「その矢には、呪いをかけてある!抜けば逃げてしまうよ」
「でも、何だか可哀想!」
アントリュウスは、矢が刺さったままのメジェンドに話し掛けた。
「痛い思いをさせてごめんなさい!でもお願い!私たち地下道を通りたいの貴方の力を貸して!」
メジェンドは、痛がるだけで話そうとはしなかった。
完全に不信感を持っていた。
「アントリュウス!!そのメジェンドは完全に不信感を持っている話し合っても無駄だ」
アポロンが弓を構えた。
アシュレイが我慢出来なくなった。
体を張ってアポロンの弓矢の前に立った。
「アポロン様!殺さないでください!」
「おい少年、時間が無いんだゼウスにアントリュウスが天界に来てることが分かれば襲いに来る!急がなくてはいけないそこをどけ」
アポロンは、ゼウスの情報網の凄さを知っていた。
生命がある者から何でも聞きだす、それが動物、虫、植物、だが、それだけではない、ゼウスの従者に預言者も何人かいるアポロンは時間を気にしていた。
「邪魔をするな!アントリュウスの為だ」
「地下道以外の道を探しましょう」
「そんな事をすれば余計危険だ!ゼウスの側近の神達が総がかりで来るぞ!そいつらがアントリュウスに襲いかかったら私だけでは守りきれん!いいからそこをどけ」
周りから巨大な殺気を感じた。




