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神の翼 ~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!  作者: 和(のどか)
第二章 天界への旅立ち
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ゼウス軍との戦い

 タヌキンナがアントリュウスに化けた。


 ゼウス軍五千との戦いに対してフローラの国の軍は千この戦いの指揮を黄金翼の将軍ヒューイがとった。


 グレンを副官としフローラの国の神達が集結した。


 フローラの国には、動物の神が多く、軍のほとんどが動物の神だった。


 フローラの国の神が参謀として戦闘態勢が整った。


 ドラゴは、既に戦ってかなりの数のゼウス軍の神を殺していた。


 ヒューイがグレンとフローラの国の参謀の神に言った。


「久しぶりの戦いだな!早く行かねぇとドラゴが全部殺しちまうんじゃねぇか?」


 フローラの国の神達は、ゼウス軍五千に対して恐怖を感じていたが神龍の強さに士気が上がった。


「黄金の翼の神の強さは流石ですね!」

 参謀の神もフローラの神が弱いと言われてたくない為殺る気になっていた。


 グレンが興奮気味に言った。

「ヒューイさん早くしないとドラゴが全部殺しちゃいますよ」と冗談っぽく言った。


 フローラの先陣を任された神達は戦っているドラゴの所に突っ込んだ。


 先頭をきったのは、動物の神、最強種族の秋田犬の神だった。


 秋田犬の神達がゼウス軍の神達に襲いかかり雄叫びを上げた。


 その雄叫びが戦いの開始の合図になったかのようにフローラの神達は、一斉にゼウス軍に突入した。


 ゼウス軍とフローラの神達の戦いが始まり、キツネコと秋田犬の神がアントリュウス化けたタヌキンナに動向してセーシェルに向かう演技をした。


 グレンがゼウスの軍のオーラを感じとった。


 グレンが焦った!

「こいつら弱すぎねぇか?」


 戦いが始まり士気が上がってるはずなのに強い神のオーラが無かった。


 ヒューイも困った顔をした。

「ゼウスの主力の神がいねぇじゃねぇか!?グレンどうするんだ全滅させたら不味いだろ!何人かは生きのびさせてゼウスに報告させないと」


「ヘラクレスもいねぇし!まさかモブ神の集団と戦うことになるとはな!」


 だがヒューイとグレンも戦わなければフローラの神が死ぬ!2人は突入してゼウス軍の神達に斬りかかった。


 グレンの巨大なオーラと殺気にゼウス軍は動揺し士気が弱まった。


 グレンが殺しまくったが弱すぎて物足りなかった。


 本気で戦ったら全滅させてしまう!作戦では、ゼウスの軍とフローラの神達が戦っているうちにキツネコと秋田犬の神がアントリュウスを護衛しながら逃げ、待ち構えていたゼウス軍の神にアントリュウスが殺されるというシナリオだった。 


 ゼウス軍の目的は戦争ではなく、まだ神の力が弱いアントリュウスを殺すのが目的だった。

 アントリュウスが殺された後は、ゼウス軍も用がなくなるので撤退して戦いは終わると予測していた。


 ゼウス軍とフローラの神達の戦いを見た神と、アントリュウスが死ぬところを見た神を生き残らせゼウスに報告させる必要があった。


 全滅させては作戦を立てた意味がなくなる


 二人は、演技練習の応用で弱いふりをしながらゼウスの神達を次々と殺しまくることにした。 


 ゼウスの神達のほとんどが死に、姿が消滅していった。


 残り100人くらいになった。


「なあ!グレン弱いふりしてるから彼奴らも逃げられないんじゃないか?」


「そうですね!本気の力を出して逃げ出させたほうがいいですね」


 グレンとヒューイがオーラを放ち神の力を発した。


 そこにドラゴがやって来てゼウスの神達を殺しまくった。


「待て~ドラゴ!!」


 そこにいたゼウスの神達は全滅した。


「大丈夫だよ!ヒューイ、こいつらはアントリュウス様に化けたタネキンナ姉ちゃんが死ぬところを見てないんだから生かしおいても意味無いだろ」


「そりゃそうだけど」


 作戦では、ここにいるゼウスの軍がドラゴ、ヒューイ、グレンとの戦いをして阻止いることも報告させるつもりだった。


 ゼウスは、アントリュウスの側近達がいることを知らなかったことで、そこそこの強さの神しか送ってこなかった。


「どうする、グレン?」


「どうしましょ!タヌキンナの死が無駄になったら、あいつ怒りますよ」


 アントリュウスが死んだということをゼウスに報告させる神が必要だった。


 ドラゴは、ゼウス軍がまだくるかもしれないのでフローラの国を守る為待機した。


 グレンとヒューイは、キツネコ達のところへ向かった。

「ヒューイさん!キツネコが全部殺してたら不味いですね」


「可能性はある!女の神はキレると後先考えずに殺しまくるからな」

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