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神の翼 ~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!  作者: 和(のどか)
第二章 天界への旅立ち
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神にはない新たな治療魔法

 戦いが終わった。


 マサルが重症だった。


「マサルさん死なないで~!」


 アシュレイの言葉でマサルが怒った顔をして立ち上がった。


「アシュレイ!お前の言葉で死ね無くなった」


「えっ!」


「死ぬ最後に聞く言葉がマサルさんじゃ死ねないんだよ~!!」


 怒りにより気力が甦った。


 アントリュウスが治療魔法を使いマサルの怪我を治した。


 アントリュウスはアシュレイに驚いた!アシュレイの投げかけた言葉の中に神の力を感じた。

「アシュレイ!貴方凄いわね!死にかけていたマサルを回復させるなんて」


「か、回復!?そんな~!」


 ニンキもアシュレイがマサルを回復させた事に驚いた。

「こんな速攻の回復魔法を使えるなんて!治療魔法を得意としている神でもそうそういないわよ!」


「アシュレイって本当に不思議ね!」


 アシュレイに向けたマサルの視線が恐かった。


 ニンキがマサルを見てビックリした。「アシュレイって凄いわね!!マサルを更に強くしたわよ!」


 ニンキは、アシュレイに神にはない新たな回復魔法が出来るのではないかと思った。


 言葉によって、怒ったことだけで神の力が回復するわけがない!アシュレイがマサルに言った言葉は呪文のようなもので、アシュレイがマサルに治ってほしいと思ったことで治療魔法が発動したものだと推測した。



 イダスがアントリュウスに頼んだ。

「俺も天界に連れて行ってくれ!」


 アシュレイも「僕も強くなりたい天界に行きたい!!頼むアントリュウス!」


 アントリュウスを呼び捨てにしてもマサルは何も言えなかった。


「アシュレイ!俺もマサルでいい」


「それは、無理ですよマサルさん」


「お前わざと言ってるだろ!!」


「違いますよ~~」


 イダスとアシュレイは、神の領域を感じ、もっと神の領域を見たいと夢を持った。


 ニンキがアントリュウスに言った。

「天界の門はチェックが厳しいから人間を神として誤魔化すのは大変よ」


「どうせ私だけでも誤魔化せるかわからないんだから、天界の門でも暴れて強行突破したほうがストレス発散になるわ」


「まあ!私も誤魔化すのは面倒だから天界の門はバトルで通るのは賛成ね!門をぬければ魔法の国までの秘密の地下道には近いわ」


「それじゃ決まりね!イダスとアシュレイも一緒のほうが楽しいわ!」


 イダスとアシュレイも天界の門でのバトルに覚悟を決めた。


 アントリュウスは周りを見た。


「あれ!半神半人が全員いなくなったわね!金貨100枚はどうなるの?」


 マサルが提案をした。


「この屋敷は、アントリュウス様がもらいこの街の奴隷になっている亜人達に住ませてはどうですか?」


「えっ!でも目立ってはダメだって言ったじゃない」


「半神半人が逃げ出したのです!レムリアの首都に噂が流れてるかもしれませんし天界の門まで近いです!こうなったら多少目立っても強行突破していいのではありませんか?」


「そうね!かなり逃げられたから噂になってる可能性は高いわね!警戒が厳重になる前に先を急いだほうがいいわよね」


「アントリュウス様!いっそこの街をフローラの国の領土にしてはいかがですか?」


「この街はレムリアの国の中でしょ!大丈夫なの?」


「どうせゼウスとは戦争になるのです!いえもう既にゼウスの軍が攻撃をしてきたのです!戦争が始まってます!ゼウスの領土でしたら奪って当たり前です」


「領土って管理するの面倒くさそう!マサルに任せるわ」


 屋敷を出ると周りには、誰もいなかった。


 屋敷での戦いが始まり住民達は避難をしていた。


「あれ!誰もいないのね!?」


 マサルが「あれだけの戦いのオーラが放たれたのです!みんな逃げだしたのです」


 3キロくらい歩いた。

 ようやく街の住民が見えた。


 アントリュウスが近づき街の男に声をかけた。


「あの!すみません」


 街の男が逃げ出そうとした。


 アントリュウスが男の背中の衣服を引っ張った。


「何故逃げるのよ」

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