精霊達との再会
アントリュウスは、山の奥に歩いて行った。
アシュレイとイダスは、何故ここに来たのか分からなかった。
特別変わった所もない山奥だった。
アシュレイがアントリュウスに「ねぇ!この先に何があるの!?」
「神秘の山奥よ友達と久しぶりに再開なの!」
「この奥に神秘の山奥があるんだ?」
「ここの川より、もっと綺麗な川があるの!」
アシュレイとイダスを案内して山の奥に進んだ。
「ここの神秘の山奥の事は内緒よ!でも、わかっていても入れないけど」
二人は、どんな所なのか期待していた。
「荒らされたく無いから結界を張って隠してるのよ!精霊さんの許可がないと入れないわよ」
二人に「こっちよ!ここから結界に入るからね」と言って神秘の山奥に入った。
入った瞬間まさに神秘の山奥だった。
二人に川を案内した!「ここが神秘の川よ」
その川を見て驚いた!これ程の美しい川は見たことがなかった。
周りの景色の美しさも神の領域を感じさせられるほど綺麗で正に神秘の山奥だった。
アシュレイが手で水をすくうと水に光が反射してキラキラ輝いた!水の鮮度と周りの景色、木や植物の生命力を感じる美しさに見いってしまった。
アントリュウスは、更に奥へ行った。
精霊達が現れた!「アントリュウス久しぶり!」
アントリュウスのオーラを感じて精霊達がみんな集まって来た。
小さな精霊達がキラキラ輝いている光景にアシュレイとイダスは感動した。
「久しぶりね!ようやくみんなに会えたわ!」
アントリュウスは、嬉しそうに言った。
ニンキが「凄いね!アントリュウス!こんなにいっぱい精霊がいるなんて天界でもそうそうないわよ」
「あれ!アントリュウス加護を持ってるの!?」
精霊達がニンキの近くに来た。
「えっ!私の声がわかるの!?」
「わかるわよ!いいなアントリュウスといつも一緒なんて!」
「アントリュウスのオーラを浴びてると生命力を強くなるから羨ましいよ!」
「でも千年前のアントリュウスのオーラは凄かったよ」
「そう言うことは、言ってはダメよ!アントリュウスは、転生したばかりで、まだ子供なんだから」
アントリュウスは、ようやく精霊達に会えた。
「ここに来ると落ち着く!私の家」
ニンキは、アントリュウス以外に会話が出来た事に大喜びになりアントリュウスの体から抜けだして精霊達と話しをしだした。
ニンキは、アントリュウスと一緒にいる事で常にアントリュウスのオーラを浴びている、その影響で進化しているんだと実感した。
ニンキには、イダスとアシュレイに神の力が感じられた!
これもアントリュウスの影響ね!
精霊達がアントリュウスに言った。「アントリュウスがいなくなってからここのオーラが少し弱くなってたんだよ」
ニンキが「大丈夫よアントリュウスは、成長速いから後に二、三年したらかなり神の力が強くなってるわよ」
「でも、アントリュウスのオーラ凄いね!また一緒に居られる?」
「私達、これから天界に向かうの」
「ええ~!危ないわよゼウスに狙われてるんだから」
話しをしているとアントリュウスのオーラに気づいて動物達も集まって来た。
熊や狼、兎や色々な動物達が仲良くしている!狼と兎が仲良しって?その光景を見ていてイダスとアシュレイは心が癒された。
「ニンキ!ここの熊は、可愛いね!セーシェルの熊とは大違いね!」
「そうかなあ!?貴女のオーラが強くなったから向かってこれないんじゃない!」
アントリュウスは、熊を撫でた。
久しぶりの会話を楽しんでいたのに遠くの方から神達の殺気を感じた。
ゼウス軍との戦いが始まった。
殺気のオーラから感じて前回の千人どころではなかった。
ゼウス軍は、五千人の神により襲撃に来た。
遠くの空にドラゴの姿が見え雄叫びが聞こえた。
「もう来たの!?」
アシュレイが「アントリュウス直ぐに神殿に戻ろう!」
「精霊さん達行くね!」
「また帰ってきてね!!」
「ええ!帰ってくるわよ、ここは、私の家よ」
ニンキが名残惜しそうだったけどアントリュウスの体の中に戻った。
精霊達がニンキの近くにきた。「ニンキ!また来てね!」
「来る!!私がアントリュウスを絶対守るわ!!」
ニンキはアントリュウスと黄金の翼の国へ行って、生きてここに来るんだと誓った。
「また来るからね~~っ!」




