再会
フローラの神殿でアントリュウスの側近達と再会し、食事会が行われた。
グレンがイダスに絡んだ「お前!何ジュース飲んでんだよ千年振りの再会だろ」
グレンが、イダスにビールを勧めた。
「いや!俺、酒のめないから」
「大丈夫だから!俺は、お前よりイダスの事知ってんだよ」
グレンは、顔には、でないがかなり酔っぱらっていた。
イダスがビールをジョッキで半分くらい飲んだ。
顔が真っ赤になった。
「ダメだよ!もう酔っぱらった~!」
「ワハハハハハ~~ッ!イダ~ス相変わらず酒飲むとすぐ真っ赤だな!懐かしいな~」
イダスも、完全に酔っぱらった。
「よし、グレン今日は、朝まで飲もうぜ!」
イダスは、酔っぱらった勢いでグレンの肩に手をまわして言った。
その言葉にグレンは嬉しく感じた。
千年前の親友が前世の記憶が無いにしても再会できた。
お前は、俺の親友だ
グレンの目の前にアシュレイがいた。
グレンがアシュレイの顔を見て酔いがさめた。
「まさか君がいるとは・・・・・・」
「どうしたグレン、アシュレイの事知ってるのか!?」
イダスは、完全に酔っぱらっていた。
「ああ、千年前神でも切れない天界の縄を切った少年がいた!その少年は神を助けて笑った!そして神を守って死んだ少年、アントリュウス!」
イダスの酔いが醒めた。
あの銅像の少年がアシュレイ!?
イダスは、酔いが醒めたが酔っぱらった振りをした。
悔しかった。
アシュレイは、アントリュウスを守りに行った。
セーシェルでも千年前もアシュレイはアントリュウスを守った。
アントリュウスがグレンの前に来た。
「グレン!その話詳しく教えて」
「はい!千年前、アントリュウス様の少女期のお名前はフローラ様でした」
グレンが千年前あの広場で何があったのか話しだした。
全員グレンの話しに耳を傾けた。
イダスは酔っぱらって寝た振りをした。
グレンはイダスの性格をよく知っていた。
何故、俺とイダスが神になろうとしたのか千年前のあの日の事をイダスに教えるように話し始めた。
「フローラ様は、神ダルマンの罠にかけられ広場で公開処刑が行われたのです」
ダルマンは、神でも切れない天界の縄でフローラを縛り処刑用には神でも殺せるヘパイストスの矢を10本用意した。
そのときグレンはまだ人間だった。
グレンとイダスは、神ダルマンの直属の騎士であり、神ダルマンが悪い神だということはわかっていた。
人間のイダスとグレンが逆らうことなどできるわけがなかった。




