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神の翼 ~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!  作者: 和(のどか)
第一章 神の誕生
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最強種族

 アシュレイが空の異変に気づいた。

 オーロラ!?

「何故こんな所にオーロラが!?」


 ニンキがアントリュウスに言った。「ゼウスの結界よ」


「ゼウスの結界って!?」


「きっと貴女を天界に行かせない為よ!アントリュウス急ぎましょ!ゼウスの追ってが来るかもしれないわよ」


 アントリュウス達は、ペースを速めた。


 セーシェルの国とフローラの国境の近くまできた。


 国境の向こうに怪しい殺気のあるオーラを感じた。


 アントリュウス達は、国境を越えフローラの国へ入った。


 大きな殺気が更に強くなった!


 イダスとアシュレイがビビった。


 アシュレイが殺気の恐怖に危険を感じた。「ダメだよ!危険だよ一旦引き返そう!?」


「えっ!いいわよ、引き返さなくても、このまま進も」


 アシュレイとイダスには、巨大に思える殺気がこもったオーラだったがアントリュウスには、たいして危険に思えないオーラだった。


 しばらく行くと巨大な牙をはやした狼のような生き物が現れた。


 イダスが剣を抜いた。

「不味いよ!魔獣だ!」


 ニンキが言った。

「アントリュウス!ダメよそいつは、魔獣じゃない神よ!」


「イダス、アシュレイ!気をつけて、魔獣じゃなくて神だって」


 アシュレイが「そんな~!魔獣でも大変なのに神だなんて!」


「アシュレイ!希望は、使えないのか?」


「希望って、どうやって使うの?生きる希望は、捨てないようにするけど」


 ・・・希望って持ってても自分で自由に使えないのか?

 イダスは、希望がわからなくなり希望を捨てた。


 アントリュウスも危険を感じ剣を抜いた。


 アシュレイはナイフを持って構えた。


 更に殺気が強くなった。

 狼のような生き物が数えきれいぼど増えた。


 グルルルル~~~ッ グルルルル~~ッ


 唸り声には、神の呪いが込もっていた。


 イダスが焦った。

 唸り声と殺気に背筋がぞ~とした。


 周りから更に唸り声が襲った。

「ダメだ囲まれた!」


「ニンキ!力を貸して!」

 アントリュウスは、神の力を発した!背中から光の粒子が放出し翼になった。


 動物の神のボスがアントリュウスに殺気を放ちながら唸り声を出し警戒するかのように近づいて来た。


 アントリュウスは、神のオーラを発して構え動物の神を睨んだ!


 動物の神の尻尾がアントリュウスの目に入った。


 二重巻きになっていた!


「この犬!よく見ると可愛いね!ニンキ!!」


 イダスがアントリュウスがニンキに話してる声を聞いて「ダメだよ!犬だなんて言っちゃ!怒って余計強暴になったら大変だよ狼の神だよ!」


 動物の神がイダスに向かって怒った。

「小僧!俺達を狼扱いするな!我らは誇り高き秋田犬の神だ」


 今から一万一千年前この地球に存在し熊をも殺す犬がいた。

 その犬が進化し神になった。


 アントリュウスが犬の神に近づいた。

「どうしょう!ニンキ、このワンちゃん触りたい」


「ダメ~~!アントリュウス、用心して!」


 アントリュウスは、神のオーラをまとい防御しながら犬の神に触った。


 犬の神がアントリュウスのオーラに気づいた!


 これは、アントリュウス様のオーラ!?


 犬の神は、アントリュウスのオーラの匂いを嗅ぎ分ける能力があり動物の神の中で最強の種族だった。


 黄金の翼の国からフローラの国を守る事をまかされていた。

 だが一番の目的は、アントリュウスがもし来たときにまだ弱いアントリュウスのオーラを嗅ぎ分ける事が最重要任務だった。


 黄金の翼の国は、千年前、一つ目ギガースの国を開拓した。

 アントリュウスが神の力を使い、怪物や魔獣の魔素を浄化した。

 黄金の翼の国は、アントリュウスのオーラに満ちあふれていた。 

 黄金の翼の神達であれば、アントリュウスのオーラを知っていた。


 秋田犬の神がオーラに気づき「アントリュウス様ですか?」


「そうよ!ねぇ、もふもふしていい?」


「いやぁーして頂きたいのですが部下達が見てますし・・・・・・」


 アントリュウスが我慢できずもふもふしだした。


 秋田犬の神のボスが気持ちよくなってしまい地面に仰向けになりお腹をみせながらハーハーと声をだした。


「アントリュウス様!私は、幸せです!女神アントリュウス様に、もふもふされたことは田舎の両親と友人にも自慢させて頂きます」


「貴方の名前は?」


「マサルと申します」


「ねぇ!マサル、フローラの国へ行きたいの」

 アントリュウスは、マサルのお腹をさすりながら言った。


「はい!ご案内させて頂きます!ここは、フローラの国に入ってますがフローラの街にアントリュウス様の神殿があります!我らがご案内させて頂きます」


 アントリュウス達は、秋田犬の神に乗りフローラの街に向かおうとした。


 だが巨大な殺気を放つ神達が現れた。


 ざっと見たところ100人くらいはいた。


 マサルが敵の神達に言った「お前達!ゼウスの神だな!何のようだ」


 ゼウスの神のボスがマサルに「アントリュウスを殺しに来た!説明は、いらないだろ」


 マサルの部下が危険を知らせる為、神の遠吠え放った!


 フローラの国の神達が敵襲来の遠吠えを聞き戦闘準備に入り秋田犬の神達の所へ向かった。

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