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神の翼 ~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!  作者: 和(のどか)
第一章 神の誕生
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神龍

 アテナが上空から巨大なオーラと殺気に気づいた。


 突然周りが暗くなった!


 上空に巨大な生物がいた。


 ウォォ~~ゥ~~ ウォォ~~ゥ~~

 

 何だ!この雄叫びは!?


 アルテミスの指示でドラゴが来た。


 神龍だと!!


 天界最強の生物神龍がアテナに襲いかかった。


 アテナがとっさに避け間合いをとった。


 アテナが最後にドラゴを見たのは千年前、まさかこれ程大きくなっているとは思っていなかった。


 ドラゴが、「タヌキンナ姉ちゃん、アテナは僕が殺る!」


 神龍が雄叫びのオーラをアテナに放った!アテナは、巨大な殺気が込もったオーラを受け動きが鈍くなった!


 アテナは、知っていた。

 神龍が餌と認識したとき雄叫びのオーラを放ち獲物の動きを鈍らせ食らいつく事を


 神龍がアテナに噛みついた!


「おのれ~!」


 アテナは、オーラを張って体を守った。


 ヘラクレスは、グレンとの戦いをやめアテナの救出に神龍に向かって行った。


 ヘラクレスは、アテナが噛まれないようにドラゴの上顎と下顎を体を使って支えた。


 ドラゴは、爆煙魔法を使って火を噴いた!


 その瞬間上顎と下顎の力がほんの僅か弱まった。


 その隙にアテナとヘラクレスは、逃げた。


 ドラゴは、巨大なオーラと雄叫びを使ってアテナを追いかけた。


「アテナ!お前は、許さない!お前もゼウスも殺してやる」


 ドラゴは、更に雄叫びを放った。


 セーシェルの国の上空で神龍の雄叫びが響いた。


 セーシェルの国の者もアガルタの軍も神龍の姿と雄叫びを聞き、怒らせれば国が滅ぶと恐怖に陥った。


 神龍は、アテナとヘラクレスを見失った。


 ドラゴが、キツネコ達の所に戻ってきた。


 騎士団が、神龍の姿を見て脅びえた。


 キツネコが奏に言った。「大丈夫よ!ドラゴはアントリュウス様の子供だから」


 ええええええええーっ!


 奏が驚き、顔が引きつった。

「アントリュウスって、前世で龍を生んだの!?」


「生むわけないでしょ!アントリュウス様がドラゴが生まれたときからご自分の子供として育てたのよ」


「そうよね!親子にしては、顔が似てないものね」


 ・・・・・・さすが、イダスの姉ちゃん!なんかズレている。


「タヌキンナ姉ちゃん!アントリュウス様は?」


「フローラの国へ向かったのよ!私が追いかける」


「姉ちゃん!僕は、黄金の翼の国へ帰るねママを頼むよ」


 ドラゴは、黄金の翼の国がゼウスに襲われないように帰って行った。


「キツネコ、グレン!私が追いかけるからあなた達は体を治療して、」


「タヌキンナ!アントリュウス様は、前世の記憶をなくしてるわ!」


「わかった!安心して私が守る!そして私が癒す!」

 タヌキンナはアントリュウスを癒やし喜んでもらい、もふもふして貰ってる所を妄想した。


 タヌキンナが嬉しそうに尻尾を振ってアントリュウスを追っかけた。


 今、アントリュウス様に追いつけば、私とトアンリュゥス様の2人っきり!更に妄想が膨らんだ。



 団長が怪我を負ったキツネコとグレンをセーシェルの城の客室に案内した。


 セーシェルの神達が、国王に黄金の翼の国の説明をした。

 国王は、騎士団を呼び出し話し合いをした。


 翌日、国王と騎士団がキツネコとグレンに相談を持ちかけた。


 セーシェルの国を黄金の翼の傘下になり守ってもらえないかという相談だった。


 キツネコが「私達の一存では、決められませんアントリュウス様に相談してみます」


 国王が、「アントリュウス様が許可すれば、傘下になれるんですか?」


 アントリュウス様の転生者と言っても、前世の記憶がない少年!これだけの猛者達が素直にきくとは思えなかった。


「アントリュウス様が決めたことでしたら天界の果てとフローラの国は、従います」


 その言葉に国王は、アントリュウスが女神アントリュウスの転生者に間違いなければいいと祈った。


 キツネコがグレンに言った。

「今日、ここでもう1日、泊まって明日立ちましょ」


 キツネコとグレンがアントリュウスを追いかける準備をしていた。


 奏が、キツネコのところに借りていた剣を返しにきた。


「奏!その剣あげるわ」


「いいの!」


「その剣は、昔、アントリュウス様が私にくれたもの」


「そんな大事なものを私に」


 キツネコは、私の事好きなんだ。


「それは、ヘパイストが作った剣?私は、黄金の翼の国の鍛治職人か作った剣を使うわ!ヘパイストか作った物は、使いたくないから気にしないで」


「ありがとう!私達親友ね!」


「えええ~~っ!何で神の私が、人間の貴女に親友呼ばわりされるの?」


「照れないで」

 奏は、キツネコに、もふもふした。


「やめなさい!」

 キツネコは、気持ちよくなってしまった。

 ダメ!奏に、もふもふされて気持ちよくなるなんて神のプライドが許さないわ!


 でも気持ちいい


「奏!皆が見てるから続きは、後にしましょ」


 奏は、後でまたもふもふしてほしいんだと思った。


「奏!貴女がイダスの生まれ変わりじゃないかと一瞬思ったけど、やはり貴女はイダスじゃない!イダスより図々しい」


「キツネコ!照れてるの?」


 やはり!イダス以上

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― 新着の感想 ―
[良い点] 神々の戦いと思ったら、今度は神龍が参戦してるΣ(・□・;) その発想力に脱帽です!! 話しのテンポがよくてすらすら読めますねぇ(∩´∀`)∩ [一言] ここでも言わせて頂きます。 更新、…
2023/09/21 20:29 退会済み
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