ヘラクレス
団長が話しに入った。
「奏!軍神グレン様に対して失礼なことを言うな」
「軍神グレンって!?」
「グレン様だ!」
団長がグレンに挨拶した。
「私は、セーシェル騎士団の団長をしているボノです!お会いできて光栄です」
「セーシェルの騎士団が俺のことを知ってるのかい?」
「はい!人間から神になり、兵法と魔法攻撃の研究をされ天界で軍神なられたこと、軍の将校を目指すものから尊敬されている神様です」
「だが、ここはゼウスの傘下だからな!いずれ戦うことになるかもしれないぞ」
キツネコが「グレン!この団長もアントリュウス様を保護してくれたのよ!できれば戦いたくないわ!特に奏は、アントリュウス様から守ってくれっていわれてるのよ」
「ややっこしいな」
タヌキンナが「話しは、いいからアントリュウス様を追いましょ」
「そうだ急ごう」
タヌキンナ達は、アントリュウスを追いかけようとした。
巨大なオーラと殺気を感じた。
「なんだこのオーラ!?」
巨大なオーラにタヌキンナが、弓を構えた。
アテナが戻ってきた。
「神龍は、いなかったわよ!ミカエルも天界の果てにいるみたいね」
この巨大なオーラ、アテナだけののオーラではない!もう一人いる! ?
アテナの後ろに巨大なオーラを持った神がいた。
グレンがその神を見た。
「いつか!戦いたいと思っていたがようやく、そのときがきたようだなヘラクレス!」
「軍神グレン!若手の神か!?」
ゼウスと人間によって生まれ、半神半人の中で唯一神にはない新たな能力を持った神!
グレンとヘラクレスが睨み合った。
アテナが楽しそうに見た。
「面白いわね!ヘラクレスと軍神グレンの戦い!グレンなら、そこそこ楽しませてくれるんじゃない!ヘラクレス?」
ヘラクレスは返事をしなかった。
グレンの殺気のオーラが巨大だった為、戦いに集中していた。
グレンが斬りかかった。
ヘラクレスが剣で受けた。
お互いのオーラがぶつかり合い突風が吹き周りの木が倒れた!!
ヘラクレスがグレンに斬りかかろうとしたが足が地面に埋まった。
ヘラクレスは、焦った。
いつの間に!?
グレンは、ヘラクレスと剣を交わしたとき魔法を使い地面を泥沼にしていた。
そしてグレンが、天界の油が入った瓶を取り出しヘラクレスにぶっかけた。
「貴様~っ卑怯だぞ!騎士の戦いで汚いまねを」
グレンが、寂しそうに言った。
「俺は、千年前に騎士は辞めた!兵法と魔法攻撃でゼウスの軍を殺す事を誓った」
グレンが剣にオーラを為、剣から爆炎を放った。
ヘラクレスは、以前火炙りにされ人間の肉体を失った事をグレンは、知っていた。
ヘラクレスは、火にたいしてトラウマを持っていると察した。
グレンの爆炎魔法によりヘラクレスは、火炙りになったが、オーラを使い身を守った。
「グレン、汚ぇ~ぞ!」
ヘラクレスは、業火の中で、オーラを放ち身をまもりながら叫んだ!
冷静なグレンが、その言葉にカッとなった。
「お前達が言うんじゃねぇ!千年前ゼウスが親善試合で、アントリュウス様に雷霆を使った!そして我が姫の死んだ体から翼を引き抜いた!お前達に復讐してやる!」
グレンは、剣に炎を纏わせヘラクレスに斬りかかった。
タヌキンナは、グレンの言った言葉に熱くなり、アテナに幻覚のオーラを放った。
アテナの不意をついた。




