似てる
「さすがアテナね!まさかあの至近距離から放った矢が一本しかあたらないとは、思わなかったわ」
姿を現した。
「貴様!アントリュウスのタヌキ!」
「アントリュウス様のタヌキンナと呼んで!」
「ゼウスと戦う為にパネース様の所でミカエル様から千年修行したわ!アテナ!ゼウスと戦う前に、ここでお前を殺す!」
アテナの側近の神がオーラを隠しそっとタヌキンナに近づいた。
近づいた神の首が斬られ地面に首が五つ転がった。
アテナが焦った!これはタヌキじゃない、誰かいる?
「誰だ!姿を現せ~~っ」
タヌキンナが「おいおい、これは、試合じゃない!戦争だよ勝つか負けるかだ!何をしてもいいんだよ!千年前にゼウスから教わったよ試合でも何でもありってね」
首を斬り落とした神が姿を表した。
「貴様!軍神グレン」
タヌキンナが「何で姿見せるのグレン!?」
「相手が、アテナだ!隠れながら殺してもつまらないだろ、アテナは、俺に殺らせろ」
タヌキンナは、グレンに怒った。
「グレン!これは、試合でも遊びでもない!ゼウスに関わるもの全てを皆殺しにする戦争だ」
グレンは、アテナに姿を消しても、オーラで居場所がわかってしまう、姿を消す事に神の力を消費しないで神の力を魔法攻撃に使おうと思った。
タネキンナに、言い返したかったが言ってる暇がなかった。
「ちっ!わかったよ、もう姿を見せちまったんだ、とっとと殺しちまおうぜ、早くしないとミカエル様達も来ちまうかもしれないぜ」
「グレン!誰が殺してもいいでしょ!上でドラゴも待機してるんだから」
ミカエルだと!神龍までいるというのか!?
「どういうことだ!この千年ゼウス様に対して刃向かって来なかったお前達が私達に戦争をする気か?」
「そうよ!アントリュウス様が、殺されたときすぐでも天界の果ては戦うつもりだった」
タヌキンナは、アテナを睨み付けた。
「アントリュウスが蘇るのを待っていたというのか?」
「そんな事は、お前に話す理由はないし!話しても意味がない!お前は、ここで死ぬ」
「うぬぼれるな!お前達の神力で私に勝てるものか」
「私だけでわね!」
タヌキンナは、不適な笑みを浮かべた。
「死ぬ最後まで強気だね!アテナ!お前の首は、宅急便でゼウス神殿に届けてやるよ」
キツネコが「タヌキンナ!宅急便で生首を送ってはいけないのよ」
周りにいる者達やそれを言った、タヌキンナとキツネコもどこまでが本気でどこまでが冗談かわからなくなった。
その会話の一瞬の隙を見てアテナが消えた。
ええええ~っ
タヌキンナは、まさか、強気なアテナが逃げるとは思わなかった。
「アテナを仕留めそこなったわね!ドラゴがいるのに」キツネコが言った。
「ドラゴがいるというのは、ハッタリだよ!黄金の翼の国を守ってるんだから離れられないよ」
「ちょっと、あのまま戦ってたら危険だったんじゃない!ミカエル様が来るっていうのも嘘?」
「急だったから頼んでる時間ないよ!アントリュウス様がいるっていうから大慌てで来たんだよ」
「貴女!ハッタリの妖術も身に付けたの?」
「とっさだったから・・・でもあのまま戦っていても勝てる気はしたけどね」
「でも、よかったわ!アテナと戦うことよりアントリュウス様の保護が優先よ」
「アントリュウス様は、どこ?」
「イダスが連れて、フローラの国へ向かったわ!すぐに追いましょ」
「イダス!なぜイダスがいるの!?」
「イダスが転生してたのよ」キツネコが奏を紹介した。
「イダスのお姉さんの奏よ!奏が、アントリュウス様を保護してくれてたの」
「凄~い!似てる!」
グレンも近くにきた。
「顔が、イダスだ」
「貴方達もイダスの前世の友達?」
グレンが「イダスは、俺の親友だ!こんな所でイダスと再会することになるとはな」
「貴方、失礼ね!私は、姉で女よ!顔がイダス!?」
「いや!貴女をイダスと言ってるんじゃなくて、これからアントリュウス様を保護に向かってイダスと合うという意味だよ」
「私が、イダスに似てるんじゃなくて、姉の私にイダスが似てるって言えないの?女性にたいして失礼よ」
グレンがおされた。
「キツネコ!性格がイダスじゃないよ!顔は、似てるけど」
「あんたね~!」




