アガルタの襲撃
アガルタの国に神が、帰ってきた。
神や国王に報告した。
「神の翼を持つ魔人なんかより厄介なキツネの神がいる!」
「動物の神が、厄介?」
「ああ!黄金の翼の守り神のの側近に間違いない!」
「何故!黄金の翼の神が、来てるんだ!」
「セーシェルもゼウス様の領地内だろ?」
「わからん!しばらくは、様子を見たほうがいい」
偵察の神と存在感のない神をセーシェルに送った。
アントリュウスと奏が旅に出る準備をしていた。
「奏!旅行だね!天界にも、一緒に行こうね?」
「貴方を無事にフローラの国に届けたら帰ってくるわよ」
「えっ何で!ずーと一緒にいようよ」
「この国で、もう直ぐ大きな戦争が起きるかもしれないからあまり長い期間留守には、できないのよ」
「戦争!?だめだよ奏、戦争なんかに行ったら死んじゃうよ」
「でも、戦わなければ守れないのよ」
「一緒に天界に行って強くなろうよ」
「そりゃ天界は行ってみたいけど人間が天界に行ってもいいの?」
キツネコの顔を見た。
「人間を二人、天界に入れた事は、あるけど、もう千年は誰も入れてないわ」
アントリュウスが、「キツネコ!奏も天界に連れて行きたいの?」
「またですか?」
奏が反応した。
「ねぇ!キツネコさん、そう言えばイダスが千年前に黄金の翼の国で貴女にプロへポーズしたって言ってたわよね」
「プロポーズ!貴女、よくそんな事覚えてるわね」
「昨日の事よ」
「そうじゃなくて、聞き流しなさいよ!そんな事、恥ずかしいでしょ」
「その二人のうちの一人は、イダスなの?」
「そうよ」
アントリュウスがキツネコに言った。「キツネコ!奏を天界に連れて行きたいの」
「アントリュウス様が、そうしたいと言うなら従います」
奏が、「そんな簡単に許可されるの?天界の門では、人間は、通れないって聞くけど」
「フローラの国から入る天界の門を管理しているのは、アントリュウス様のお世話係のアリエルとウリエルです」
「アントリュウスは、偉いの?」
「アントリュウス様は、天界の果てで一番偉い神です」
奏は、人違い、嫌!神違いだったらどうなるんだろうと思った。
念を押した。
「キツネコさん!もしアントリュウスが貴女が言ってる天界の守り神の転生者じゃかった場合は、そちらが勝手に間違えたんだからアントリュウスに危害を加えないと約束して」
「安心して私がアントリュウス様を間違えるわけないわ」
凄い自信を持って言った。
奏は、アントリュウスの顔を見た。
可愛い顔で笑っていた。
天界で一番偉い神!?
殺戮の神!?
どうしょう!絶対神違いだと思った。
キツネコの顔を見た。
自信満々だった。
不安が残った。
三日たち、アントリュウス達が、フローラの国へ向かった。
アガルタの偵察の神が国王に報告した。
キツネの神と神の翼を持つ魔人が国を出た事を聞きアガルタは、セーシェルの襲撃を敢行した。
セーシェルの軍が迎え撃ち戦争が始まった。
敵の兵士の中に魔人がたくさんいた為、セーシェルの軍が苦戦をしていた。
戦争が始まった事に奏が気づきセーシェルに戻ると言った。
「また、この国へ来てね!」
「奏!行っちゃダメ」
「私は、死なないわ!天界に行くの楽しみなんだから」
奏は、アントリュウスに抱きついた。
「元気でね!」
奏は、急いで街に向かって走り出した。
アントリュウスがキツネコに言った。「奏を助ける!街には、クラスメートもいる」
そう言ってアントリュウスは、街に向かった。
キツネコは、アントリュウスならそう言うと思った。
キツネコは、アントリュウス護衛をする事にした。
街に兵士達が侵入していた。
街の人達が恐怖を感じていた。
街の中では、騎士団がアガルタの兵士と戦っていた。
奏が、参戦していた。
アントリュウスとキツネコも参戦した。
街には、イダスとアシュレイもいた。




