加護
「アントリュウス様!今日は、ここに泊まって明日フローラの国へいきましょう」
奏が「何言ってるの!?フローラの国って殺戮の神の国じゃないそんな所に行ったら殺されるでしょ」
団長も話しに入った。
「奏は、アントリュウス君の保護者だ大人になるまでは、この国にいたほうがいい」
奏が「大人になったって行かせないわよ!それにキツネコさん、貴女のことだって、まだ信じてるわけじゃないわ」
「信じてくれなくても構わないわ!ここにいたらアントリュウス様が、危険よ、アントリュウス様が転生した事がゼウスに知られたら殺しにくる」
団長が「ゼウス様がなぜ?」
「貴方達人間には、関係ないことよ!それにこれ以上詳しい話しを貴方達が聞く必要はないわ!巻き込まれたら貴方達ならすぐ死ぬわ」
「だからと言ってなぜフローラの国なんだ!あそこは、殺戮の神の国だろ」
「あそこは、黄金の翼の悪魔とその配下にも、とんでもい殺戮の神がたくさんいるって言われてるところよ」
「貴方達に話しても無駄ね!フローラの国を守ってる神を悪く言う人間に何も話したくないわ」
「だけど笑って神を殺すって」
「それは、本当よ!だけど、なぜ笑って殺すようになったか貴方達に言ってもわかってもらえないみたい」
アントリュウスがキツネコに聞いた。
「フローラの国へ行けば天界に行けるの」
「はい!すぐにでもお送りさせて頂きます黄金の翼の国へみんなアントリュウス様のお帰りをお待ちしています」
「ちょっと待ってアントリュウス!貴方が行くなら保護者として私もついていくわ団長いい有給休暇使うわよ」
「ちょっと待て有給休暇は、いいが今日の明日って急すぎるだろ」
奏が心配そうに「キツネコさん、本当に殺戮の神は、アントリュウスに危害をくわえないのね」
「加えるわけないです!殺戮の神は、アントリュウス様ですから」
「はああ~~~っ」
全員口を開けて驚いた。
アントリュウスが否定した。
「ちょっと待ってよ!何で私が殺戮の神なの?私、殺すなんて嫌よ、私は、芸術か豊穣の神になるんだから」
キツネコが嬉しそうに笑ってアントリュウスに抱きついた。
「アントリュウス様は、昔のままお変わりないですね!」
「だけど、いきなり明日というのは急よ、3日は準備に時間をちょうだい」
奏は、アントリュウスが、心配で絶対ついて行くと言い張った。
アントリュウスも奏と一緒に行きたいと言った。
「では、3日待ちます!ですが危険を感じたら即、アントリュウス様をお連れしてこの国を去ります」
その夜、キツネコは、アントリュウスを説得しようと話しをした。
アントリュウスは、キツネコに言った。「ロックフェスティバルに参加したいから、終わってからにしたいの」
「アントリュウス様、ゼウスの側近の神達が襲って来たら私だけでは、太刀打ちできません!一旦黄金の翼の国へまいりましょう、後日、護衛を着けてこの国に来ましょう 」
「ニンキどうしょう!」
「キツネの神の言うとおりだよ!アントリュウスは、まだ神と戦うほど力が成長してないから、ここにいたら危険だよ」
「アントリュウス様!加護をお持ちなのですか?」
「ええ!魔法の加護でニンキよ!お友達なの」
キツネコは、アントリュウスの加護に話しかけた。
「アントリュウス様を守ってくれてありがとう!あなたの声は、聞こえないけど、これからも守ってね」
「任せて!アントリュウスと私は、いつか最強コンビになるわ」
キツネコには、聞こえなかった。
「ニンキが任せてって」
ニンキの存在をキツネコが理解してくれたことがアントリュウスは、嬉しかった。




