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カルト集団本部鎮圧戦 31  vs無貌の悪魔

一刻も早く奴を討伐しなければならない。



カチリ。

俺の中で何かが明確に切り替わる。


意識が研ぎ澄まされ、先程までより更に奴の不愉快な魔力や姿が鮮明に見える。

思考も高速で回転し、脳内で奴を倒すシミュレーションが何度も繰り返される。


身体に魔力が滾る。

肉体に気力が漲る。


「なっ!こ、これは!」


部屋に俺の魔力が満たされていき、黒い魔力を後方へ押し込んでいく。

肉の触手は逃げるかのように壁に潜り、奴は驚きからか先程まで吊り上がっていた口角が下を向いている。


「馬鹿なっ!?こんな事が!只の人間が!ありえない!」


先程までの余裕は何処へやら、奴は切羽詰まった様な切迫した声で喚き散らしだす。

視界の端に自分の髪が映る。


これをすると何時もそうだ。

今回は白か、後で切るの面倒だな。


自身の伸びた白い髪を見てそう独り言ちる。

おそらく瞳の色も変わっている事だろう。


前回は青だったらしいが今回はどうだろうか?

等と余計な事を考えながらも、頭の中では奴を倒すべく思考がフル回転している。


「ふ、ふふふ。こんなものを隠し持っていたとは…。いやはややられましたよ。本当に人が悪い。」

「隠していた訳じゃない。」

「御冗談を。まさか顕現を自分で使える人間が既にいたとはおm」


奴が言い終わる前に踏み込み首を刎ねる。

帰す刃で両足を奪い、首の無い胴体が地面に落ちる。


そのまま更に前進し祭壇の前へ行こうとするが、壁から何本もの触手が生えて来て俺の進行を妨げる。

多くは祭壇の前に壁となり、俺に向かってくるのは4本。


先行してきた1本を袈裟切りに切り飛ばし、振り抜いた姿勢から次の触手を左逆袈裟で切る。

遅れて来た2本の触手は回転切りで同時に切り飛ばした。


こっちに来た触手は処理したが、祭壇前は触手の壁が厚すぎるので炸裂する魔力を投げつける。

バックステップで大きく下がる。


それと同時に部屋に爆発音が響いた。

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