カルト集団本部鎮圧戦 24
俺は言葉通り彼女に2人の身柄を預けると、地図を頼りに次の場所に向かった。
先程の件からこの渡された地図は信用に足るものだという確信が持てた。
未知の領域に入るにあたってアバウトとはいえ地図の存在は大変ありがたい。
完全にではないが、ある程度は彼女の事を信用しても良いだろう。
そうじゃないと幾ら俺でも敵対していた相手に重要参考人を預けたりしない。
完全に信用している訳では無いが、今は人手が足りないく猫の手も借りたい状況だ。
多少のリスクはあるかもしれないが、その時はその時で考えよう。
違う扉から奥に進みながらそんな事を考えながら、出会う構成員と思われる白い布を被った者達の意識を刈り取る。
今ので10人目。
話通りならこれでほぼ無力化したことになるが、彼女が言っていたのはおおよその人数であるため油断は出来ない。
今の所意識を奪った者達は、白い布をはぎ取り食堂の様な場所にまとめて置いておいた。
魔力的にも攻撃したためすぐには目を覚まさないだろう。
もし目が覚めても魔力を覚えているので、動きがあればすぐに気が付ける。
少し戻って今しがた意識を奪った者もこの場所に追加しておく。
一見この作業は無駄に見えるかもしれないが、不意の事故を防ぐためにも丁寧な仕事を心がけようと思う。
だが流石に何往復もして面倒になって来たので、今の者で最後だとありがたい。
こんな事を言ってしまうと怒られてしまうかもしれないが俺も人間なんだ、楽したいところは楽をしたいのが本音だろう。
先程の所まで戻り、次の扉に聞き耳を立てる。
地図通りならこことその次で最後の部屋になるはずだ。
慎重に扉を開き中を確認する。
通路の左右には多くの石像が並べられ、壁も他の部屋よりきれいに整えられている印象を受ける。
明らかに先程までと違う雰囲気に、俺は警戒を更に一段階上げるのだった。




