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カルト集団本部鎮圧戦 2

俺は耐えきれず溜息を吐くのだった。



俺がいきなり目の前で溜息を吐いたからか、百合(ゆり)が少し慌てている様子。

誤解させるといけないため、軽く彼女に伝える。


「すまない。百合が何かしたという訳では無いから安心してくれ。むしろ優先順が決められて良かった位だ。ありがとう。」

「そ、そうなのだよ?それならよかったのだよ。またボクの暴走で相棒に迷惑を掛けたのではないかと…。」

「迷惑に思った事なんてないさ。百合にはいつも助けられてる。」

「そ、そうかね?何だか照れるのだよ。」


何だか顔を赤くしてくねくねしだしたので大丈夫そうだ。

機嫌も悪くない様だし、1つお願いをする事にしよう。


この白い布の正体についてはこの間直接触ったため何となく察しは付いているが、俺の知っているそれにはそんな効果はない。

筑波山ダンジョンにいた紫色のサソリ型モンスターのように、この組織がそのダンジョンにいないモンスターをどこかから連れて来るのか、召喚するのか、方法は分からないが新種のモンスターを呼べるとしたら厄介な事この上ない。


モンスターを指揮していた事から、あの男が何か知っているとみて間違いはないだろう。

後程第六部隊にこの事について聞くように依頼を出しておこう。


「百合。この布おそらくだがダンジョンシルキーモスのものだろう。何か気付いた事や違和感はないか?些細な事でもいい。」

「気付いた事かい?」


俺がそう言うと彼女は顎に指を当て考え始める。

少し考えた後、何かを思いついたのかハッとした表情になるとその事を伝えてくれた。


「これがダンジョンシルキーモスの布だとしたら普通のそれと比べて10%程重いのだよ。」

「だとしたら何かしらが混ぜられてると考えられるか?」

「うーむ。ダンジョンシルキーモスのものだと確定している訳では無いから何とも言えないのだよ。ただ、そうだとしたら確実にそうなのだよ。」

「そうかありがとう。」


これもまた聞くべきことだろう。

彼が知っているかどうかは分からないが、誰に渡されたのか、誰が作っているのかに繋がれば万々歳だ。


こうしてゆっくりとだが着実に例の組織への足掛かりを掴んでいくとしよう。

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