決め台詞
決め台詞が好きです。
ハマった漫画やドラマほど、真似して言ってしまいます。
同じく、決めポーズも好きですね。
このサイトに来て、色んな作品を読み始めたころ、
逆にどちらも「う~ん」でした。
なんだか、ワザとらしいと言うか……
うん、シラーっとなってしまったんです。
私は執筆し始めたばかりだったので、
それらを入れないという方針を決めて書いてきました。
自分が読んでワザとらしいと感じたものは、
排除しようと思ったんですね。
それから数年経ちまして。
また、色んな作品に触れました。
書き方を調べたりもしました。
そして、改めて自分の好みのツボを知ろうともしました。
……すると、あることに気づきました。
ハマったドラマの好きなキャラの決め台詞を真似していました。
お笑い芸人さんの決めポーズを真似していました。
「これか~!」
……目からウロコでしたね。
今までの、自分の執筆方針はなんだったのかと。
大変失礼なことですが、
シラーとしてしまったのは、そこまで作品に入れ込めなかったんですね。
そう気づけました。
作品を魅せるというのは、とても大変なことです。
とても考えられて書かれていた作品だったのです。
決め台詞は、ストーリーの演出のひとつだったわけですね。
私は大バカものでした。
好きなキャラクターを象徴するもののひとつに、
決め台詞があると思います。
自分の作品に混ぜていくのは難しいですが、
思入れのあるキャラにこそ、
「これだ!」
というセリフを言ってほしいと今は思っています。
例えば、
長編の「女神回収プログラム」で言うなら。
「俺の命を、今度こそ奪いたいのなら……いつでもどうぞ」
この台詞の場合、
彼の特徴が出ていていいかなと思いますし、
見せ場で使うにしても、演出として成立する気がします。
……という、分析を即興でしてみました。
まぁ、演出を今まで排除していたので、
今後はこんなことも考えながら執筆していきたいなと思います。




