ポジティブ
ポジティブが好きです。
気楽になります。
感情を別のなにかに左右されにくくなります。
二十代前半までは、とてもマイナス思考でした。
ポジティブな人を見ると苛々したものです。
それが、どうしたのでしょう。
いつの間にか、こんなゆるゆる人間になりました。わはは。
多分、こうなるまでは許せないことがたくさんあったのだと思います。
人のせいにしたり、そうしてしまう自分を責めたりしていました。
要は、素直になるのが怖かったんだと思います。
人の顔色をうかがって、気を張り詰めていたのかもしれません。
なにかを許せないのは、自分が一番不幸です。
その「なにか」に縛られているんですから。あら、お気の毒。
思い返せば、私は父を許せなかったんですね。
そういえば、二十代後半のとき、「父を許そう」と思ったのを思い出しました。
……まぁ、月日は流れ、父が配偶者をいびったので、着拒しましたが。父にはそれが理解できなかったようで。
いつかわかるようになればいいな~なぁんて思っています。
……どっちが親だ。
……。
脱線しました。
まぁ、二十代後半くらいのころは、色々とあったんですね。
思い返せば。
素直になりたいと願ったり、温和な人になりたいと願ったり、誰かを許したいと思ったり。
そんなこんなで、今はすっかり、
「ポジティブだね」
と、同僚に言われるようになりました。
昔からですけど、私、
「苦労のまったく知らない幸せな子」
と見られるようで。
それが若いときは嫌だったんですけど、近頃いいなと思うようになりました。
だって、
「不幸そうな顔している」
と言われるより、断然お得ですもの。
そう見られ、そう思われるなら、
「そーです」
って笑って過ごした方が、人生何倍も楽しい。




