ピカソ
ピカソが好きです。
あのパブロ・ピカソです。
例え、某芸人さんが「~より普通に〇〇が好っき~♪」なぁんて言っていても私はピカソが好きです。
私がピカソを好きになったきっかけは、高校生のときです。
学校の食堂にゲルニカの複製が飾ってあったんです。現物よりもずい分小さなものでしたけれど。
不思議な絵でした。
いえ、ピカソは不思議な絵を描くなと思っていましたけれど、ゲルニカは何倍も不思議な絵でした。
当時の私は、画家といえばモネやゴッホでした。
油絵らしい、遠くから見た方が美しい絵画が好きだったんですね。肖像画は写実的な方が好きでしたし、ピカソの描く肖像画は、はっきり言って理解不能でした。
でも、ゲルニカは特別だったんです。
どんな絵なんだろうと気になりました。
そして、図書館でピカソの本を取りました。ゲルニカについて読み、衝撃でした。ただ、それで私はピカソが大好きになりました。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、ピカソは元々写実的に描く画家でした。
けれど、戦争を目の当たりにしてこの悲惨さを伝えたいと人物をあれほどにまで崩し、描いたのです。
なにかを絵で訴えたいと筆を取るのが画家だとすれば、ピカソはなんと素晴らしい画家だろうと感動しました。
まさに天才。
~より普通にピカソが好っき~♪ な私でした。




