(48)『あなたらしくもない』
「それでは順次報告をお願いします」
二日目の日程がほぼ終了し、残り時間も三十五時間を切った夜の十一時過ぎ。
俺とアプリコット、イネルティア、ドナドナ、アルト、ガウェイン、ミルフィ――――つまり面接担当者七名をギルドハウス一階の大部屋に招集したアンダーヒルは全員の目の前でそう言った。
予め用意されていた中央の正方天板のテーブルには十冊の分厚いファイルバインダー。≪アルカナクラウン≫の俺とアンダーヒルの前には三冊、同様に≪竜乙女達≫のドナ姉さんとアルトの前にも三冊、残る≪シャルフ・フリューゲル≫と≪ジークフリート聖騎士同盟≫の前に二冊ずつ置かれていた。
各ファイルバインダーには綺麗な手書きの文字で表題が書かれているが、それらは全て実在するギルド名であり、さらに言及するなら最初の到達ギルド≪地獄の厳冬≫を除く二日目に≪シャルフ・フリューゲル≫に到達した十のギルドのものに相違なかった。
話は今日の昼を過ぎた辺りに遡り、何があったか十のギルドが一度に連れ立って来た(アンダーヒルは『“千羽鴉”の仕業です』と言っていたが)ため、他のプレイヤーの監視業務に影響しないようにギルドごとに手分けして面接を片付けることになったのだった。このファイルはその時面接の参考にとそれぞれの担当ギルドに渡されたものだ。
要するに、このファイルひとつひとつが情報家“物陰の人影”の擁する膨大なデータベースの極一部――アンダーヒルの綿密な調査によって得られた各ギルドの詳細なデータなのだ。
ちなみに中身は推して知るべし。分厚い紙束が全て手書きだっただけでも驚きなのに、内容は正確で見易く、パッと見た限り誤字脱字のひとつもない。
今は俺の隣に平然と座っている彼女だが、既に有能とか優秀とかの域にないレベルのオーバースペックっぷりに、さすがのアプリコットも妙に目をキラキラさせつつもおふざけなしに言葉を失っていた。
「それじゃ、量も多いし、ウチからぱっぱとやっちまうか」
アンダーヒルの言葉に対して、最初に口を開いたのはアルトだった。
竜乙女達が担当したギルドはアルカナクラウンと同じく三つだが、これはGLと補佐の両方がそれなりに仕事ができるからという判断で任せたものだ。ちなみにシャルフ・フリューゲルが担当ギルドが二つなのはアプリコットに多く任せたくないから、SPAが二つなのはただでさえスキルの連続行使のために不眠不休で働いているミルフィの負担を可能な限り減らすためだったりする。
アルトは積まれていたファイルバインダーを一つ手に取ると、同時に空中を軽く叩き、ウィンドウを素早く操作し始める。おそらく面接試験中に取っていたメモでも見ているのだろう。
「まず≪らっぷるりっぷる≫の[瑠璃珠]と[字海]だが、コイツらはまぁ問題ねえだろ。ギルド自体の素行もそれなりに上々、GLの頭が若干不安材料だが積極的協力の意思はあるし、この資料を見る限り他ギルドとの交友関係も相当広そうだから、使いようはいくらでもあるだろ。しばらくはまともな戦力にはならないって自己申告もある。その辺の裁量はお姉ちゃんたちアルカナクラウンに任せるけどな」
「わかりました。検討します」
「次は≪五芒星団≫の[濁]と[麟嶺]だな。コイツらに関しちゃ大して文句のつけようもねーよ。多少荒っぽい連中だが全体統制は利いてるし、それも頭脳さえ付けば何とかなんだろ。言っちまえばリュウがたくさんいるようなもんだ」
五芒星団は中堅層の治安維持の一翼として荒事を専門に処理しているギルドという話だが、リュウで喩えられると多少理解も早いな。ノリのいいパワーファイターだが、決して単なる馬鹿ではない。アンダーヒルのような策士でも刹那のようなリーダー格でもないが無策でもない、背中を預けるに足る人物だ。まだ会ったことはないが、アルトがそこまで言うのなら比較的高評価だ。
「最後に≪天龍騎士団≫の[霧生]と[パタ]だが……ありゃダメだ。連中協力プレイでここまで来た割に協力のやり方を知らない。意識の高さと自分の規律を他に強要するつもりで来てやがる」
現在、荒れやすい中堅層の治安維持の一翼を担っているらしい≪天龍騎士団≫は比較的古参のギルドだが内部が閉鎖的で規律に厳しいところがあり、そのためかギルドとしての性格がやや偏り気味なのだ。そして似たようなところもあるSPAことジークフリート聖騎士同盟に対して過剰なまでの対抗心を燃やしている。実際にはSPAの規律はそれほど厳しくないのだが、入団が難しい分、天龍騎士団同様新参者がその名誉に踊らされやすいという点は共通している。
「っつーか、あんな連中がアンダーヒルの事前審査に通ったこと自体驚きだぞ」
「事前審査ではギルドの実績などを公平に審査したものですので致し方ありません。では当初の予定通り、≪天龍騎士団≫はここで不合格にしましょう」
何かのデータを見ながらのアンダーヒルにさらりと流されたその言葉。その言葉をその場にいた全員が無言で一度反芻・斟酌し、そしてアルトに向いていた視線が一斉にアンダーヒルに向けられた。
思わずスルーしかけたが、今の言葉は文字通り“アンダーヒルは最初から≪天龍騎士団≫を落とすことを予定していた”という事実を示しているのだ。それ自体は件のギルドの性格を考えると、少し意地が悪いかあるいは慎重な人間なら容易に思いつくような話であり、むしろ極めて自然な思考だろう。しかし、だからこそ驚くべき点はまた別にある。
何しろこの台詞を口にしたのは紛れもなくあのアンダーヒル。アプリコットとはまた別のベクトルに一般的から外れた思考回路を持ち、嘘も冗談も通じないアンダーヒルは基本的に自身も嘘と冗談を使わない。冗談に関しては完全に生真面目な性格故だが、嘘に関しては情報の偽装にあたるとして情報家の誇りに障るからという精神的な理由――――しかしアンダーヒルが自分に課しているこの制約は、彼女を知る者なら極自然に彼女の言葉を事実だと受け入れるくらいに堅固なものだった。
そして彼女は同様に、個人の感情というものを表に出すことは非常に少ない。情報が最強の武器たり得ることを良く知っているからこそ、自身の感情に流されてその情報を悪用することを危惧し、極力冷静に冷徹に、時に事務的で自身に対して非情なまでに感情を押し殺して、誰に対しても公正であろうとする。それが情報を扱う者の負うべき責務であると思っているのだ。
だからこそ彼女が誰に何の相談もなく、公正とは言えない不合格の結論を独断で予定していたことに皆驚いているのだ。
実質的にはアンダーヒルが作為的に嘘を吐いたようなもので、確かに明言こそしていないが、この試験は“参加者全員に合格の可能性がある”という前提の下に成り立っている。アンダーヒルの意思に確実な決定権はないものの、試験運営において彼女が重要なポジションにいるのも事実。今回はアルトの評価が先んじていたわけだが、もしアンダーヒルの性格があとほんの少しでも利己的で恣意的だったなら、≪天龍騎士団≫には機会すら平等に与えられなかったことになる。
アンダーヒルの前代未聞の判断を目の当たりにしたら、誰しも少なからず思考がフリーズしてもおかしくないだろう。
「……どうかしましたか?」
空気が変わったことに気付いたアンダーヒルがウィンドウから顔を上げ、無表情で首を傾げた。微妙な雰囲気の違いはわかっても、それが皆のどんな感情から来るものなのかが推察できない。それが今まで見てきたアンダーヒルの“自他問わずあらゆる感情に疎い”と表現できるだろう素の姿なのだ。
「いやいや、何でもねえですよ。んじゃ、竜乙女達の報告は終わったっつーことなんで、まぁウチからやってもいいですけど、尺も考慮すると次はSPAにお任せするのが妥当でしょうね」
場を和ませるようにお茶を濁したアプリコットは話の筋をガウェインとミルフィに流すと、自分はソファに深く座り直して機嫌良さげに鼻歌を奏で始める。そんなアプリコットに何か言いたげな視線を向けていたイネルティアだったが、ガウェインが立ち上がったのを見て視線を正面に戻した。
「そういうことなら僕らの報告は確かに早く終わりそうだね。まずは――」
ガウェインの報告が始まる。しかし、ガウェインには悪いがあまり聞く意味はないだろう。
SPAの担当したギルドは言わずと知れた狙撃手専門傭兵ギルド≪レティクル・スカーレット≫と、特殊属性デバフを用いた狡猾なサポート戦術が売りの傭兵派遣業界の麒麟児的ギルド≪トキシックバイト≫。良くも悪くもその名をFOフロンティア中に轟かせる有名ギルドだ。
DO移行前は報酬次第で何でもするという傭兵ギルドならではのスタンスから悪名ばかりが先行していたが、現在はその実態に見合った評価を受けている。つまりは、適正報酬で全体の利益を損ねない仕事のみを請け負うギルドとして機能していた。
特に≪レティクル・スカーレット≫のギルドリーダー[バリスタ]と≪トキシックバイト≫のギルドリーダー[ヴェレーノ]は現役の軍人だという噂があるほどの実力者だと聞いているし、それだけに組織の統率にも慣れているのか復活してからの躍進は目覚しいものがある。
ここでこの二つのギルドを不合格にすることは全体の利益を損ねることになるだろうからな。
「――というわけで、この二ギルドを不合格にする理由はないかな。それぞれの補佐役だった[レティ・クルーガー]さんと[クライム]さんに関しても資料を見る限り問題はなさそうだからね。反対意見は一応募るけど……問題はなさそうだね」
「それでは≪レティクル・スカーレット≫と≪トキシックバイト≫は合格としましょう。各ギルドの合否決定に対する反対議論は後ほど纏めて行います」
「はいはい、ではとっとこ次どうぞ、シイナん」
ガウェインがソファに腰を下ろすと、さっきから何故か仕切っているアプリコットがそう振ってきた。
「ではお願いします、シイナ」
隣に座って会話のログを保存しているアンダーヒルに片手間にお願いされ、俺は用意していた(正確にはアンダーヒルが用意して先ほど渡してきた)メモをアイテムウィンドウから引っ張り出す。
俺とアンダーヒルが面接を担当したのは、知名度は低いが堅実な実力者が揃ったギルド≪地底地≫の[FATE]と[るー]、上位から下位まで水晶体系派生種族が多く集まる種族統一ギルド≪クリスタル・ユニバース≫の[透華]と[ぴの]、色々な戦闘スタイルの人材を揃えた高汎用バランス型の女系ギルド≪フルーツカスケット≫から[リリーホワイト]と[天竜]、その計六名だ。
アンダーヒルの用意した資料を見れば一目瞭然だが、これらのギルドも主に傭兵派遣で名を売っている。おそらく最終的に攻略に参加するためというアピールの側面が強いのだろうが(現状では攻略ギルド連合率いる実力者たちが巨塔内部への侵入をほぼシャットアウトしているため)、全体の利益を考えれば理由はどうあれ損にはなっていない。悪評もない優等生のようなギルドだから攻略参加の許可を出しても構わないだろう。
特にGL三人はさすが上位ギルド一つを率いる者と言うべきか、話しているとリーダーに相応しい貫禄のようなものを感じた。攻略ギルド連合内では中々遭遇することのない空気だ。ドナ姉さんは戦闘時以外はただの困った年上お姉さん(かつ若干マゾっ気の入った百合変態)だし、ガウェインはいつも温和な雰囲気を纏っているし、アプリコットはただでさえアレな性格してる上にいい意味でも悪い意味でもフレンドリーだ。
俺に至っては元々友達が五人しかいなかったようなコミュ貧気味の人間でギルドリーダーだって半分押し付けられたようなものだし、当時は儚の脱退直後でギルド自体が組織の体を保っていなかった。当然スタンドアローンが四人いたところで組織には成ることはなく、そんな状態でリーダーの資質云々が問われるはずもない。今でこそフレンドの数も二十をわずかに上回っているが、その一部は[天浄天牙]を筆頭に連絡をとるために必要だったものであり、こんなことを言うのもどうかとは思うが友達と言うよりは知り合いと言うべき間柄の場合も少なくはない。
リーダーの貫禄云々のことは当然省きつつ、相変わらずの取り繕った口調でそんな説明を終えると――――ぱちぱちぱちっ。
「いやー、羨ましいですね」
突然拍手の音が室内に響き、その主――アプリコットは裏がありそうな笑みを口元に浮かべながら、意味深な台詞を口にした。
「そんな簡単に人を信用できるなんて、いやはやホントに羨ましいですよ。生まれ育った環境からして、よっぽど平和だったんでしょうね」
急に笑い出したアプリコットの声が室内を不気味に塗り替えていく。
「何が言いたいん――」
「瑠璃珠の頭が弱いとか言ってる時点で見所の薄いアルトんは静粛にー」
アプリコットに噛み付こうとしたアルトが出鼻を挫かれて黙り込む。
「あの、アプリコットさん。僕たちは一応、直に話してみて彼らを信用したわけなんだけど……」
「話もしない内に不可を決め付けるのはどうなのでしょう?」
ガウェインとミルフィがそう言い返すと、アプリコットはまたくすくすと笑ってみせる。
「ボクの趣味は覗き見ですよ? この場にいる全員の会話ログなんてリアルタイムで見てますし、その上でボクは言ってますし、そして言います。ボクらの担当した≪白兵皇≫の[メノウ]と[Load]、≪TRIAL≫の[リミット]と[山田]は信用できません。ここで不合格にします」
「理由があるのですか?」
急に声色の冷えたアンダーヒルの鋭い視線がアプリコットを射貫く。しかしアプリコットは動じることも物怖じもせずに「ええ、もちろん♪」と口元を歪めた。
そして、沈黙が流れる。
実質的に鬩ぎ合いをしているのはアンダーヒルとアプリコットのみ。俺を含めた他の面々は、アプリコットとアンダーヒル双方が何を考えているのかわからずただ無言を貫くことしかできていないのだ。双方とは多かれ少なかれ親しくしているパートナーの俺とイネルティアですら、二人の間に走る不可視の火花の行方を傍観することしかできていなかった。そもそも頭の出来が違い過ぎるのだ。
「――わかりました」
最初にそう声を上げたのはアンダーヒルだった。
続けて「他に反対意見がなければ、不合格ギルドは≪天龍騎士団≫・≪白兵皇≫・≪TRIAL≫とします」と決を採り始める。しかし、反論も何も直前の二人の気迫に圧されていた面子がここで声を上げられるわけもない。
「いやいや、まだ決を採るには早いですよ、アンダーヒル」
ここで手を上げたのはまたもアプリコットだった。
「≪地底地≫と≪クリスタル・ユニバース≫も不合格にしてください。フェイントなしにボクからはこれで以上です♪」
「なっ……!? おい、アプリコット、それはさすがに無茶苦茶が過ぎんだろ……!」
さすがに堪え切れなくなったのか、不意に立ち上がったアルトがアプリコットに詰め寄って怒鳴った。
「さすがアルトん、さっきの枷で牙を抜いたと思ったらもう新しい牙が生えてるなんて。いいですね、サメみたいで可愛いです。が、ボクは反対意見を出しただけで無茶苦茶なんて無茶を言ったつもりはさらさらないですよ。色々知ってるボクからすれば至極まっとうな意見のつもりでしたが、まあそれを信じるかどうかはご自由にっつー感じなので♪」
「信じて欲しけりゃ理由を言いやがれ、ド変人」
「理由ですか、そうですねぇ。例えばどんな理由が納得しやすいですか? ≪クリスタル・ユニバース≫に実質戦力価値と成りうる余裕がないとか、地底地のサブリーダー[クェイサー]は≪ドレッドレイド≫と通じてるとか暴露しちゃえば妥当ですかね?」
アプリコットが楽しげにそう言った瞬間アルトの瞳の奥が俄かに揺れ、同時に大きく目を見開いたドナドナもソファからゆらりと立ち上がってアプリコットに向き直った。
その瞳は何かどす黒い感情に塗り替えられ、危なげな殺気をも放っていた。
「あれあれドナドナ? 急に顔色とか血相とか変えてどうしたんです? ああ、もしかして体調が悪いってヤツですか。部屋にでも戻って仮眠でもしてきます?」
「……私があの連中に個人的な恨みがあるのは知っているでしょう、アプリコット……今の地底地の話は本当なのかしら……?」
ドナドナの表情が穏やかな怒りのそれに豹変し、凄みの利いた獣のような眼がアプリコットを見下ろす。しかし、アプリコットはそれでもやはりまったくブレることなく、
「それを聞いたところで本人に確かめる以外に事実かどうかわかるはずもないでしょうに。それともボクみたいなトラブルメーカー兼天邪鬼の適当極まりない言葉でも信じちまうくらい平和ボケしてるんですかね、ドナドナらしくもない。FO世界第三位ならもう少し堂々としててくださいよ、みっともない」
口の端を歪めるような笑みを浮かべたままそう言ってのけた。
ドナ姉さんはその言葉をどう思ったのか、しばらく停止したままアプリコットを見下ろしていたが、まもなくその表情を少し和らげて殺気を鞘に収めた。
「……そうね。確かにらしくなかったわ。ただ、これだけはお姉さんと約束してもらってもいいかしら、アプリコット」
「はいはいなんです? 約束なんてもんは欠片も守る気がないボクでいいなら聞きますよ」
「今度本人を交えてお話したいから、その時はお姉さんと一緒に来てくれないかしら?」
「それはそれはどろっどろに燃え落ちる好ましい展開ですね。そのくらいなら確約はしませんが約束しますよ。それなりに面白可笑しく引っ掻き回せそうですし♪」
「感謝するわ」
おいおい誰だよ、ドナ姉さんが“戦闘時以外はただの困った年上お姉さん”だとか言ったの。ここにいる四人のGLの中でも、今日来たGLたちの中でも――
「誰よりGLらしいじゃん……」
小さく呟いた俺のその言葉を聞いたのは隣に座るアンダーヒルだけだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
“巡り合せの一悶着順争”――
現在の合格ギルド。
≪地獄の厳冬≫
≪トキシックバイト≫
≪フルーツカスケット≫
≪五芒星団≫
≪らっぷるりっぷる≫
≪レティクル・スカーレット≫
現在の脱落ギルド。
≪黄金羊≫
≪ソロモンズ・シンクタンク≫
≪天龍騎士団≫
≪TRIAL≫
≪白兵皇≫
≪ロードウォーカー≫
採決保留ギルド。
≪クリスタル・ユニバース≫
≪地底地≫
――タイムリミットまで残り三十四時間二十三分。




