サナの奇妙な体験2
せっかくの飲み会がどうなってしまうのか?
サーと後輩たちは、ワクワクしながら歌舞伎町でお酒と料理を楽しめるお店を探していて
トーヨコ辺りを歩いていると、見知らぬ男達3人がが近づいて来て
『これからどこ行くの?』
『一緒に遊ばなーい?』
『3人で楽しくやろうよー』
その楽しい雰囲気がギャル男3人のしつこい言葉で台無しになってきました。
サーはこまりながら『ごめんなさい、私たちは今、友達と一緒にお店を探しているんです。』
ギャル男が『そんなに早く行かないでよ、可愛い子たちと一緒に楽しい時間を過ごしたいんだよ。』
ミユが不安気に
『ごめんなさい、私たちは本当に……』
また別のギャル男が、
『別にそんなに急いでどこか行かなくてもいいじゃん。ちょっとだけ話そうよ。』
わかなが泣きそうになりながらも
『でも、私たち……』
サーも、最初は我慢していたが、
『本当に申し訳ありませんが、私たちは……』
と言って、その場を離れようとしたら
ギャル男3人が『ちょっと待ってよ、少し怒り気味にもう少し話を聞いてくれないかな?』
サーと後輩たちは、ギャル男たちの言葉に圧倒され、徐々にしらけていきました。彼らの楽しい気分は少しずつ薄れていき、代わりに不安や困惑が心を満たしていきました。
サーは、『私がなんとかしなければ……』
と、1人考えていました…
雅俊は美容室の経営者で、年齢は55歳です。彼は既婚者であり、家庭を持ちながらも休みの日は、ストレス発散の為気ままに1人出かけたりしている、俗に言う自由なおじさんです、この日、美容の講習会のために新宿に来ていました。彼は20年前と現在の新宿の変化に驚いて、ひとりで街を散策していました。
『20年ぶりに新宿に来ると、街の様子が全然違うものだな。昔はこんなに高層ビルが立ち並んでいなかったし、人の流れもこんなに活気があったっけ?』
彼は街の変化に目を向けながら、懐かしみと驚きを交えた独り言をつぶやいていた。新宿の喧騒や活気に包まれながら…
雅俊は過去の思い出と現在の景色を比べながら散歩を楽しんでいると、昔はコマ劇場、今はトーヨコ辺に近づくと、若い女の子が、男の子達に、ナンパされてる様子が、写りました。昔、よく自分もここでナンパしてたなーぁ。 と、思い出しながらその子たちの様子を伺っていた。
明らかに女の子達が嫌がってる様子なので、邪魔して来ようかなと、遊び心で近づいて行きました。
サーと後輩たちがギャル男たちからしつこくナンパされている様子を見かねた雅俊が、彼らの邪魔に入りに…。
雅俊が『すみません、これ以上彼女たちを困らせるのはやめていただけますか?』
ギャル男が『おいおい、ちょっとじいさん、なんなんだよ、邪魔しないでくれよ。楽しい時間を過ごそうっていうんだよ!』
雅俊か『でも、彼女たちは明らかに嫌がっていますよね。それに、じいさんではないですよ、55歳なんですが。』(笑)
ギャル男が『そんなことはどうでもいいよ。おっさん、俺たちの楽しみを台無しにするつもりか?』
雅俊『彼女たちが明らかに嫌がっているのなら、それは楽しみではなく迷惑です。お互いに思いやりを持って接することが大切ですよ。』
雅俊は穏やかな態度でギャル男たちに対し、彼女たちの気持ちを尊重するように促しますが、ギャル男達は、納得できず
雅俊とサーたちを無理矢理近くの公園に連れて行きます。ギャル男『ほら、ここで楽しい時間を過ごそうぜ!』
雅俊『でも、私たちは……』
ギャル男『女の子達を無理矢理、手をひいて、いいから、ついてきなよ!』
公園に連れて行かれたサーと後輩たちは、戸惑いと不安に満ちた表情を浮かべながら、ギャル男たちに連れられます。一方で、雅俊は冷静な態度を崩さず、周囲の状況を把握しながら、彼らの行動を静かに見守っています。
雅俊がギャル男とサーたちの間に割って入り、サーにつぶやきます。
雅俊『彼女、3人で早く逃げなさい。早く、あっちぇ!走っていきなさい』
サーは雅俊の言葉を受け、後輩たちと一緒に雅俊の示した方へ、3人は走って街の中に消えていきました。しかし、その間にギャル男たちは雅俊に襲い掛かり、雅俊はその場で倒れこみました。ギャル男達もそのままそこから街の中に消えていきました、
雅俊は一人残され、地面に倒れ込んだまま。彼の周りには街の喧騒が漂い、人々がその場面を無視して通り過ぎていきます。彼の頭上には月明かりが眩しくて、街は騒がしくも冷たい静寂に包まれていました。
30歳、わかければなーぁ。昔なら楽勝だったのにと1人つぶやき、1人で笑ってる雅俊がいました。起き上がり、汚れを叩いてその場をゆっくり立ち去っていく雅俊でした
続く
こらからの展開がどう広がっていくのか?




