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サーの奇妙な体験 12

3月17日 土曜日


ランチタイム

会社の近くのカフェで3人は昨夜の報告で盛り上がっていました。


ミユ

『そうなんですね、料理の写メ送ったんですね

なんか、付き合ってるみたいですね。』


サー

『そうじゃなくてね、ネタづくり…

それで時間何時が良いかな〜ぁ?

場所は池袋だから…』


ミユ

『会社で何かあっても、6時半には絶対行けますよ』


わかな

『私は、微妙なとこだけど多分大丈夫だと思います』


サー

『そうしたら、6時半に池袋でお店集合にしようか〜ぁ?』



ミユ:

『でも、サーさんの今の感じ、付き合いだして間もない感じぽくってある意味面白いかもしれないね!』


サー

『いやいや、それはちょっと違うんだけどね(笑)。』


ミユ

『だって、秘密の関係ですよね〜ぇ?(笑)』


サー

『そう言う意味じゃないから!

さっき説明したもん!

とにかく、6時半に池袋で合流ってことで!』


わかな

『わーい!楽しみだね!でも、私、ちょっと遅れるかもしれないから、先にオーダーしちゃってもいいですからね』


サー

『大丈夫!遅れても気にしないからね!じゃあ、お店に到着したら自由に注文して待つって事で』


ミユ

『じゃあ、わかなが遅れてる間に、私、サーさんとサー先輩のマーさんと3人で話で盛り上がって待つってことで(笑)』


サー

『うーん、それはちょっと…(笑)。なんか言い方違くなぁ〜い?(笑)

でも、みんなで楽しい時間を過ごそうね!』


3人は笑顔でカフェを後にし、それぞれの部署に戻る道中も楽しそうに話しをしながら歩いています。ミユは笑顔で周りを見渡し、サーとわかなとの楽しい会話を振り返っています。サーはニヤリとしながら、まだ先の飲み会のことを考えています。一方、わかなは軽快な足取りで歩きながら、次の飲み会での楽しみを何度も口にしています。3人の間には、今度の飲み会に向けたワクワクした雰囲気が漂っています。


サーは午後の仕事も無事に終わり、ウキウキしながら会社を後にし、携帯を取り出し歩いています。


サー

【早速、マーさんにメールしてみよう

まだ、仕事中だけど、メールなら大丈夫だと思うしな】


携帯を取り出してメールを打ちながら、駅に向かっています。


サー

【お疲れ様です!

私はついに仕事を終えて自由の身です!

マーさんはまだお仕事中ですよね?大変そうですね〜。

手が空いたら返信くれればいいな〜って思ってます!

あ、でも急がなくても大丈夫ですよ。ゆっくり仕事してくださいね!】


送信とサーは1人呟き、電車のドアにもたれかかって、窓から外を眺めています。


サー

【いつもと同じ景色なのに、何か違うんだよな〜ぁ?マーさんのせいなのかな〜ぁ?

私どうしたのかな〜ぁ?】


そのとき、メールが返ってきました、

サー

【マーさんだ!】


マー

『お疲れ様です。今仕事の合間です。

サーちゃん仕事から解放されたのですね

お疲れ様!

今日の予定は?土曜日だし、どこかでかけないのかな?』


サーは嬉しそうにメールを見て、いろいろ想像しています。

なんて書こうかな〜ぁ


サー

『予定は何も無いですよ〜ぉ(悲)

帰って、夕食の支度をしていつも通りの週末です。

マーさんは、週末だから忙しいんでしょうね。あまり無理しないでくださいね。


今の私の最大のイベントは、マーさんとのお食事会です。

早く火曜日来ないかな〜ぁ』


送信!



マー

『そうなんだね…なんかもったいないねーぇ!

明日は休みなの?

休みならなおさらだね!?

もちろん、私は仕事ですけどね(笑)』



サー

『休みはシフトなんですね、だから私も仕事です。

今度の水曜日がお休みです。

だから、火曜日お食事会は何時になっても私は大丈夫ですからね(笑)』


ここで、しばらく返信が来なくなった。

多分、お客様がいらして仕事に戻ったのだな〜と思い

サーは携帯をしまいました。


駅に着いて、帰り道でお買い物

今夜は何を食べようかなと悩みながら商店街を歩いています。


サー

こうやっていつも歩いてる商店街なのに、なんかいつもと見ているポイントと、何か雰囲気違うな〜ぁ…

なんか、いつもは自分だけなのに、マーさんの事考えて、マーさん何が食べたいかな〜ぁ

?なんで考えてる?、あれ?これって……恋?いやいや、冗談、冗談(笑)。

1人で妄想しながら、


ふむふむ、なんか、マーさんの事考えるだけで楽しいや…

こんな時間も、今まで気がつかなかった…

なんかいいなぁ〜


サーは商店街を歩きながら、普段とは違う感覚に気づきます。



買い物を終え、自宅に到着


その時返信が

慌てて鍵を開け中に入り、荷物をソファーに!


携帯をバックから

取り出してメールをチェック


やっぱりマーさんだ!


マー

『ごめんね。返事が仕事で遅くなりましたが

ひと段落したよ。

サーちゃん、勝手に書くけど、気にしないでね。

実はね、初めて会った夜、公園でもめてた時にね、(向こうに逃げて)と言ったあの瞬間、サーちゃんの横顔がどっかで会った事ある人かな〜って頭によぎったんだよね。

そんな事ある訳ないんだけどね。

でも、あれからなんか気になってたんだよね


仕事柄、女性と接する事多いから、間違いなのはわかるんだけどね…

誰かに似てるんだよね?

あの日の夜、すごく考えちゃって…


1人で必死に考えたんだけど、全然わからなかった。

多分、お客様なんだと思うんだけどね(笑)

サーちゃん気にしないでね!』



サーはマーさんのメールを読んで、驚きと興奮が入り混じった表情を浮かべています。


私と同じだ…

まさか、マーさんも私のこと気になってたなんて!こんなに奇跡的な出会いっていうか、なんだろう?やっぱり運命?いやいや、冗談(笑)。でも、マーさんとの関係、ますます興味深くなっちゃったな〜。


サーが返事を書き出します


サー

『私も、なぜかわかりませんが、マーさんの事が気になって仕方なかったんです!(笑)

私は、大阪から出て来て、今は一人暮らしなので、東京の知り合いは、仕事関係と、ほんの少しの大学の友達ぐらいなので、マーさんとは多分、会った事ないと思います。

でも、マーさんが気になってくれてたのが、なんか嬉しいです(笑)!』



マー

『そりゃそうだよね!

他人のそら似って言うもんね。


サーちゃんから電話もらった時、驚いたけど実は嬉しかったんだよ。なんか、その疑問を確認したくてね。


サーちゃん大阪出身なんだ〜

大阪は知り合いいないもんなぁ〜


でも、今度会ったらサーちゃんじっくりお顔拝見させてもらうね…

何か思い出すかも…

良いですか〜?(笑)』



サー

『なんか恥ずかしいですよ〜

あんまり、ジロジロ見ないでくださいね(笑)

私もマーさん、観察しちゃいます!


あぁ!楽しくて大事な事伝えるの忘れてました。

待ち合わせは、池袋のお店で18時30分です。

お店はLINEで伝えますね。

駅とかだと、誰かに会ったらマズイですもんね(笑)

何か、変更があったら連絡下さいね』


マー

『了解致しました!

サーちゃんと会うのが、楽しみです。何かあったら連絡しますね。

そろそろ仕事に戻りますね。

食事会のお店よろしくお願いします。

では、火曜日楽しみにしていますね。

サーちゃんも仕事頑張って下さいね

バイバイ』



サー

『ハ〜ィ!私も楽しみにしていま〜す。

まだ仕事ですよね!

頑張って下さいね!

それでは失礼しま〜す。』


サーはマーさんとのやりとりを終え、満足そうな笑顔でスマートフォンをテーブルに置いた


サー:

やったぁ!火曜日の待ち合わせ、決まったね!マーさんと会うのが楽しみだな〜。あの、マーさんも私の事気になってたなんて、私も少しドキドキしてきたかも(笑)。でも、なんだかんだ言っても、楽しい時間が待ってるっていうのは、やっぱり嬉しいな!"


そうだ、ミユとわかなにはこれは内緒にしておこう(笑)

マーさんも気になってたなんて言ったら

また、2人にからかわれるだけだもんね。


早く火曜日来ないかな〜ぁ



続く


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