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サーの奇妙な体験 11

サーは自宅に戻り、満足げに料理を始めます。


サー

【やった!パスタにするのが正解だった!挽肉もトマトもちゃんと使えるし、いい感じだな。それに、マーさんが食べるわけじゃないから、気楽に作れるし!】


料理の準備を進めながら、サーはマーさんの返信を待ちます。


無事料理も完成


後で、マーさんに写メでも送ろうかな…


サーは完成した料理を携帯で何枚か撮りました。


サーは美味しそうなパスタを前にして、妄想の世界に浸ります。


サー

【あれ?これってもしかして…。

私がマーさんの前でシェフになったら、こんな風に思われるのかな?

ふふ、そんなことはないだろうけど。でも、もしも…】


サーは妄想の中で、可愛らしい少年のようにパスタを食べるマーさんの姿を思い浮かべます。


サー

【えっ?こんな風にパスタを食べるマーさんが目の前にいたら、きっと私…

私もこんな風に笑顔になっちゃうのかも!(照れ笑いしながらパスタを食べる)】


食事をしながら、サーは幸せそうな表情で妄想の中、マーさんとの楽しい時間を過ごしています。


食事も済ませ、時計を見ると、まだ9時!


サー

【さて、メールが来るのを楽しみにして待とう!  

まだ、1時間ある…

長いな〜ぁ…

テレビでも見ながら待つかな。でも、マーさんの返信が気になって、テレビどころじゃないかも…。】


サーはテレビをつけるものの、画面には全く集中できず、落ち着かない様子が伺えます。


そんなところに、携帯に着信音…


マーさんからのLINEが届いた瞬間、サーは嬉しさで胸が膨らみます。


サー

【やったー!マーさんからのメッセージだ!

待ちに待った瞬間が来たよ!(嬉しそうにスマホを手に取り、LINEを開く)】


マー

【仕事が思ったより早く終わりました。

今、大丈夫ですか?】


マーのメッセージを読みながら、サーの顔はにっこりと笑顔に包まれます。

【ああ、マーさん、仕事終わりにメールしてくれてるんだ。嬉しいな!こんなに早く返信してくれるなんて、マーさんは本当に優しいな。】


サーはマーさんの返信に満足そうにすぐに返事を書きます。


サー

【お疲れ様です、私は大丈夫ですよ。

もう、お家に帰られたのですか?】


マー

【まだ、お店なんですよー。従業員はみんな帰りました、今はわたしだけですよ。

ミートソース出来はどうでしたか?】


サー

まだお店なんですね。

遅くまで大変ですね…

ミートソース、成功でした。

今夜の食事、今、写メ送りますね、



サーが1人で呟いて写メを送りながら

【こちらが今夜の食事!】一緒に写メも送ると


マー

すごい!すごい!

サラダの綺麗な盛り付け、これお店に出せるレベルだよ!

ミートソースも、すごく美味しそうですね。

今度、良かったらご馳走してくださいね、



サー

【えへへ、嬉しいな!

いつか、マーさんにご馳走しちゃいますね。】



マー

【それは、楽しみにしているよ♪

あと、食事会の日程決まりましたか?】



サー

【今日、みんなと話し合って、今月の火曜日は全部大丈夫です。

だから、マーさんのスケジュールに合わせられますので、日程を言ってもらえれば、

私が調整します。】



マー

【なんか、ごめんね。

全部お任せみたいで!

今月は、火曜日、20日と27日の2日だね。

今度の火曜日だと、日がないから大変だよね?】



サー

【大丈夫ですよ!

今度の火曜日でも、調整楽勝です!

20日にしましょうか?マーさんは大丈夫ですか?】



マー

【ハイ。

その日は何も予定はありませんから、夕方から出ていけますよ。】


サー

【では、日にちは20日てOKですね⁈

場所はどうしましょうか?

マーさんは新宿より、池袋の方が出やすいですよね?名刺の住所を見て、そう思ったんですが?】



マー

【そこまで気を遣ってもらうと、悪いよ〜

どこでも大丈夫だよ。】


サー

【大丈夫です!気を遣わないでくださいね!

池袋にしましょう。

どうでしょうか?

時間はまた、明日3人で決めますね】



マー

【ありがとう!

では、池袋で待ち合わせしょう。

あと、サーちゃんにお願いがあります。

変なお願いだけど…。】


サー

【なんですか?

なんでも言ってください。

魚はダメだとか?

なんてね…⁈】



マー

【あのさ〜

これでも、既婚者だから、流石に堂々とってワケいかないと思うので、出来れば隠密にコソコソとでも良いかな〜?

悪い事してるわけではないんだけど…

あえて、嫁にこの事を言うと勘違いされても困るから…

知らない間に全て済ませば良いかなと思うのですが、

男の身勝手でごめんね

どうでしょうか?】



サー

【勿論ですよ〜

ただ、私たちがお礼をしたいだけで、マーさんに迷惑かけたくないですから

安心して下さいね。


では、内緒の関係で20日盛り上がりましょうね。】



マー

【ありがとね。

では、また細かい事決まったらLINE下さいね】


サー

【ハ〜ィ、わかりました!

また明日、LINEしますね。

今日みたいに、仕事終わりにLINEするので、また大丈夫そうな時間教えて下さいね。

マーさんこれから帰宅ですか?

遅くまですみませんでした。】



マー

【大丈夫だよ!

サーちゃんとLINEしてると、楽しくて時間忘れてしまうよ!

では、また、明日ね

おやすみね…】



サー

【私も楽しくて、あっという間ですね。

マーさんとメールが繋がってから、毎日が楽しくて…

明日もよろしくお願いします。

帰り気をつけて下さいね!

では、おやすみない…】



マーさんとのLINEを終えた瞬間


やったぁ!また明日も楽しみだな〜!

(満足げにガッツポーズを決めながら)


サー

(自分に向かって)

さすが、サーちゃん!今日は上手に伝えられたじゃん!

(得意気に自分を褒める)


また、明日がんばろ〜!

でも、なんでこんなに私、舞い上がってんのかな~ぁ?


不思議な感情に1人考えるサーでした……。





続く


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