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【150話】歓迎されない来客

今回は文字数が少ないです。

代わりに、次回の投稿予定は二日後の月曜日を予定しています。

 王都から、遺跡関連を担当する部署の人間がやって来た。


 その名は、遺跡開発管理局。

 判別器や測定器を発掘して、王都や公爵領に分配する組織。


 やって来たのは、副局長の『ヨコド・リマシター』と屈強な戦士20名と他3名。


 この内4名と、僕とダナムで会談中でごさいます。


「…………と言う訳で、この町の南西部にある遺跡は我等、遺跡開発管理局の物とする! よいな? ライトグラム伯爵」


 僕が伯爵とあってか、大事な言葉は付き人にさせないで、リマシターが話す。



「まあ、納得いきませんが、リマシターさんの命ならば了承さしましょう」


 と書状は破り捨てる。


「ぬっ、どういう事だ?」


 睨みを利かすリマシター。

 書状を破り捨てられたせいで、護衛の戦士も気持ち前傾姿勢になった。

 『いつでも襲うぜ』って言ってる様なものだ。


「局長の手紙なんかより、僕は直にこの辺境まで足を運んで来たリマシターさんの言葉なら聞きますよって事です」


 すると、睨むのを止めてくれた。

「どちらも同じ事だぞ? だが……ならば、この私ヨコド・リマシターが命ずる。例の遺跡を私の部署が管理する!」


「リマシターさん、了解いたしました! 後もう1つお願い事が。我々は今まで、あの遺跡で命を懸けて発掘していたので、そこにいる強そうな戦士たちにもその覚悟をしてもらいたいのですが」


「もとより、そのつもりだ。我が部署の戦士たちは、王宮騎士には若干劣るが、金翼騎士団の精鋭にも劣らぬ猛者ぞろいだ。なぁ」


 リマシターが、2人の戦士に問いかける。


「その通りです。それでも王宮騎士の若者には負けるつもりはないですが」

「それに、ここの森猿でも、発掘できる遺跡、我等が命を懸けるまでもないかと」


 カッチーン!

 ユタの愉快な漫才師(せんし)たちを、森猿だと!?


 だが、僕は手を出さない。

 今、喧嘩しちゃうと後々まずいからな。


 僕にある考えもあるしね。


「ライトグラム伯爵、だが道案内は用意してもらうぞ、出来れば運び屋もな」


「それならば、この僕がやりましょう。ダンジョンは危険がいっぱいです。リマシターさんの()()護衛も兼任しましょう」



「そうか、ならばライトグラム伯爵に頼もう」

(この小僧、局長の書状を破り捨てるくせに、私にはこの厚待遇……そうかっ、この小僧は稀にみかける『現場主義』というやつか。ならば、副局長の地位を持ち、現地に出向いた私に一目置いたと言う事か。だったら、しっかりと利用してやろうではないか)




 こうして、昼過ぎにダンジョンと化した、元バハムアークさんの居城に行くために出発した。


 ゆっくり歩いても、夕方にはダンジョンに到着して、明日の早朝から出発が出来るように夜営準備をする。



 皆さんには、最近やっと栽培に成功したサツマイモを提供してあげる。


「これは!?」

「美味いぜ」

「こんな変な色した芋が?」

「おい、領主! これは何だ?」

「ライトグラム伯爵すまんな、説明してやってくれ」


 生意気な戦士の間に、リマシターが割って入ってきた。


「これは、僕の商会で大量に売り出そうと考えてるサツマイモです」


 クリエイトフードフリーで種芋を召喚しただけなんだけと。

 品種はベニサツマなんだが、こいつらには理解出来ないだろうから、言わない。


「加熱すると、不思議な事に甘味が出てきて美味しくなるんです」


 そこで、リマシターにひそひそ話をする。


「帰りにはお土産として、いくつか持たせましょう。代わりに、ここで手に入れた遺跡の素材運搬は、僕の商会にやらせて下さい」


「うむ、前向きに考えよう」

(現場第一主義かと思えば、この柔軟な考え……なるほど若くして伯爵になったのも運だけじゃないのか)


「ありがとうございますリマシターさん」

(くっくっくっ、さあ明日は試練の日です。手にしたアイテムは全て上げるから、命がけで戦って下さいね、人から物を横取りして僕の民を小バカにしたんだから……)



 翌日……


 遺跡の発掘場となった『不死城バハムアーク』に潜った。


 戦士20人、回復魔法使い2人、攻撃魔法使い1人、リマシターと僕の大所帯で移動する。



 実はバハムアークが消滅してから、この

 城もだいぶ様変わりしてしまった。


 低層階はもう雑魚しか出てこない。


 しかも、地下1階は小さな虫しか、いなかったから驚きだ。


 この階層だけは、光源がなく松明を使って、本番の地下2階に向かって進んで行く。


 そして、階段にたどり着いた。


「フム……この迷路のような洞窟で、迷いもせず階段にたどり着いた。ライトグラム伯爵ご苦労だったな。マリオ、地図は書いたか?」


「はい、書き終えてます」


 良い紙とペンを持ってるじゃないか。



「ここから先は、松明のような光源が要らなくなります。そして僕が先頭で歩くのは階段下までです。僕とリマシターさんは後方に移動しますので、後は宜しくお願いしますね」


 さて、ここからは僕は一切関知しませんよ?

 思う事あってリマシターは護るけどな。


 さあ、腕自慢の略奪者ども、じっくりと見届けてやる。




キンジ「質問っす。ランディさんを怒らせたら、あの人どうなるっすか?」

ガル「度合いにもよるが、普通は死なない。生き地獄行きだな」

キンジ「生き地獄って、それ、今のおれっすよね?」

ガル「違う違う、キンジのは臨死体験ツアーだから」

キンジ「ひどいっす。でもじゃあ『横取りました』さんはどうなるんすかね?」

ガル「まあ、軽いお仕置きか安楽死くらいじゃね? 答えは何話か後でわかるだろ」


キンジ「最後に登場人物の紹介をするっす」



家族編


ランディ・ライトグラム、16歳

本作の主人公。齢600年以上のスーパークレリック、ランデイヤと、30代の日本人男性が融合しスーパードスケベクレリックとなり異世界を渡り歩く。現地の神々の怒りにふれ、赤子に転生させられ、ランディとして生きる。半別器でギフト『暗黒女神の愛』と表示された。


ロイエンルーガ

ランディの父親。身体で考えるタイプだが、バトルマニアではない。

かなり強い。


クラリス

ランディの母親。異常な力を持つランディを子供として愛している。


レジーナ

ランディの乳母。ランディに男として心酔していて、色気3割、餌付け7割でランディにアタック中。


アリサ、16歳

レジーナの娘。ランディと同い年で、ランディを兄の様に慕ったり、時には弟の様に扱う。


従者編


セナリース

ランディのお抱え傭兵。実力はロイエンとほぼ互角で、ランディを『ボン』と呼ぶ。


シープレス

ロイエンの元執事で、現在はランディの執事。ロイエンの時より苦労するが、笑顔は増えた。


ダナム・マツヤ、18歳

同じ村出身の貴族。高等学院時代にランディに負けて、軍門に下る。

ギフト『竜神の加護』を持つ。


ペンタゴン、18歳

ベルデタル出身の天才剣士、死罪のところを、無理矢理救いランディの弟子になった。


ベルデタルの剣士たち

ランディを使徒様と仰ぐ脳筋集団。王神流剣術使い。



王宮騎士編


ジョーシン

ベテラン王宮騎士。ランディとは縁がある。エスパルに赴任する。


キャリス

王宮騎士団長。隠れバトルマニア。竜神の加護を持つ


スターツ・フォラム

王宮騎士副団長。通称マスクメロン。竜神の加護を持つ。


テスター・バスター、19歳

ランディとは高校学園の八武祭で対戦した事がある。エスパルに赴任する。ギフト『竜神の愛』を持つ。



王族特務隊編


ジョナサン・フォン・アルカディア

コードネーム、ダークマスター。国王の実弟で、ギフト『人神の愛』を持つ。


サンジェルマン・フォン・アルカディア

コードネーム、ダークスピア。第二王子で、ギフト『人神の愛』を持つ。


アルテリオン・ミッドハイト

コードネーム、ダークソード。伯爵の位を持つ貴族で、諜報能力は特務隊中No.1。ギフト『人神の加護』を持ち、ランディをランディ君と呼んでいる。


マテラ・ラーン

コードネーム、ダークダガー。体術なら特務隊中No.1で、ギフト『冥王の愛』を持つ。ランディを師匠と呼ぶ。


ガルサンダー

コードネーム、ダークナイフ。嘘を見抜く目を持っている。格好いい名前が好き。ギフト『人神の加護』を持ち、ランディを主殿と呼ぶ。


サン&リー

特務隊、マテラ・ラーン配下。

ランディをグランドマスターと呼ぶ。



貴族編


ウィルソン・フォン・アルカディア

五大王国の1つ、アルカディア王国の国王。

数年前、ランディに第三王子のロベルトを救われて以来お気に入り。


フランソワーズ・フォン・アルカディア

アルカディア王国の第一王妃。ウィルソン同様、ロベルトを救われて今でも感謝している。


アスターテ・フォン・ウエストコート

ウエストコート地方の公爵。娘の事件をきっかけにランディを注目する。今は娘を嫁がせるか、養子にするかで検討中。


エリザベート・フォン・ウエストコート

当時九歳のランディに助けられて以来ずっとランディを思う。


フォスター・フォン・オステンバーグ

オステンバーグ地方の公爵。八武祭で王宮騎士トップ2人と引き分けているのを見て以来注目し、息子の窮地まで救ってもらう。


サウスコート公爵

サウスコート陣営のお家芸、両手魔法を真似されて以来、ランディを注目する。


キャンブルビクト侯爵

エスパル地方南側に位置する領地の侯爵。ランディとは面識はないはずなのだが、気にかけている節がある。


マニュエル侯爵。

ランディを嫌う貴族たちの代表格。

残念な事に、ランディには感謝されている。


メッサー侯爵

ランディの事が嫌い。国王のお気に入りと知り、手が出せない。


グランデール伯爵

盗賊退治に定評がある貴族。

ランディの戦闘能力とチキン○ーメンに惚れる。



住民編。


トウドウ

ユタの町の町長の1人。


サイドウ

ユタの町の町長の1人。


トウセン

ユタの町、東側で一番強い戦士。


サイセン

ユタの町、西側で一番強い戦士。


トラジ

ユタの町の住民、妹を魔物に殺されている。


ソルティナ・クロウニン

ユタの町、ナパの町での警備隊隊長。

元々貴族の令嬢だったが、追放されてエスパルに移住した。


シュガーナ・クロウニン

ユタの町、ナパの町での警備隊副隊長。

元々貴族の令嬢だったが、追放されてエスパルに移住した。


レオパルダ、19歳

ランディの高等学院時代の先輩。回復魔法を使い、巨乳獣人。


レオマリア

レオパルダの母親。警備隊の相談役の職につく、娘が大好きで、ランディに喰われやしないかと警戒中。


シオン兄弟

ランディ商会の要。


アーティス&テイン

ランディ商会、創作担当。




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