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【完結】地味でも大冒険!『古の森の黒ドラちゃん』  作者: 古森 遊
12章☆伝えるのって大切なんだ!の巻
257/297

☆ ラウザーのハッピー♪ハロウィー ☆

今日はハロウィンのお祭りの日ですね。

お祭りと言えば『お祭り竜』なんて呼ばれて内心ちょっと傷ついていたラウザーですが、今ではちょっと違うみたい。

ちょっとだけラウザーたちのお祭りをのぞいていきませんか?

黒ドラちゃんたちのもとにラウザーからお手紙が届いたのは、バルデーシュの暦が秋から冬に変わろうとするある日のことでした。

「ハロウィー祭りでお菓子を配るので、南の砦に遊びに来ないか」とお誘いのお手紙です。

黒ドラちゃんはまだあまり字が読めないので、物識りのフクロウのおじいさんに読んでもらいました。

「ハロウィー?それってなあに?」

黒ドラちゃんは不思議に思ってたずねましたが、フクロウのおじいさんも首をかしげています。

「ふむ、わしも知らん祭りじゃな。祭りに詳しい陽竜様のことじゃ、何か新しい祭りをどこかで見聞きしたのかもしれん」

フクロウのおじいさんの言葉に、一緒にお話を聞いていたドンちゃんとモッチが張り切りだしました。

「新しいお祭りだって!黒ドラちゃん、行こうよ!」

「ぶぶいんぶぶいん!」

お菓子をもらえると聞いて、みんな大喜びです。

「でも、ドンちゃん、マシルとグートはどうするの?一緒に連れて行く?」

黒ドラちゃんがたずねると、ドンちゃんが切り株の上の二つのおくるみをのぞきこみました。

おばあ様そっくりの真っ白なノラプチウサギの男の子がマシル、食いしん坊さんそっくりの灰色のノラウサギの女の子がグートです。

二匹ともドンちゃんそっくりの可愛らしい茶色の目を開けてキャッキャと笑っていました。

大きな木の枝葉の間からの木漏れ日が、二匹をずっとあやしてくれていたみたいです。


「食いしん坊さんがね、前から言ってくれてたの。マシルもグートもクローバーのお粥を食べるようになってきたから、たまには黒ドラちゃん達とお出かけしてきたら?って」

ドンちゃんがマシルを抱き上げて軽く揺すると、笑い声がひときわ大きくなりました。

黒ドラちゃんもグートを抱きあげて揺すってみます。

グートは黒ドラちゃんに抱っこされたとたんに、眠そうに大きなあくびをしました。

「グートってあたしが抱っこするとすぐに寝ちゃうね」

「多分、安心できるんじゃないか?って食いしん坊さんが言ってたわ」

ドンちゃんがグートの顔をのぞきこんだ時には、もう寝息を立て始めていました。

グートはものすごく寝る子なのです。

一方、ドンちゃんに抱っこされているマシルの方は、しきりにモッチに手を伸ばしています。

モッチがそばを飛ぶたびに「ぶぶ、ぶぶぶぶ」と言いながら、一生懸命捕まえようとしています。

いつも元気に体を動かしていて、じっとしていません。

二匹は双子ですが、見た目はもちろんのこと性格も全然違うみたいです。


「食いしん坊さんが、お出かけしてくればって言ってくれてるなら大丈夫かな」

「うん!、行こうよ黒ドラちゃん!」

「ぶぶいん、ぶいん!」

盛り上がる三匹に横から遠慮がちに声がかけられました。

「えっと、もし良かったら、わしも連れて行ってもらえんだろうか?」

フクロウのおじいさんです。

「別にお菓子はいらんが、新しい祭りってやつをこの目でみてみたいんじゃ」

物識りで知られるフクロウのおじいさんは、いくつになっても好奇心が旺盛なようです。

「きっと一緒に行っても大丈夫じゃないかな?ラウザーなら『にぎやかな方が楽しいぜ!」とか言ってくれそうな気がする」

黒ドラちゃんがそう言うと、ドンちゃんもモッチもうなずきました。

「じゃあ、みんなで行こう!」

「おーっ!」


行くと決まったらすぐにブランに知らせなきゃいけません。

南の砦には魔馬車じゃなきゃ時間もかかるし、ゲルードに頼んで用意してもらう必要があります。


連絡を取って話してみると、やはりブランはちょっとだけ心配そうにしていましたが、ドンちゃんが久しぶりに黒ドラちゃんとお出かけできることを楽しみにしている様子を見て「良いよ。気を付けて」と言ってくれました。

今回はゲルードとブランは一緒には行けないと言うことでした。

バルデーシュでも国として秋の祝祭行事があり、その間はお城にいなければならないそうです。

物識りのフクロウのおじいさんが一緒だと聞くと「フクロウの言うことをよく聞くんだよ」と言って何度も心配そうに念を押していました。





一方その頃、バルデーシュの南の砦では、大食堂にたくさんの兵士が集まっていました。

どの兵士も部屋の真ん中を向いて何やら思案顔です。


「違うよ、そういう感じじゃなくて、ガオーッ!て感じなんだよ」

みんなの視線の先で、ラウザーが尻尾をギュッと握りしめて周りを見回してます。

「陽竜様、ガオーッ!じゃみんなに伝わりませんよ、もうちょっと具体的に教えられませんか?」

「そうじゃ、羅宇座よ。おぬしの話はさっきからわかりにくいのじゃ!」

「えっと、ラキ様、だってしょうがないんだよぉ、俺だってロータから聞いた通りに伝えてるんだからさ、これでも」


飾り付けのされた大食堂の真ん中で、ラウザーが困った顔をしてまた尻尾をギュッとしました。

足元には子猫のタマもいて、ラウザーのことを見上げて可愛らしく首をかしげています。

どうやらラウザーが中心になって、何かのパーティーのようなものを準備しているようですね。

でも、周りで手伝っているみんなに、よく説明ができていないみたいです。


「では、ロータはその『ハロウィー』っていうのはどういう性質の祝祭だと言っていたのですか?」

リュングの問いかけに、ラウザーの尻尾ニギニギが高速化していきます。

「せ、せいしつ?えっと、せいしつ?」

「羅宇座よ、狼狽えるでない。その『はろいー』なる祭りは、何をどのように祝うものなのじゃ、と聞いておるのじゃ」

「な、なんだよ、まったくリュングが難しく聞くからわからなくなっちゃったじゃないか!ラキ様みたいにわかりやすく聞いてくれよな!?」

ラウザーは、握った尻尾をタクトのように得意そうに振り回しました。

「やだな陽竜様、ちっとも難しくなんて聞いてませんよ。っていうか、それで、結局どういうお祭りなんですか?お化けみたいな格好して集まるなんて、いったい」

「いや、俺も聞いたんだけどロータもよくわからないみたいで。とにかく秋から冬の今くらいの季節にさ、色んなお化けの格好して、仲間と集まって楽しく過ごすとしか……」

「なにゆえにそのような化け物に扮するのじゃ?」

ラキ様が腑に落ちない顔をしてラウザーに小さな雷を飛ばします。

「ぴぎゃっ!えっと、たしか『鳥っ獲りー!』って言いながら子どもたちが近所の家を回るんだって。そうすると、家の人は鳥の代わりにお菓子をくれるんだって」

「鳥ですか?鳥を獲りー!というからには、狩り……狩猟関係のお祭りなのかな?」

リュングが首をひねります。

すると、それまで周りで黙って聞いていた砦の兵士さんたちが、待ちきれずに話に首を突っ込んできました。

「ひょっとして、狩猟関係のお祭りなら、動物の仮装するんじゃないですかね?」

「あ、そういう祭り、俺の故郷にあったよ!」

「俺んとこもあった。でもあれはうちの方は春だったけどなぁ」

「あ、俺んちの方はさ、夏に花火上げて若者だけで輪になって踊るんだよ!」

「俺の村じゃ今頃は秋祭りやってるなあ。麦わらで人形作ってねり歩くんだ。それで夜になったらそれを燃やすんだよ。すっげえ盛り上がるんだぜ」

それぞれ自分の育った地域のお祭りの話で盛り上がっています。


「そういえば、我も夏には祭りを見たな」

ラキ様が遠い昔を懐かしむように話し始めました。

「青々とした田畑にカエルの声。夜になると鎮守の森の広場で焚火を囲んで若い衆が踊るのじゃ。それは死んだ先祖を慰め楽しませるためのものであった。おかしな面をつけて踊るものもたくさんおったわ」

「へ~!」

ラキ様の話にラウザーをはじめみんなで聞き入っていると、リュングがポンっと手を打ちました。

「わかった!きっとラキ様の見たお祭りと同じなんじゃないですかね?ロータの言ってたお化けっていうのは、お面を被った人のことなんじゃ?」

「う~ん、そうなのかなぁ?な~んか違うような気もするけど」

「でも、死んだ祖先を慰めるために仮装してねり歩く地域もありますよね?」

リュングが周りにいる兵士さんたちにたずねると、何人かうなずいています。

「ほらっ、ね!きっとそうですよ!」

「でもさ、じゃあ……子どもにお菓子をやるとか、鳥っ獲りーはどうなるんだよ?」

ラウザーはまだ納得できないようです。

「それはきっと先祖に代わって子どもたちにご褒美をあげるとか、鳥は……鳥は……そうだっ!鳥が一番のご馳走だった時代から続くお祭りだとか?」

「ふむ。そうかもしれぬな」

ラキ様もうなずいています。

「そっかなあ?でもさ、鳥っ獲りーの他にも何か決めセリフがあった気がするし、な~んかロータの言ってた雰囲気と違うような」

「じゃあ、どういう雰囲気なんですか?」

「だから、ガオーッ!って」

ラウザーの答えを聞いて、リュングがため息をつきました。

足元ではタマが目を細めてゆるゆると尻尾を振っています。

周りの兵士さんからも生温かい視線がラウザーに集まります。

「羅宇座よ……」

ラキ様もやれやれというように首を振っていますした。

「い、良いよ!みんなの言う通り、きっとお面だよ!それで良いよもうっ。決めのセリフも思い出せないし。だからはやく飾り付けようぜ!」

とうとうラウザーは『ハロウィ』の真実にたどり着くことをあきらめたようです。


「じゃあ、お面については私がコレド支部長に頼んでおきますよ」

ようやく話が進んだことで、リュングは嬉しそうです。

ラキ様はふむ、とうなずくと、辺りをぐるりと見まわしました。

「さて、カミナリ玉をもっと飾るか?」

「オアシスの女神様、小さいのでいいので、あと30個くらいお願いします!」

若い兵士さんが頬を染めながらラキ様にお願いしています。

「ちょっ、ダメ!それ以上ラキ様に近づいちゃダメ!特にそこのおシャレな感じの君、君は向こ―――うの方の窓を飾りなさい!」

ラウザーが急に張り切って仕事を振り分けはじめました。

南の砦の大食堂は、若い兵士さんたちの協力で、ハロウィー風?な飾りつけがどんどん進んでいったのでした。




黒ドラちゃんたちはゲルードに魔馬車を用意してもらいました。

食いしん坊さんには双子をお願いして、お出かけ準備はバッチリです!

いよいよ古の森のメンバーでハロウィーパーティーにお出かけする日になりました。


ドンちゃんは双子の分までお菓子をもらうんだと張り切っています。

モッチは、時間があればフジュの花のところまで飛んで行って、蜜を集めるつもりのようです。

フクロウのおじいさんは、新しいお祭りの感想を後でアラクネさんに伝えるそうです。

アラクネさんたら、こんなところからもネタを集めているんですね。

黒ドラちゃんは、またあの可愛い子猫に会えるのを楽しみにしていました。

もちろん、お菓子がもらえるという新しいお祭りもすごく楽しみです。


魔馬車に乗って、砂漠に出るとまもなく南の砦が見えてきました。

「おお!あれが南の砦じゃな。話に聞いたことはあるが実際に来るのは初めてじゃ。砂漠も初めて。こりゃ広くて飛びやすいぞ!」

馬車の屋根で、フクロウのおじいさんが叫んでいます。

バサッと音がしたので黒ドラちゃんが窓の外を見てみると、おじいさんが一足早く砦に向かって飛んでいくのが見えました。

黒ドラちゃんたちが魔馬車で砦に着くと、砦の中から楽しそうな笑い声や音楽が聞こえてきました。

もう、お祭りは始まっているようです。

「わあ、あたしたちも行ってみよう!」

黒ドラちゃんがドンちゃんを抱っこして、モッチを頭に乗せて砦の門を入っていくと、建物の中からフクロウのおじいさんが飛び出てきました。

頭の部分に何か飾りのようなものをつけています。

「トリッ、トリー!」

大きく叫びながら黒ドラちゃんの周りを楽しそうにぐるぐる飛び回りました。


「おじいさん、もうお祭り始まってる?」

「始まってるぞい、トリッ、トリー!」

「トリッ、トリー!ってさっきから言ってるけど、それなあに?」

「わからんけど、みんな言っとるんじゃ、トリッ、トリー!」

おじいさんは楽しそうに叫ぶと、建物の中に戻っていってしまいました。

黒ドラちゃんたちも続きます。


「ねえ、ドンちゃん、トリッ、トリー!って何だろう?」

「わかんない。でも、フクロウのおじいさんがトリッ、トリー!なら、あたしはウサッ、ウサー!かな?」

「あ、そういうこと!じゃあ、あたしはドラッ、ドラー!だね」

「ぶいん?ぶぶっ、ぶい~ん!」


建物の中に入ると、笑い声や音楽は奥の大食堂の方から聞こえていることがわかりました。

黒ドラちゃんも早くお祭りに参加したくて、奥に向かって走って行きます。

黒ドラちゃんが食堂に入っていくと、一斉に「トリットリー!」と声がかけられました。

たくさんの兵士さん、それにラウザー、リュング、ラキ様もいます。

黒ドラちゃんも大きな声で「ドラッ、ドラー!」と答えました。

続いてドンちゃんも「ウサッ、ウサー!」と叫びます。

最後にモッチが「ぶんっ、ぶい~~~ん!」を羽音を立てて、三匹でキャッキャと盛り上がりました。

掛け声が違っているけど、誰もそんなの気にしてません。

唯一リュングが「あれ、なんか今違ったような」とかつぶやきましたが、にぎやかなお祭りの雰囲気にのまれて消えていきました。


お祭りでは、みんな面白いお面をつけています。

黒ドラちゃんやドンちゃん、モッチの分までお面が用意されていました。

お互いの面白いお面を見ながら「トリットリー!」とか「ドラッ、ドラー!」とか叫んでいると、何だかわけもなく楽しくて笑ってしまいます。

色んな人が黒ドラちゃんたちにお菓子をくれました。

もう、双子の分だとしても食べきれません。

森のみんなやマグノラさんにも分けてあげられそうです。

楽しいお祭りに、黒ドラちゃんたちはすっかり夢中になって過ごしました。





お祭りが大いに盛り上がる中、お祭り竜であるはずのラウザーが壁際でしょんぼり座り込んでいました。

「なんか違うんだよなぁ。こう……もう一つの決めセリフなんだったっけ?」とつぶやいていると、慰めるようにタマがすり寄ってきました。

「にゃ~ん」と可愛らしく体を寄せてくるタマを撫でながら、ラウザーは一生懸命にもう一つの決めセリフを思い出そうとしていました。

人間の姿だっていうのに、ついつい尻尾をカミカミしちゃいます。

もっとちゃんとロータに話を聞いておけばよかったとため息をついていると、ラキ様が近付いてきました。

そういえば、お面のせいでラキ様の可愛い顔が見られないことも、ラウザーが浮かない顔をしている原因のひとつなんです。


「何をふてくされておるのじゃ、羅宇座」

「だって、ロータに聞いたのとなんか違うんだよなあ、これ」

ラウザーが答えるとラキ様がお面の下でふんっと鼻で笑うのがわかりました。

「なに、祭りなど場所が変われば踊りも変わる、祭り自体の雰囲気だって変わるであろう」

「そういうもんかなぁ」

「そういうものじゃ」

「でも、この祭りってばラキ様の顔が見えないし。はあっ」

その言葉に一瞬だけラキ様は固まりましたが、すぐに咳払いして話し出しました。

「羅宇座よ、祭りは変わってもお主は変わってはいかんぞ」

「え、」

「お前の笑顔が無ければ、どんなにぎやかな祭りもつまらん」

「えっ!?」

「聞こえなかったならもう良い」

「いえっ!聞こえました!最高です!俺、今は最高に楽しいです!」

「……ふん、お調子者め」

お面の下で、ラキ様の頬がうっすら染まっています。

くるっとラキ様に背を向けられて、慌ててラウザーは立ち上がりました。

「待って、さっきのってさ、俺の笑顔が好きってことだよね?そうだよね?」

ラウザーの鼻先に小さな雷が落ちました。

「ぴぎゃっ」

「……」

「ぴぎゃっ!ぴぎゃっ!ぴぎゃっ!ちょ、ちょっと待ってラキ様!ぴぎゃっ!」


連続してラウザーの鼻先へ雷を落とすと、ラキ様はドンちゃんの方へ行ってしまいました。

タマも可愛らしく尻尾を振りながらラキ様に続きます。


後に残されたラウザーは、すっかりお祭り竜らしい明るい表情になっていました。

ふと、ロータの言っていた決めセリフがパッと頭に浮かびます。

「ハッピー……そうだ、ハッピーハロウィーだ!」



「ハッピー、ハロウィ~~~♪」

ラウザーは尻尾を振り回しながら、嬉しそうにラキ様の後を追いかけていきました。

ラウザーが戻ったことで、お祭りはいっそう盛り上がり、南の砦の第一回ハロウィー祭りは、大成功して幕を閉じたのでした。





☆ ラウザーのハッピー♪ハロウィー ☆にお付きあい頂きありがとうございました。

浮かれたラウザーが別人ならぬ別竜のように張り切って盛り上げたおかげで、南の砦のハロウィー祭りは大成功、毎年行われる恒例行事になりました。


今年も残りあと二か月

読んでくださった皆様にも何か良いことがありますように☆

ハッピーハロウィ~ン♪

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― 新着の感想 ―
[一言] さすがラウザー。なんだかんだいって楽しいお祭りにしてしまいましたね。でもラキさまの言葉が素敵でした。祭りが土地土地で変わるものだという言葉にでもラウザーは変わるなという言葉。ラウザーにご褒美…
[一言] やはりロータ由来ですね(^^) 流石ラウザー、詰めが甘い(;^o^) けど可愛い(^-^) おやおや、なにやらラキ様といい感じですね~(^^) ドンちゃんも久しぶりのお出掛けを楽しめたよ…
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