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8−2 アンダーグラウンドfeat. そして四つ巴が秒読み開始

 そんな小競り合いが始まったのを榊とまだ酔いが完全に覚めていないブリジットは遠目から見ていた。芦屋と尼崎が共闘しているのは、おそらく昼間に元町にいた連中。

「ボス、ウチ等は混ざらへんの? 絵画守るんやったらはよいかなあかんのちゃう? というか、芦屋、西宮、尼の裏稼業勢ぞろいやん。ちょっとした戦場くらいやったら楽にこなせるかもしれへんな。いや、無理か、ウチ以外軍人経験ないもんな?」と話しかけるも榊は返事をしない。

 恐らく榊とブリジット、宮水ASSに依頼が来たように、六麓HSと始末屋『よる』にもハリマオ案件で出向いているのだろう。そうなると味方だ! とも言えないのがややこしい事でどの勢力が何をしたいのか見極める必要がある。


 絵画一枚守るだけならこの状況に飛び込む必要はないだろう。こちらは二人しかいない。協力した後に尼崎と芦屋が敵なら詰みだし、双方の増援なくとも民間軍事会社側が撤退するだろう。


 榊は民間軍事会社の元プロ相手に芦屋も尼崎もいい動きだなと感心してみていた。明らかな殺意があるのはやはり六麓HS、殺し掛けたらすぐにでも捕まえて芦屋に連れ去るつもりだろう。かたや、控えめなのは始末屋『よる』恐らく両者の目的は違う。

 こんな状況ならクロも呼んでおけばよかったかと思ったが、彼女は今冬雪の教育に忙しいし、別の重大任務を請け負っている。

 とりあえず帰りが遅くなりそうな事だけは伝えておこうかと電話をかけた「もしもし、両チームの仕事がひと段落したら、宮っ子ラーメンで祝勝会をしようか」

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