第156話 逃走からのダンジョンへ
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大爆発で起こった煙が晴れてきた。
いや、晴れてきたと言うより抜けた感じが?
「ほら、ノゾミ!! 次のダンジョンの場所は?」
あの大爆発を利用して三人は逃げ出していたようだ。
凄い。
この三人にそこまでの頭があったのかと思うと感心する。
「ノゾミ!!」
「あっ、はいはい、えっと……、ここからだと一度南の方に抜けてから向かったほうが良いわね」
山が敵の本拠地なら、そこは最終目的地って事になるから、迂回は必須だ。
「とりあえず急いで移動」
ペルセポネーが追いかけてくるかも知れないし、早くレモンの武器も手に入れておきたい。
それから一週間がたった。
ペルセポネー達の追撃もなく、なんとか無事に砂漠地帯まで入ってこれた。
次のダンジョンはこの砂漠の何処かにあるようだ。
「あっ、そうそう、聞きたかったんだけど、前の合体魔法みたいなやつは、いつ相談してたの?」
ダンジョン探索が本格化する前に聞いてみた。
「ああ、あれ? あれは前に家の庭でナナさんに手洗い用の水を出して貰った時に、冷たいから炎も出したの、そしたら爆発してビックリしたってわけ。ビックリしたから、脅しには出来ると思ってやったけど、あんなに威力あるなんてね〜!!」
水蒸気爆発の事を知っててやった訳じゃなかったのか。
「はぁ〜、分かった……。とりあえずレモン、ダンジョンの場所を占ってみて……」
もう真面目に考えるのは止めよう。
「ここから真っ直ぐと出たわ!!」
仕事の早いレモンで助かる。
「さっ、ダンジョン目指して出発して!!」
「はぁ、呑気で良いわね……。いつも言ってるけど、大鏡越しに楽で良いわね〜」
そう言わないでよ……。
「帰ったらノゾミちゃん達はぁ〜、私のものよぉ〜!!」
ひっ!!
急に寒気が。
これはシロに責任とって貰わないと。
「お菓子やケーキ、高級リゾートでもなんでもあげるから、頑張って!! 最後のダンジョンなんだから……。そこを攻略して、ペルセポネーの奴を倒したら、なんでも好きな事仕放題でしょ!!」
自分で言ってて怖くなるけど、今は仕方ない。
いきなりやる気満々になる三人。
少し効き目が強すぎたかも……。
全力でダンジョンを探していくミリン達。
その後、半日程でダンジョンの入口を探し出してしまった……。
欲は凄い力になると改めて思わされましたのだった。
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