ヴェルナーの猫かぶりについて
猫被りの大天才な腹黒眼鏡な神父のヴェルナーさんですが、幼少時は別に猫被りではなかったので、やはり神父になるべく引き取られた先でのイメージ戦略に乗っかった感じなんだろうなぁ、と思います。
神父様のイメージと本性が違いすぎるからな、あやつ……。
そもそも、元々は庶民の子なので、それなら多少口が悪かったりガラが悪かったりしても問題なかったんだろう。
やられたらやり返す性格なのも別に。
抜け目なく下剋上を狙うようになったのはやはり、引き取られてからなんだろうなぁ……。
ヴェルナーはその天才的なまでの光魔法の適正で引き取られたのですが、まぁ、根っこは庶民だし、相手は相手で庶民のくせにみたいなのが態度に出てたりするので、養子先の一家とは仲が悪いです。全員教会で仕事してるけども、外面は取り繕ってても実際は険悪です。
まぁ、どっちもどっちじゃないかな。ヴェルナーの才能を自分の家の手柄にしたがる養子先も、それを理解した上で最終的に実力で手に入るもんは全部自分のものにしてやるって下克上ねらってるヴェルナーも、まぁ、何というか、逞しいよね。
それでもまだマシなのは、その辺を表に出さないことですね。対外的にそういうのを見せないことで、足下を掬われることもない。そういう意味では抜け目のなさは似てるのかもしれない。言ったらヴェルナーは確実に怒るけど。




