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【書籍化&】冤罪で死刑にされた男は【略奪】のスキルを得て蘇り復讐を謳歌する【コミカライズ決定】  作者: ダイヤモンド


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生理的に無理

「す……すまない真冬……どうやら聞き間違えたようだから……もう一度……」

「生理的に受けつけなくなったから」

「がはあっ!!」



 なんとか立ち上がった矢先、再び血を吐いて倒れる夜神。



「は……はは……相変わらず真冬は冗談が好きだな……」

「冗談じゃないけど」

「がはあっ!!」



 このままだと出血多量で死にそうだ。



「……だから今まで言わないであげてたのに」

「い、一体私のどこが受けつけないというんだ!? 確かに一緒に住んでた頃は真冬のベッドに潜り込んだり真冬が脱いだ服の匂いを嗅いだり真冬が使った箸をペロペロしたりしていたが、心当たりは何もないぞ!!」



 変態だこいつ!! 俺の同情を返してほしい。



「そういうところが本当に無理」

「だって仕方ないだろ!! 真冬が可愛すぎるのがいけないんだ!! 好きだあああああ真冬ううううう!!」

「……これは重症ね」



 絶叫する夜神を見て、俺と春香はドン引きしていた。



「悪いけど私にそういう趣味はないから、貴女の気持ちには応えられない」

「そんな……!! 真冬は女の私より、男のこいつを選ぶというのか!?」



 俺の顔を指差しながら、夜神が言い放つ。



「な、なんでそこで秋人が……」

「私には分かるぞ、今の真冬からはハッキリとメスの匂いがする!! お前はこの男に欲情している!! そうだろう!?」

「なっ!? 欲情だなんて……!!」



 すると夜神が凄い剣幕で俺の胸ぐらを掴んできた。



「貴様ぁ!! 私に何の断りもなく、よくも真冬を誑かしてくれたな!!」

「いや、お前は真冬の何なんだよ!?」

「貴様はどうなんだ!?」

「は? どうって……」

「真冬のことをどう思ってるのかと聞いてるんだ!!」

「そ、それは……」



 俺が言い淀んでいると、夜神は全てを察したような顔で俺から手を離した。



「そうか。やはり貴様も私同様、真冬に心を奪われたのだな。まあ真冬は可愛すぎるから無理もない……」

「勝手に一人で納得するな! 確かに真冬は可愛いけども――あっ」



 つい勢いで言ってしまった。顔を赤くする真冬。



「いや、その、すまん……」

「あ、うん……」



 なんだか気恥ずかしくなり、俺と真冬は俯いた。



「きいいいいい!! 私の前で堂々とラブコメするなあああああ!!」



 夜神が奇声を発しながら、俺と真冬の間に割り込んできた。そしてゾンビのように身体を揺らしながら、俺を睨みつけてくる。



「ふ、ふふふ。よーく分かったぞ、私にとって最大の敵が誰なのか。真冬を正気に戻す為にも、貴様を生かしておくわけにはいかない! 貴様は私の手で葬り去ってやる!!」

「はあ!?」



 何言ってんだこいつ!? まさかこの場で俺と闘う気か!? しかし夜神はすぐに冷静な表情に戻り、小さく咳払いをした。



「と、言いたいところだが、同盟を結んだ以上は事を荒立てるつもりはない。今は黙して引いてやろう……」



 そこはちゃんと弁えているようだ。というか夜神が俺達と同盟を結んだ一番の理由は、ただ真冬とよりを戻したかったからなんじゃ……。



「それでアンタは真冬に振られた後、新しいチームを作ることにしたのね?」



「振られたという言い方は引っ掛かるが、その通りだ。また一匹狼に戻ってもよかったが、真冬のおかげで仲間の大切さに気付かされたからな。私は三人の新たな仲間と共に『ムーンライト』を結成し、今に至るというわけだ」



 朝野、昼山、夕季、そして夜神。どういう経緯でチームを結成したのか気になったが、これ以上は話の収拾がつかなくなりそうだし聞かないでおくか。



「今となっては真冬と別のチームになってしまったが、私は片時も真冬のことを忘れはしなかった。そうだ真冬、いっそ私のチームに入るというのは――」

「断る。たとえどんな見返りを提示されようと、今のチームを離れるつもりはない」



 真冬は即答した。仲間としてはそう言ってもらえると嬉しい限りだ。



「ふっ、そんなに今のチームが気に入っているのか。なんだか妬けるな」

「そもそも仮に真冬が入ったら、アンタのチームは五人になっちゃうじゃない。転生権を手にできるのは四人だけなんだし、五人だと都合が悪いでしょ。最悪チームが内部分裂するわよ」

「確かにな。ならば逆に私がお前達のチームに入るというのはどうだ? お前達のチームは現在三人だし、まだ一人分の枠が――」

「駄目だ」



 今度は俺が即答した。その枠は、いつか帰ってくる千夏の為にある。代わりなど誰もいない。きっと春香と真冬も同じ想いだろう。



「とりつく島もなし、か……。まあ、今のはほんの冗談だ。朝野も昼山も夕季も、真冬と同じくらい大切な存在だからな。そんな皆を裏切るような真似はしないさ」

「それじゃ真冬のことは諦めるのね?」

「ああ。潔く諦めよう……なんて言うと思ったかあ!!」



 カッと目を見開いて叫ぶ夜神。こいつの情緒どうなってんだ。



「チームなど関係ない!! 真冬は私のものだ!! 待っていろ真冬、こんな汚らわしい男に奪われてしまったお前の心を取り戻し、必ず私に振り向かせてみせるからな!!」

「誰が汚らわしい男だ!」




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