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【書籍化&】冤罪で死刑にされた男は【略奪】のスキルを得て蘇り復讐を謳歌する【コミカライズ決定】  作者: ダイヤモンド


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同盟締結

「別に今すぐ返事をしろとは言わない。時間が欲しいなら言ってくれ」



 無関係の一般人を巻き込みたくないという気持ちは同じだし、なにより夜神達は強い。敵に回すと厄介だが、味方にできればこれほど心強いことはないだろう。だが、俺の答えは一つだ。



「同盟は断る。ハッキリ言って俺はお前が気に食わない。俺がどれだけ春香のことを心配したと思ってるんだ。たとえ危害を加える気がなかったとしても、振り回されたこっちの身にもなってみろよ。さっきお前は自分と俺が似ているとか言ってたが、俺は全くそうは思わない。俺はお前ほど自分勝手な人間じゃない」



 俺は春香を利用されたことに少なからず腹を立てていたので、つい言葉が強くなった。



「そ、そこまで言うか……」

「あはは、元気出すにゃリーダー」



 朝野にポンポンと背中を叩かれる夜神。思いの外ショックを受けているようだ。



「ならば仕方ない。この手だけは使いたくなかったが……」



 夜神がポケットに手を入れる。何をする気だ、まさか否が応にも言うことを聞かせるつもりか。俺が身構えていると、夜神は数枚の商品券を取り出した。



「おこめギフト券三枚……いや五枚でどうだ!?」

「んなもんに釣られるか!! いいか、どれだけメリットがあろうと、お前らと同盟を組む気は――」

「別にいいじゃない。同盟組んでみても」



 そこに割り込んできた春香が、思いがけない一言を発した。



「春香!? 何言ってんだよ!?」

「朝野達の強さは秋人も知ってるでしょ? 味方になってくれたら転生杯を有利に運べること間違いなしよ!」

「いやでも、こいつら春香を利用したんだぞ。簡単に信用していいのか?」

「それはスイーツバイキングでチャラ!」

「おい!?」

「それに信用なんて後から付いてくるものよ。アタシ達だって最初から100%、お互いを信用してたわけじゃないでしょ?」

「まあ、そうだけど……」



 今でこそ俺は命を預けてもいいと思えるほど春香達を信頼しているが、決して最初からそういう関係ではなかった。



「それに『春夏秋冬』のリーダーはアタシよ! 決定権はアタシにあるわ!」



 そういやそうだった。まさかその権力をここで行使してくるとは。



「ふっ。どうやらお前よりも春香の方が数段、物分かりが良いようだな」



 途端に勝ち誇ったような顔の夜神。やっぱりこいつ苦手だ。とはいえ春香の言い分はもっともだと思うし、俺としてもそこまで自分の感情を押し付けるつもりはない。ここはリーダー様の決定に従ってやるとするか。



「……分かったよ。お前の話に乗ってやる」

「そう言ってくれると信じていた。これからよろしく頼む」



 夜神が手を差し出してきたので、俺はしぶしぶ握った。斯くして『春夏秋冬』と『ムーンライト』は同盟を結んだのであった。



「わーい! これで春香ちゃんともっと仲良くなれるにゃ!」

「悪いけど、アタシはアンタと仲良くする気はないから。同盟=友達じゃないし」

「えーそんな!! さっきまで一緒に楽しくスイーツを食べてたのに!?」

「関係ないわよそんなの!」



 もうとっくに仲良しだろ、と俺は春香と朝野を見て思った。



「しかし同盟と言っても、あくまで一時的だよな?」

「ああ。転生権の枠が四つしかない以上、いつかは袂を分かつ時が来る。それまでは良好な関係を築いていこうじゃないか」

「言っとくが、また俺の仲間を利用するような真似をしたら速攻で解消するからな」

「分かった分かった。本当に仲間想いだな秋人は。そういうところ、私は好きだぞ」

「……そりゃどうも」



 美人に〝好き〟と言われたのに、これほどトキめかないとは。



「さて。同盟を結んだ記念に、皆で風呂にでも入ろうじゃないか。裸の付き合いというやつだ」

「ここのお風呂は凄いよー。なんと温泉が湧いてるんだにゃ!」

「温泉!? 入る入る! いいでしょ秋人?」

「……そうだな」



 夜神とのゲームでかなり走り回ったし、とりあえず汗を流したい。実際には春香から身体の状態を戻してもらったので今は汗などかいてないが、気分的に。しかし皆で風呂ってことはつまり、女子四人の裸体を独り占めできる……!?



「ちなみにちゃんと男湯と女湯に別れているからな。おや? どうした秋人、その顔は。まさか女子達と一緒に入れるとでも思ってたのか?」

「くっ……!!」



 またわざと紛らわしい言い方しやがったなこいつ!! いやまあ普通に考えたら有り得ないって分かるけども。毎日のように春香達と風呂に入ってるせいで感覚が麻痺しているようだ。



「秋人は女の子の裸が大好きだもんねー。残念でした」

「う、うるさい! 春香こそ男湯に入ってきたりするんじゃないぞ!」

「やーねえ、アタシだって余所ではTPOを弁えてるわよ。まーどうしてもって言うなら一緒に入ってあげてもいいけど?」

「…………結構だ!」



 少しばかり悩んでしまう俺であった。





 一足先に男湯の浴場にお邪魔した俺は、ゆったりと湯船に浸かる。これがなかなか快適で、日々の疲れが洗い流されていくようだ。しかし温泉付きのアジトなんて贅沢なもんだな。元々は旅館だったのを改築したのだろうか。




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