表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
通販スキルと時間停止アイテムボックスで生活改善!  作者: 春爛漫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

121/134

スイード伯爵家領地に帰還中 1

 約1年前にインベルト商会のクルガー商会長と出会えたのは奇跡でした。


 そして、私がインベルト商会に固形石鹸を卸して、インベルト商会は王城に上がり、私が卸した1番安い植物石鹸を王族に『高級固形石鹸』として献上し、【王族御用達】の看板を手に入れました。


 インベルト商会長のクルガー商会長の売り上げ戦略で、1月(ひとつき)に1種類の新製品の固形石鹸の販売を行っております。

 売り物にはインベルト商会がチヤと出会う前から取り扱っている貴族、富裕層向けの商品に、チヤが納品している固形石鹸各種と高級塩各種と、これまた高級砂糖を意外にも手頃な値段で売買し、冬にはダウンジャケットの販売で貴族の間に大流行を生み出しました。


 今では『インベルト商会に行き買い物をする』ことこそがステータスになっているくらいの大商会となりました。


 そこで、初回に売り出した『植物石鹸』が大流行して、チヤは卸値、固形石鹸1個600ルビを原価50円で手に入れて、大儲けをした。

 心の中で笑いが止まりませんでしたね。


 そこで、『王族に献上するなら超!超!高い、最高級石鹸じゃないと!』と、クルガー商会長を説得して、原価は私だけが知っている11万円のブランド固形石鹸を卸して、王族に『最高級固形石鹸』として献上すると、「植物石鹸なんて王族が使う物ではないわ!」とばかりに王家から最高級固形石鹸の『月下美人』の注文が届いた。

 卸値は、2万5000ルビと大体25万円の値段なので1つ最高級石鹸が売れるたびに約13万5千円が儲かる計算だ。

 あ、インベルト商会の一般市場価格は5万ルビで約50万円だ。


 なんだか、私の知らないところで国外への転売ヤーが出ているようだが、実質的に損は出ていない。

 しかし、他国には『インベルト商会の高級固形石鹸』の話が噂で行き交っていたようだ。


 クルガー商会長いわく「他国の王族がお忍びでやって来た」と、ガクブルと教えてもらったので、そっと新製品の【宝石石鹸詰め合わせ】を置いて来た。

 見た目が凄い宝石に似ている物で、それなりに愛好家がいる贈答品向けの少し高級な固形石鹸だ。

 以前にも某メーカーの宝石に見える『ロングセラー』の宝石石鹸を渡したが、値段は3、4倍は違うので使い心地を確かめて欲しい。

 あ、勿論だが贈答品向けの宝石石鹸の方が価値が高いし、見た目も包装もジュエリーのようだ。


 ずっと高温多湿の場所で眺めてると、多分溶けるよ。

 多分、ね。


 大きさは小さい割にはお値段が可愛く無いので、貴族ぐらいしか買えないと思うが、お店で見本品を見るのはタダだ。

 話題性にはことかかないだろう。


 と、小さな爆弾を投下して『春の社交』が終わり、スイード伯爵家の家族は近従と護衛の騎士を引き連れて、我先にと王都から5日という近さの領地に帰った。

 勿論だが、チヤとソフィアも一緒にだ。


 そして、スイード伯爵家が王都から近いのにも理由がある。


 そう『エルフ』だ。


 王家に緊急事態が起こった時に、すぐ連絡が出来るようにと建国後すぐに近い領地を任されたらしい。


 実は、王家直轄地の隣の領地がスイード伯爵家の広大な領地になっている。

 だから、ほぼ領地の中心にある領都にスイード伯爵家の皆が5日で帰れるのである。


 そして昔から『エルフ』と手を組んでいたスイード伯爵家は莫大な資産を保有しているので、王家直轄地から続く街道の綺麗さには評判が良い。


 こっそりと『木族』に協力してもらいながら作ったからね?それはもう長い間、修繕しなくても良いように頑丈に作ってある。


 もう、これだけで王家との関係が良好だと公言しているようなものだ。

 馬に騎乗して単騎がけすれば、丸2日でスイード伯爵家に着くという「馬も疲れにくい道」だ。

 でも、単騎がけするのは魔物の脅威もあるから命懸けだけどね?


 最短で3日で数騎が駆け抜ければ安全だろうとのことだ。


 只今、街道を走る馬車の中でおじいちゃんに領地の情報を教えてもらっている。


 家族全員で1台の馬車に乗れれば良かったのだが、危険分散の為にもおじいちゃんとおばあちゃんと私で1台、お姉様と伯父さんとお母さんで1台に別れて乗っている。

 これにも事情があって、魔物などに襲われた時にどちらか1台でもいいから血族が生き残り、助けを呼ぶ為に走り抜ける為である。

 この場合は、おじいちゃんとおばあちゃんと私の馬車よりも次期伯爵の伯父さんが優先して逃げれるような配置になっている。


 街道は向かいから来た馬車と十分な距離を維持したままで交差できるが、中には商人に偽装した盗賊が出ることもあるらしいので、騎士達が威嚇しながら向かいから来た馬車とすれ違うので、本当の商人さんや乗り合い馬車などは貴族の馬車集団に怯えてすれ違うようだ。


 王政、貴族制は民衆との身分差が激しい。


 「やだなぁ」と、一般市民の貧民は考えるのである。

 民主主義にも問題はあったが、王政、貴族制とは比べ物にならないくらいは暮らしやすかった。

 一応は「国民皆平等」を謳っていたからね。


 ここはいっちょ魔道具で、王都とスイード伯爵家の領地屋敷を『転移門』とかで繋げれないかなぁ?と、通販で探してみたけれど、これが「検索」にヒットしなくて「無いのかなぁ」と諦めぎみである。


 異世界あるあるだと便利な魔道具や魔法道具があるよね!?


 「レベルが上がったら買えるようになるのかなぁ?」と思いつつも、今はお金を貯める時期であると考えたチヤだった。


 多分、インベルト商会の方が儲かっているだろうけど、売る物によっては卸している私の方が儲かっているものまである。

 だから『収納鞄』を売りつける時にローン払いに出来た訳だしね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ