表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常のち冒険~俺は世界を超えて幼馴染を救う~  作者: ヌマサン
第11章 聖都攻略編
233/251

第11章 聖都攻略編 登場人物紹介

どうも、ヌマサンです!

今回は第11章「聖都攻略編」の登場人物紹介になります。

長いので、気になるところだけかいつまんで読むもよし、丸ごと読み飛ばしてもOKです。

〇主人公組

薪苗直哉

本作の主人公。17才。誕生日は2月14日。身長169cm、体重63kg。趣味はアニメ鑑賞、スマホゲーム(主にRPG系)。現在は銀ランクの冒険者。聖美とは現在交際中で、同じ部屋で寝泊まりしている。料理も出来る。黒髪の所々に金髪が混じっている。紗希の存在を匂いで感じ取ることが出来るシスコン。紗希と聖美の二人と同じ家で暮らしている。性格的には基本的にヘタレだが、やるときはやる主義。人ごみに酔いやすい体質をしている。貧乳好きであるため、寛之とはこの事では意見が絶対に合わない。リラックスしてる時に思ってることが顔に出やすい。聖美を守るために強くなりたいと思っている。攻撃を直感的にかわすのが上手い。異世界に来たことで生活リズムが整い、健康な生活を送っている。ディアナの“天空槍”を受けたが、聖美の吸血鬼の力によって死を免れていた。扱う武器は滅神剣イシュトイア。紗希に無断でキスしたクラレンスを恨んでいる。父であるジェラルドから大海の宝玉と大地の宝玉の在り処が記されている地図を渡された。エミリーに頼まれ、剣術の稽古をつけることになった。生き生きとした表情で話している聖美のことが好き。聖美を守ると言って、泣かせてばかりであることを気にしている。しかし、いつの日かどんな相手にも楽勝で勝てるくらいに強くなると聖美へと宣言した。聖美から誕生日プレゼントとして、アミュレットとキスを貰った。ディエゴからは攻撃が単調であることや駆け引きが足らないことを指摘され、今のままではダメだと感じている。紗希の誕生日パーティーを開き、ビックリさせようと密かに準備を進めていた。紗希のパーティーではポツンと取り残されることとなり、空気を一時的に悪くしてしまったことを気にして一人で宿へと戻った。だが、そのことで紗希に怒られることになった。紗希と仲直りする方法を聖美と洋介の二人と考えたりしたが、結論は出なかった。ジェラルドの手紙を読み、南の大陸へ加勢に行きたいと話し、聖美とイシュトイアを連れ、茉由の屋敷に向かった。南の大陸に遠征するユーリに同行する許可をもらった。リラード伯爵邸の別館では聖美と一緒に宿泊した。聖美から茉由の誕生日プレゼントについて相談され、氷の魔力を高めるブレスレットを贈った。聖美のような彼女を持てたことで世界一の幸せ者だと感じ、聖美を守れるように強くなろうと決意を固めた。ユーリに連れられて、アランと面会しし、これまでの経緯を説明してもらった。その後、ユーリと共にリラード伯爵の兵に攻撃されているフィリスを救出した。フィリスから紗希と戦いが始まるまでに仲直りをするように言った。クロヴィスとの戦いでジェラルドに助けられ、寛之の元へと向かった。寛之と戦う中で賢竜の力を使い、寛之の洗脳を解いた。寛之が魔王軍に潜り込んだのは魔王軍の情報を集めるためだったことを聞かされたが、その前に洗脳されてしまったことで寛之をバカにした。そのことで寛之と殴り合いのケンカをした。大聖堂に入る際に、寛之と共にふざけた合言葉を使った。ユメシュに向かっていく寛之に頭を冷やすように言い、自分が先にユメシュと戦った。その後、寛之と共闘し、ユメシュ相手に善戦した。ジェラルドが戦闘不能になったことで冷静さを失い、ユメシュに突撃しようとした紗希を気絶させた。その後で単独、ユメシュへと猛攻を仕掛けた。聖美との合わせ技で、“聖砂爆炎弓”を放った。ユメシュへの攻撃にはジェラルドやギケイの技を使った。聖美の血を飲んだことで、吸血鬼ならではの肉体の再生能力を手に入れた。ユメシュにトドメを差そうとしたタイミングで魔王ヒュベルトゥスに割って入られた。来訪者組全員で魔王ヒュベルトゥスに挑んだが、傷一つ負わせることが出来なかった。

付加術:物質や生物に指定した効果を付加エンチャントする魔術。基本的には他人のサポートが向いている。付与魔法に比べて威力が弱い分、付加エンチャントする時間は短いため、戦闘中でも使用可能。


薪苗紗希

直哉の妹で16才。誕生日は3月14日。身長165cm、体重50kg。スリーサイズは77/62/89。趣味は剣術の稽古。現在は銀ランクの冒険者で、武器は水聖剣ガレティア。剣術は幼いころから父である宗正から習っている。腰まで届く長い黒髪のお姫様カットの美少女。直哉とは違い計画性があり、真面目で責任感が強い。恋バナを聞くのが好きな一面もある。直哉とは仲が良く、よくからかったりしている。茉由とはお互いに“ちゃん”づけで呼び合うほど仲が良い。直哉と聖美と同じ家に住んでおり、2階の部屋に住んでいるが、寛之が帰ってくるまでは茉由と一緒に住むことを決めている。直哉曰く、何か含んでそうな笑みを浮かべている時は下手なことを言うとからかわれる。また、直哉からはよく気が回ると言われている。直哉に迷惑をかけないために剣術を習い始めたという経緯がある。酒に耐性が無く、一口飲んだだけで酔っぱらってしまう。怒っている時は無言になる。理想のシチュエーションは突然再会して運命感じちゃったイケメンにキスされたい。毒の傷に効く薬をクラレンスによって、口移しで飲ませられ助かった。クラレンスに異世界の言葉で書いた手紙を送った。直哉たちにクヴァロテ村にある酒場を貸し切って、誕生日パーティーを開いてもらい、嬉しそうにしていた。直哉が勝手にパーティーを帰ったことで、直哉に対して怒っていた。怒ったら基本的に口を利かない。直哉たちが部屋に入った時、恋する乙女のようにクラレンスの手紙を読んでいた。クラレンスの事が好きということが、全員にバレてしまった。南の大陸に遠征するユーリに同行する許可をもらった。リラード伯爵邸の別館では茉由と一緒に宿泊した。ユーリに連れられて、アランと面会しし、これまでの経緯を説明してもらった。その後、ユーリと共にリラード伯爵の兵に攻撃されているフィリスを救出した。フィリスと共に朝練をした際には、鮮やかな剣捌きを見せた。その後、紗希と直哉がケンカをしていることに気づき、戦いが始まるまでに仲直りするように言った。ジェラルドに続くように結界内部へと突入した。間合い的にはバートラムよりも不利であったが、剣士としての力量で善戦した。それでもバートラムの圧倒的な強さを前に倒れた。だが、クラレンスの加勢もあって、やっとの思いでバートラムを撃破した。ユメシュが影を取り込んだ際、何が起こったのかを瞬時に理解した。ジェラルドが戦闘不能になったことで冷静さを失い、ユメシュに突撃しようとしたが、直哉に気絶させられた。来訪者組全員で魔王ヒュベルトゥスに挑んだが、傷一つ負わせることが出来なかった。

敏捷強化魔法:自身の移動速度を上げる魔法。剣を扱う紗希にとっては相性抜群。


呉宮聖美

本作のヒロイン。17才。誕生日は12月24日。身長168cm、体重52kg。スリーサイズは80/63/90。現在は銀ランクの冒険者。冒険者になった理由は足を引っ張りたくないから。ラウラから弓の扱い方を習っている。黒髪の長髪を普段はポニーテールにしている。直哉と現在交際中であり、同じ部屋で寝泊まりしている。しかし、現在は茉由が塞ぎ込んでいることを誰よりも心配だからと、紗希の後を追って茉由の屋敷に移った。日光の当たらない場所でだけ吸血鬼の吸血能力と身体能力を使うことが出来、瞳が赤く光る。言い訳するときは慌てた様子で手をパタパタさせるクセがある。料理が極めて苦手だったが、直哉のいない間に紗希と一緒に料理の練習をしており、紗希がその間の犠牲者となっていた。直哉の誕生日にはアミュレットをプレゼントした。自分を守るために戦って、いつもボロボロになっている直哉のことを心配している。直哉よりも近接格闘になれており、上手く立ち回ることができる。紗希の誕生日に参加した。直哉と紗希が仲直りできる方法を一緒に考えたが、結論は出なかった。茉由とケンカした時には怒らせたかもしれない要素を具体的に挙げながらとにかく謝ると答えた。直哉とイシュトイアと共に茉由の屋敷に向かった。南の大陸に遠征するユーリに同行する許可をもらった。直哉と紗希が未だに仲直りできていないために気を利かせて同じ部屋にはせず、リラード伯爵邸の別館では直哉と一緒に宿泊した。直哉に茉由の誕生日プレゼントについて相談し、氷の魔力を高めるブレスレットを贈った。ユーリに連れられて、アランと面会し、これまでの経緯を説明してもらった。その後、ユーリと共にリラード伯爵の兵に攻撃されているフィリスを救出した。ジェラルドから星魔弓サティアハを受け取った。ジェラルドに直哉との仲をからかわれた。ダフネと戦う茉由を励まし、ラルフと戦った。暗黒の結界によって、吸血鬼の力が増していたこともあって、ラルフを上回る敏捷性と茉由を殺させないという覚悟によって、ラルフを撃破した。ユメシュが影を取り込んだ際、何が起こったのかを瞬時に理解した。直哉との合わせ技で、“聖砂爆炎弓”を放った。直哉に血を飲ませた。来訪者組全員で魔王ヒュベルトゥスに挑んだが、傷一つ負わせることが出来なかった。

吸血魔法:指定した相手の血を吸い取ることが出来る魔法。対象は貧血による倦怠感に襲われたりする。ただし、無機物には効果がない。


呉宮茉由

聖美の妹で16才。誕生日は4月1日。身長164cm、体重49kg。スリーサイズは82/68/88。現在は銀ランクの冒険者で、武器は魔剣ユスティラトと魔鎧セベリル。寛之と交際中。黒髪の長髪を普段はハーフアップにしている。姉思いの性格。泊まっていた宿屋は魔王軍との戦いのせいで半壊状態になってしまったため、屋敷を買い取って引っ越した。寛之のことを寛之さんと呼ぶ。薪苗流剣術の秘剣を一つを使うことができる。紗希に対して憧れを抱いている。目の前で寛之がユメシュたちと共に姿を消したことで、塞ぎ込んでしまった。しかし、紗希や聖美が付き添っているうちに気持ちの整理がつき、寛之を見つけて連れ戻すと張り切っている。しかし、本心では寛之が居ないことを気にしていないかに見えて、周りに気を遣わせないように振る舞っていただけだった。聖美曰く、気持ちの整理に時間がかかるけど、整理が付けば迷わない。紗希の誕生日に参加した。南の大陸に遠征するユーリに同行する許可をもらった。直哉と紗希が未だに仲直りできていないために気を利かせて同じ部屋にはせず、リラード伯爵邸の別館では紗希と一緒に宿泊した。ユーリに連れられて、アランと面会しし、これまでの経緯を説明してもらった。その後、ユーリと共にリラード伯爵の兵に攻撃されているフィリスを救出した。フィリスが寛之に負けたことを聞いて、寛之を止めて事情を聞こうと決意した。力、敏捷、技、駆け引きのあらゆる面でダフネを下回っていたこともあり、苦戦を強いられたが、聖美のアシストを受けたことで最終的にはダフネに勝利することができた。ユメシュが影を取り込んだ際、何が起こったのかを瞬時に理解した。洋介、夏海の二人と共に攻撃を仕掛けたが、ユメシュにあっさりと防がれた。来訪者組全員で魔王ヒュベルトゥスに挑んだが、傷一つ負わせることが出来なかった。

氷属性の魔法剣:剣に冷気を纏わせる魔法。直接相手を斬りつけたり、氷の刃を飛ばしたりと遠近両用の使い方が出来る。


弥城洋介

直哉の友人で夏海の幼馴染の17才。誕生日は6月7日。身長182cm、体重73kgの大男。現在は銀ランクの冒険者。武器は魔槌アシュタランと魔鎧セクメラギを新たに装備した。スポーツ刈りにした茶髪で体格もがっしりとしているモテ男で、直哉たちの中で一番のパワーを持つ。三国志が好きでヲタクへの理解がある。コミュニケーション能力が高い。冒険者ギルドの2階に住んでいたが、現在は茉由の屋敷に夏海と共に住んでいる。また、攻撃にはパワーはあるが、動きが鈍いためかわされやすい。好みの胸のサイズは「好きになった人のサイズが好き」。夏海とは幼稚園の頃からの付き合いであり、夏海とは夫婦のようなオーラを感じさせる。吊り橋を怖いと感じている。迫ってくる溶岩流を前にして、夏海に想いを伝えてキスをした。紗希の誕生日に参加した。思い切りのいい性格であるディエゴと気が合った。直哉が紗希とケンカをしたことを尋ね、仲直りの方法を一緒に考えたが、結論は出なかった。前庭で木製の武器を使って模擬戦をしたり、自主練に励んだりしていた。南の大陸に遠征するユーリに同行する許可をもらった。直哉と紗希が未だに仲直りできていないために気を利かせて同じ部屋にはせず、リラード伯爵邸の別館では夏海と一緒に宿泊した。ユーリに連れられて、アランと面会し、これまでの経緯を説明してもらった。その後、ユーリと共にリラード伯爵の兵に攻撃されているフィリスを救出した。イライアスに力による真正面からの勝負を挑み、互角の戦闘を行なった。イライアスの怪力に圧倒されることはあったが、最終的には相討ちには限りなく近いギリギリの状態で勝利を収めた。ユメシュが影を取り込んだ際、何が起こったのかを瞬時に理解した。茉由、夏海の二人と共に攻撃を仕掛けたが、ユメシュにあっさりと防がれた。来訪者組全員で魔王ヒュベルトゥスに挑んだが、傷一つ負わせることが出来なかった。

雷の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に雷を纏わせてを叩き込むか、狙いを定めて一気に雷による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


武淵夏海

直哉たちの先輩で、洋介の幼馴染の18才。誕生日は9月23日。身長172cm、体重55kg。スリーサイズは89/64/92。現在は銀ランクの冒険者で、魔鎧セベリルを新たに装備している。普段は茶髪のショートヘアの髪をクラウンブレイドにしている。モデル体型で出るところは出ている。誰に対しても優しく、偏見を持たない。暗い所や幽霊が大の苦手。日本刀ヲタク。洋介と親しげに話す精霊に嫉妬したりする。意外とうぶな面がある。冒険者ギルドの2階に住んでいたが、現在は洋介と共に茉由の屋敷に住んでいる。洋介とは幼稚園の頃からの付き合いであり、洋介とは夫婦のようなオーラを感じさせる。伸縮式の槍をロベルトに依頼して製作してもらった。ジョシュアに槍の稽古をつけてもらっている。また、魔棍セドウスを寛之と再会するまで預かることにした。迫ってくる溶岩流を前にして、洋介へ想いを伝えてキスをした。紗希の誕生日に参加した。前庭で木製の武器を使って模擬戦をしたり、自主練に励んだりしていた。紗希の持っていたクラレンスからの手紙を回収した。南の大陸に遠征するユーリに同行する許可をもらった。直哉と紗希が未だに仲直りできていないために気を利かせて同じ部屋にはせず、リラード伯爵邸の別館では洋介と一緒に宿泊した。ユーリに連れられて、アランと面会し、これまでの経緯を説明してもらった。その後、ユーリと共にリラード伯爵の兵に攻撃されているフィリスを救出した。ジェラルドから星魔槍テミトリアを受け取った。カミラとの戦いでは、力と槍術によって勝っていたが、苦戦を強いられた。手傷を負いながらも、何としてもカミラは自分が倒すという意地で勝利を勝ち取った。ユメシュが影を取り込んだ際、何が起こったのかを瞬時に理解した。洋介、茉由の二人と共に攻撃を仕掛けたが、ユメシュにあっさりと防がれた。来訪者組全員で魔王ヒュベルトゥスに挑んだが、傷一つ負わせることが出来なかった。

重力魔法:対象を重くしたり軽くしたりと重力を操る魔法。重力を横方向にかけたりすれば素早くその方向に動く事が出来る。


イシュトイア

オリハルコンで造られた剣であり、世界最高の剣。刀身は黒。90年前にゲイムの地下迷宮に祀られたが、ゲイムの孫によって、大空洞の崖下に建っていた祠の祭壇に再封印された。現在は直哉と行動を共にしている。また、人間の姿にもなることができ、その時の姿は真っ白なセミロングの髪に黒いローブを纏った少女。魔鉄ミスリル製の武器よりも軽い。自らを触って良いのは、イケメンとべっぴんさんのみ。直哉の場合、惚れた女の子を守ろうとする心意気がイケメンだからOK。直哉が焦った時は諫めることが多い。自身が古代の武器であることから、古代兵器アーティファクトについて詳しい。紗希の誕生日に参加した。朝に弱く、よく寝坊する。直哉と聖美の二人と茉由の屋敷に向かった。南の大陸に遠征するユーリに同行する許可をもらった。ユーリに連れられて、アランと面会し、これまでの経緯を説明してもらった。その後、ユーリと共にリラード伯爵の兵に攻撃されているフィリスを救出した。


ジェラルド/薪苗宗正

他の7人の英雄が総がかりで戦ってもかすり傷の一つも付けられなかったほどの圧倒的な強さを誇る。20年前の王国軍総司令で、魔王グラノリエルスを討伐した張本人。平民上がりの英雄として、最も人気がある英雄。取られた異名は“魔法の破壊者”。17年前に消息を絶っていたが、正体は直哉と紗希の父、薪苗宗正。背には漆黒の鞘に収められた2m近くの長さはあるだろう大太刀を斜めに背負っている。漆黒のマントにはスカートリア王国の紋章が金色の刺繍で刻まれている。直哉に近況報告と紗希への誕生日を祝うメッセージを記した手紙を送った。先日までは滅亡したヴィシュヴェ帝国のある西の大陸に行っており、南大陸を目指すであった。聖都攻略会議の最中に南の大陸に到着した。到着するなり、直哉と紗希の頭を撫でまわした。聖美に星魔弓サティアハ、夏海に星魔槍テミトリアを渡した。誰もが黒い結界に臆するなか、先頭切って結界内部に突入してきた。直哉がクロヴィスに殺されそうになった時、割って入って救出し、聖都フレイスの中に向かわせた。時を加速させるクロヴィス相手に片手で応じたりと余裕そうな態度で戦い、最終的には撃破した。ユメシュと戦い、危うく死にかけた直哉と寛之を救出した。直哉たちよりも先に本来の力を取り戻したユメシュに挑んだが、倒すことは出来なかった。暗黒の球体によって両手の人差し指、中指、薬指、小指が丸ごと消滅し、親指も第一関節より先が無くなった。さらに、武器である星魔剣アルデバランも切っ先と柄以外の部分が消えてしまった。ユメシュからの暗黒光線から直哉たちを守るために、自らの生命エネルギーと魔力の双方を暴発させ、死亡した。

魔法破壊魔法:魔法を破壊する魔法。ただし、射程範囲は自分から半径1m以内しかない。


〇冒険者ギルド

バーナード

シルバーランクの冒険者で、冒険者ギルドのマスター補佐を務めている。身長180cm、体重71kg。灰色の髪に翡翠色の瞳が特徴の25才。とっつきにくい雰囲気を纏っており、自分の戦闘技術に自信を持っている。左腕は義手アガートラムをはめている。以前よりも性格が丸くなり、非常に仲間思いである。6年前、鉄ランクの冒険者だった頃にもう一つの冒険者ギルドを設立した。最初のメンバーであるシルビアを加えたのち、徐々に規模を拡大させていった。ギルドマスターを決める投票によって、二代目の冒険者ギルドマスターに就任した。マスター就任後は、書類仕事をミレーヌと共にこなしている。

爆裂魔法:物体を爆破し、ダメージを与える魔法。威力は魔力を調整することで変えられる。


ミレーヌ

ウィルフレッドの娘。22才。身長169cm、体重52kg。スリーサイズは87/64/91。父親と同じ銀色の髪をしている。礼儀正しく、気が利くしっかり者のお姉さんである。そんな性格だからこそ父・ウィルフレッドの職務怠慢を注意したりしている。怒ると怖かったりする。冒険者ランクはシルバーで、寛之に格闘術を教えた。1歳までは王宮に居たが、本人は全く覚えていない。直哉の推薦によってマスター補佐の役職に就任する羽目になった。マスター補佐に就任後は、マスターのバーナードと共に書類仕事を行なった。ラウラに書類仕事を手伝ってもらう代わりに彼女の部屋を掃除することになった。父であるウィルフレッドの一日にこなしていた仕事量の多さに敬意を表していた。

真偽判定魔法:言っていることが嘘か本当かを見分けることが出来る魔法。


ラウラ

ミロシュの姉で、シャロンの姪。24才。身長175cm、体重57kg。スリーサイズは88/66/94。普段は空色の長い髪をポニーテールにしている。面倒見が良いが、人の話を最後まで聞かない一面もあったりする。冒険者ランクはミレーヌと同じシルバーだが、最近はギルドでの雑用をこなしていた。冒険者ギルドの統合後は受付をすることは無くなった。ギルドを襲撃してきたギケイに目の前で弟のミロシュを殺された。弓の扱いに慣れており、聖美に弓の扱い方を教えている。良識ある人柄で人に何かを説明するのが上手い。周りの友人たちも結婚していき、遊び相手が居らず、寂しいと感じている。真面目そうな見た目に反して、家事全般が苦手で部屋が汚い。そんな部屋をミレーヌに掃除してもらう代わりにギルドでの書類仕事を手伝うことになった。エミリーに冒険者のことを教えたりし、相談に乗ることを併せて約束した。

治癒魔法:対象の傷を元の状態に治す魔法。


ディーン

語尾に『ッス』がつくスチールランクの茶髪の冒険者。17才。身長160cm、体重56kg。人当たりが良く、仲間思い。エレナとは幼馴染でエレナだけはさん付けで呼ばない。某恋のキューピッドに触発されてエレナに自分の気持ちを伝えた。現在は茉由と寛之の屋敷に住んでいる。直哉から洗濯のやり方を教わった。早朝からピーターと剣の稽古をしている。普段は冒険者としての仕事を終えたら、夕方ごろから前庭で自主トレーニングをしており、その中でピーターと木刀を用いての模擬戦をしている。前庭で木製の武器を使って模擬戦をしたり、自主練に励んだりしていた。

聖属性の魔法剣:剣に白い光を纏わせる魔法。直接相手を斬ったり、光の刃を飛ばすことも出来る。


エレナ

スチールランクの冒険者でディーンの幼馴染。17才。身長147cm、体重42kg。スリーサイズは73/56/79。栗色の髪をサイドテールにしている。日常的な場面ではドジっ子っぽい一面もある。紗希には動きがぴょこぴょこしていて可愛いと言わせる、小動物のような魅力がある。某恋のキューピッドに触発されてディーンに自分の気持ちを伝えた。現在は茉由と寛之の屋敷に住んでいる。直哉から洗濯のやり方を教わった。早朝から剣の稽古をしているディーンとピーターを見守っている。普段は冒険者としての仕事を終えたら、夕方ごろから前庭で自主トレーニングをしており、魔法を発動するまでにかかる時間を早くするために、発動準備から発動までの練習をただひたすらに繰り返している。シルビアに魔法の発動速度を速めるコツを教えてもらった。前庭で木製の武器を使って模擬戦をしたり、自主練に励んだりしていた。

砂魔法:砂の壁を作ったり、砂嵐を放ったりと射程範囲が広いものが多い。


ロベルト

白髪頭の小柄な老人で、64才。身長150cm、体重59kg。普段、ギルドでは鍛冶師スミスとして働いている。温和で年長者の風格が漂っているが、以外にもゴールドランクの冒険者だったりする。冒険者ギルドが出来た頃からのメンバーでもある。見た目からは想像できないパワーの持ち主で、戦闘時は大戦斧と大盾を扱う。ただ、年齢のこともあり、長期戦は体力面での限界が近い。冒険者ギルドの二代目マスターを決める際にバーナードを推した。冒険者ギルドのマスターになることは、年齢のことを理由にして引き受けなかった。


シャロン

灰色の髪をした女性。41才。身長170cm、体重53kg。スリーサイズ85/64/91。温厚な常識人。ギルドでは魔道具を専門に作っている。シルバーランクの冒険者で、ラウラとミロシュの叔母に当たる。直哉に付与のやり方を教えた。冒険者ギルドが出来た頃からのメンバーでもある。戦闘時は自身が作成した魔道具を用いる。短剣の投擲が得意であり、後方から戦場を俯瞰したうえでの攻撃であるため、的確。冒険者ギルドの二代目マスターを決める際にミレーヌを推した。冒険者ギルドのマスターは若い人物がなった方が空気が若々しくなるだろうという意見から、自らはマスターを引き受けなかった。

付与魔法:物質や生物に指定した効果を付与エンチャントする魔法。付加術に比べて威力が高い分、付与エンチャントに時間がかかるため、戦闘中での使用は不可。


レオ

銀色の毛並みをした猫♂。光るものが大好き。現在はウィルフレッドの飼い猫としてギルドの奥の部屋で飼われている。爪をミスリルのように硬くさせる魔法のようなものが使える。


シルビア

魔鉄ミスリルランクの冒険者。23才。身長165cm、体重49kg。スリーサイズは78/62/89。亜麻色の髪をポニーテールにしている細身の女性。セルリアンブルーの瞳をしている。真面目でストイックな性格。直哉、紗希、茉由の3人に『八人の英雄』の話を教えた。直哉のことを「紗希の兄」と呼んでいる。バーナードが創設した冒険者ギルドの最初のメンバーであった。その時から少しずつバーナードに惹かれていった。しかし、想いを伝えるも玉砕してしまった。現在は茉由の屋敷に居を移した。ディーンやエレナ、ピーターたちとは別に自主トレーニングを行なっている。ケガをすることが多いため、自分で簡単な手当てをすることが出来る。バーナードにフラれてなお、諦めずにいるが、そんな自分を醜いと思っている。ピーターの二つ目の悩みを聞くのを楽しみにしている。前庭で木製の武器を使って模擬戦をしたり、自主練に励んだりしていた。

風属性の魔法剣:剣に風を纏わせる魔法。目に見えずらい風の刃を放つことが出来、回避が難しい。


デレク

魔鉄ミスリルランクの冒険者。21才。身長184cm、体重74kg。気性が荒い青髪紅眼の男。怪力の持ち主で格闘術が得意である。マリーとは息がピッタリで親しげに話をしている。元は盗賊団をローレンスとミゲルの二人と行なっていたが、バーナードに倒されたのちに冒険者ギルドへと加入した。今まで寝泊まりしていた宿屋が閉まることになり、マリーと共に冒険者ギルドの2階の部屋に移り住んだ。

酸魔法:触れたものを溶かす魔法。広範囲に大波状に放ったり、武器の周囲に纏わせることも出来る。殺傷能力が高すぎる魔法。


マリー

魔鉄ミスリルランクの冒険者。21才。身長155cm、体重43kg。スリーサイズは77/58/83。露草色の髪に銀鼠色の瞳をした小柄な女性。ローカラトの町の商人の娘。前髪を白のヘアピンで留めている。明るく高飛車な一面がある。デレクとは息がピッタリで、親しげに話をしている。今まで寝泊まりしていた宿屋が閉まることになり、デレクと共に冒険者ギルドの2階の部屋に移り住んだ。

召喚魔法・氷装:氷の装備を召喚する魔法。装備なので武器だけじゃなく防具も含まれる。


ピーター

スチールランクの冒険者。19才。身長170cm、体重63kg。スコットの双子の弟。スコットと同じ柿色の髪と灰茶色の瞳をしている。農村から出稼ぎのためにローカラトの町へとやって来た。短気で長ったらしい話が嫌い。おしゃべりな兄、スコットを嗜めることもしばしば。王都の戦いでバートラムに兄のスコットに命を助けられたが、スコットは殺害されてしまった。現在は茉由の屋敷に住んでいる。早朝からディーンと剣の稽古をしている。必死に稽古に打ち込む背景にはスコットが王都で自分を庇って死んだことがある。普段は冒険者としての仕事を終えたら、夕方ごろから前庭で自主トレーニングをしており、その中でディーンと木刀を用いての模擬戦をしている。シルビアからバーナードを諦めずにいる気持ちを打ち明けられた。いつか二つ目の悩みをシルビアに打ち明けると約束した。前庭で木製の武器を使って模擬戦をしたり、自主練に励んだりしていた。

炎の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に炎を纏わせて一撃を叩き込むか、狙いを定めて一気に炎による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


〇ローカラトの人々

ジョシュア

町の西の通りにある運送ギルドのマスター。39才。身長は195cmの大男。体重は83kg。元魔鉄ミスリルランクの冒険者で、足のケガを理由に8年前に冒険者を退いた。物腰が柔らかで親しみやすい。夏海に槍の稽古をつけた。寛之と茉由の最初のクエストの依頼主でもある。魔法反射魔法は奥の手としてしか使用しない。ウィルフレッドの見立てでは戦闘力はシルバーランクに匹敵する。物腰が柔らかで親しみやすい。夏海に槍の稽古をつけた。寛之と茉由の最初のクエストの依頼主でもある。

魔法反射魔法:その名の通り、魔法を反射させる魔法。


マリエル

運送ギルドの職員で、入って3年目の新人。19才。身長162cm、体重47㎏。スリーサイズは79/61/87。ライムグリーンの髪をおさげにしている。人見知りな性格。胸が寂しいことを気にしている。馬車の運転はTHE安全運転を心がけている。空気が読めるイイ子である。王都ではセーラに命を救われたため、彼女に返しきれない恩を感じている。


セーラ・リラード

冒険者ギルドの東の方にある何でも屋の店主。26才。身長170cm、体重58kg。スリーサイズは89/67/91。明るい雰囲気な女性で、スプリンググリーンの髪にターコイズブルーの瞳をしている。リラード伯爵家の娘。所作が綺麗で、元王国騎士団に所属していた。8年前、クレマンという婚約者が暗殺者によって殺されたことにより、騎士団を辞めた。現在は娘のエミリーとオリビアの2人と共に暮らしている。ウィルフレッドの見立てでは戦闘力はシルバーランクに匹敵する。騎士団にいた経験を活かして、王国騎士団の所属の見分け方をバーナードたちに教えた。エミリーが自分に憧れていることを知って、嬉しそうにしていた。港町アムルノスに実家がある。本当に人のためを思って、叱ることができる。

糸魔法:魔法陣から糸を繰り出し、対象を拘束したりできる。


エミリー

セーラの娘で、年齢は8才。オリビアの双子の姉に当たる。身長は121cmで、体重は32㎏。スプリンググリーンの髪を後頭部でまとめた活発そうな印象を受ける。マゼンタ色の瞳をしている。母親のセーラによく懐いている。自作の歌に『豆スープの歌』がある。母であるセーラに憧れて、直哉に剣術の稽古をしてもらうことになった。セーラが町の人たちのために色々働いてるところに憧れている。周りが見えなくなってしまうクセを治したいと思っている。ラウラから冒険者についての話を聞き、相談くらいは乗ると言ってもらえた。


オリビア

セーラの娘で、年齢は8才。エミリーの双子の妹に当たる。身長は121cmで、体重は32㎏。スプリンググリーンの髪をハーフツインテールにしており、瞳の色は母のセーラと同じターコイズブルー。本が好きで、人見知りしやすいタイプ。母親のセーラによく懐いている。活字だらけの難しそうな本を読む。実際、直哉と読書した時にも難しい学術書を読んでいた。人の事をよく観察している。将来的には静かな場所で本を読んで暮らしたいと思っている。読書中には邪魔するなオーラを発している。体力がない。


シルヴァン・ローカラト

ローカラト辺境伯。ユーリの父親、スカートリア王国国王クリストフの実の弟。シルヴァンは兄ほど頭は良くないが、武術の腕はクリストフの上である。17年前の魔王軍との戦いでは最初に魔王軍を迎え撃った。堅苦しい挨拶が嫌い。


ユーリ・ローカラト

シルヴァンの子息。王国では名の知れた有名な槍の達人である。直哉たちに南の大陸への遠征のことを直哉たちに話をした。辺境伯の私兵を率いて南の大陸へと向かうこととなった。直哉たちを連れてアランと面会し、これまでの経緯を説明してもらった。その後、来訪者組と共にリラード伯爵の兵に攻撃されているフィリスを救出した。


〇竜の国

ラモーナ

竜の国の姫。身長176cm、体重58㎏。スリーサイズは88/67/95。可愛らしい声をしている。ウィスタリア色のウェービーロングヘアをした雪を連想するほどに色の白い肌をしている。直哉や紗希、聖美などの知り合いを変わった呼び方をする。直哉と同様、竜の力を使用できる。使う竜の力の属性は毒。魔王軍が攻めてきた一件以来、直哉へのスキンシップが増えたが、本人には迷惑がられている。直哉から賢竜の力を持っていることを打ち明けられた。ホルアデス火山へ向かう際には、雲の上をジェットコースターと同等かそれ以上の速度で飛行した。幼い頃はラターシャと一緒にディエゴの家でよく遊んでいた。直哉の寝息を可愛いと評していた。紗希の誕生日に参加し、その前日からラモーナと共に紗希の動きを監視していた。誕生日パーティーでは酒を片手に紗希に絡みに行っていた。


ラターシャ

ラモーナの護衛を務めている。身長が181cmで、体重が62kg。スリーサイズは85/69/92。ポニーテールにしたチョコレート色の長髪に袖なしの鎧を着用している。身長より少し長めの槍を愛用している。直哉と同様、竜の力を使用できる。使う竜の力の属性は砂。直哉に対して当たりが強かったが、魔王軍が攻めてきて以降は直哉をフルネームで呼ぶようになった。直哉から賢竜の力を持っていることを打ち明けられた。ホルアデス火山へ向かう際には、雲の上をジェットコースターと同等かそれ以上の速度で飛行した。幼い頃はラモーナと一緒にディエゴの家でよく遊んでいた。お見合いを断わり続けた結果、行き遅れ寸前となっている。見た目に反して、家事万能。紗希の誕生日に参加し、その前日からラモーナと共に紗希の動きを監視していた。パーティーでは、酒の入ったラモーナを止めるのに苦労していた。


ティエゴ

ラモーナとラターシャの昔馴染みの老人。元々はラモーナの世話係をしており、ディエ爺と呼ばれている。ホルアデス火山の近くに建つ一軒家に100年近く住んでいる。150年くらい前から煉獄竜として竜の国の竜王の側近として国を支えている。今は竜の国から離れてはいるが、竜王から招集がかかった日にはすぐに竜の国へと参じている。最近は自分の体臭に悩んでいる。直哉のことは竜王の孫であることから敬意を表していた。竜の力を解放していない状態でも、竜の力を解放したラモーナとラターシャの二人を倒すことが出来る。10年前に魔王と戦って、一撃で倒されたことがキッカケで、さらなる修行に励むようになった。紗希の誕生日に参加し、その前日から紗希を朝から稽古と称して引き付けていた。思い切りのいい性格である洋介と気が合った。


竜王

竜の国における王。普段は竜の国の地中深くにある大広間にいることが多い。10年前に魔王ヒュベルトゥスと互角以上に戦い、その際の衝撃波が大地震となって竜の国を襲った。


〇スカートリア王国

クリストフ・スカートリア

スカートリア王国の国王で46才。クラレンスの父親。17年前の魔王軍との戦いでは王宮に留まった。政策立案と剣術に優れている。国王になってからは、近しい者のみの場ではくだけた言動をする。歳は四十を超えても、若々しさを感じさせるオーラを放っていながら、国王としての威厳にも溢れている。数年前に読んだ古文書にあった記述を覚えていたりと記憶力が高く、一見関係なさそうなことと結びつけたりするなど頭が冴える。ヴィシュヴェ帝国とルフストフ教国の滅亡によって、自国がどう動くべきか、臣下たちに広く意見を求めた。


レイモンド・ヒューレット

49才で、身長は204cm。体重は91㎏。オリーブ色の髪をしている大男。武器は刃渡りだけで2mはありそうな大剣。豪快でプライドが高い性格。現在の第一王国騎士団長。ライオネルの父親。軍務卿の次男で家督が継げないために騎士団へ入った大男。取られた異名は“覇王”。王国一の怪力を誇り、山をも吹き飛ばすことから、この異名が付いた。丁寧な口調を身に付けていたことをウィルフレッドから感心されていた。

筋力強化魔法:自らの腕と足の筋力のみを強化して、攻撃力を上げる魔法。


フェリシア・レステンクール

45才。身長は176cmで、体重は58㎏。スリーサイズは88/67/95。長い金髪をサイドテールでまとめている。武器は長杖。現在の第二王国騎士団長。エレノアとレベッカの母親。枢機卿の娘でレイモンドと同様、家督を継げないために騎士団へ入った。取られた異名は“聖霊女王せいれいじょおう”。光の精霊魔法を自在に使うことからこの異名が付いた。体が柔らかく、しなやかな動きが出来る。イシュトイアから経産婦に見えないと言われ、機嫌良さそうにしていた。

光の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に光を纏わせてを叩き込むか、狙いを定めて一気に光による砲撃を放ったり、光の弾丸を放ったりすることが出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


ランベルト・ガリエナ

45才で、身長176cm、体重68㎏。コバルトブルーの髪を持つ、落ち着いた印象を受ける騎士。武器は自分の身長より1mほど長い槍。現在の第三王国騎士団長。マルケルの父親。伯爵家の四男で、レイモンドやフェリシアの2人同様、家督を継げないために騎士団に入った。取られた異名は“氷壁ひょうへきの守護者”。氷の壁を作り、仲間の盾として戦ったことからこの異名が付いた。また、戦況を見極めるのが上手い。

氷属性の障壁魔法:氷の壁を出現させる魔法で、主に自分や仲間を守る際に使う。


シルヴェスター・シュトルフ

42才の緋色髪の騎士。身長は171cm、体重は64㎏。武器はサーベル。現在の第四王国騎士団長。イリナの父親。公爵家の三男で、前の三人同様、家督を継げないために騎士団に入団した。取られた異名は“業火の剣王”。剣士として名を馳せていたことからこの異名が付いた。素早い動きと圧倒的な剣速をもって、敵を圧倒する。

炎属性の魔法剣:剣に炎を纏わせる魔法。直接相手を斬りつけたり、炎の刃を飛ばしたりと遠近両用の使い方が出来る。


クラレンス・スカートリア

スカートリア王国の王子で、八英雄のアンナ・スカートリアとクリストフ・スカートリアの息子。18才。身長171cm、体重は64㎏。短めの銀髪を揺らし、切れ長の目を持つ。扱う武器は竜聖剣イガルベーラで、深緑色の刀身と柄にはめられた真っ赤な宝石が特徴トレードマークの剣。服装は上下ともに白で統一されており、黒を基調としたマントを上から羽織っている。ウィルフレッドの甥に当たる。貴公子ぶったところが女性から人気。直哉との戦いに敗北したのち、過剰に攻撃したことを謝罪し和解。ザルモトル雪原の村で、ザウルベック率いる魔王軍と交戦した。武術大会以来、直哉と紗希の二人を意識している。紗希にキスをしたことで直哉から不興を買っている。父クリストフに言われて、魔鎧セベリルを受け取った。竜聖剣イガルベーラは竜王から手紙と共に送られてきた。王国騎士団を率いて南の大陸へと遠征中である。紗希のことを話そうとするとしどろもどろな様子になる。紗希には命を救うためとはいえ、口移しで薬を飲ませたことを謝りたいと思っている。紗希からの手紙を大事に机の引き出しにしまった。紗希への手紙の返事には、近況報告と手紙のお礼を記していた。親衛隊を引き連れて、ジェラルドと共に南の大陸へと到着した。ルイザ相手に剣技で圧倒し、傷を負いながらも勝負を捨てることなく戦い、最後には全力の一撃でルイザを跡形もなく消し飛ばした。

八竜剣:古代魔法の一種で、竜殺しの力を秘めた8つの属性を操る魔法剣。通常の魔法剣と違うのは刃を飛ばしたりして攻撃が出来ないこと。威力は絶大で竜の皮膚を斬り裂くほど。


ライオネル・ヒューレット

八英雄のレイモンド・ヒューレットの息子で、20才。身長195cm、体重が84㎏。クラレンスの親衛隊を務めている。オリーブ色の髪を持ち、全身を黒の甲冑で覆っている。扱う武器は大戦斧。戦闘の実力としては銀ランクの冒険者に迫るものがある。見た目に反して、動きが早い。ザルモトル雪原の村で、ザウルベック率いる魔王軍と交戦した。クラレンスと共に南の大陸へと到着した。

獣化魔法:見た目を獣に変化させ、身体能力を大幅に強化する。パワーやスピードはもちろんのことだが、肉体の耐久性も引き上げる。


エレノア・レステンクール

八英雄であるフェリシア・レステンクールの娘で、レベッカの姉。身長175cm、体重は57㎏。スリーサイズは88/67/95。クラレンスの親衛隊を務めている。金髪をツーサイドアップにしており、白のローブに身を包んでいる。戦闘の実力としては銀ランクの冒険者に迫るものがある。ウィルフレッド曰くレベッカより少し胸が大きい。杖術と格闘術の腕前には目を見張るものがある。ザルモトル雪原の村で、ザウルベック率いる魔王軍と交戦した。母のフェリシアに比べると、頭が弱い。クラレンスと共に南の大陸へと到着した。

土の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に土を纏わせてを叩き込むか、狙いを定めて一気に土砂による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。また、土の硬さを使い分けることができ、多彩な攻撃ができるのが他の精霊魔法とは一線を画す。


レベッカ・レステンクール

八英雄であるフェリシア・レステンクールの娘で、エレノアの妹。身長は171cmで、体重が54㎏。スリーサイズは86/65/92。クラレンスの親衛隊を務めている。金髪をワンサイドアップにしており、白のローブに身を包んでいる。戦闘の実力としては銀ランクの冒険者に迫るものがある。ウィルフレッド曰くエレノアより少し胸が小さい。風の装備を入れ替える速度が速い。ザルモトル雪原の村で、ザウルベック率いる魔王軍と交戦した。クラレンスと共に南の大陸へと到着した。

召喚魔法・風装:風の装備を召喚する魔法。装備なので武器だけじゃなく防具も含まれる。


マルケル・ガリエナ

八英雄のランベルト・ガリエナの息子で、18才。身長が176cmで、体重68㎏。クラレンスの親衛隊を務めている。戦闘の実力としては銀ランクの冒険者に迫るものがある。コバルトブルーの髪をツーブロックにしている。前腕部に籠手、鎧も付けずに紫色の闘衣バトルクロスを着ただけの身軽そうな服装をしている。ザルモトル雪原の村で、ザウルベック率いる魔王軍と交戦した。イリナに惚れていることをジェラルドに指摘されるも、即座に否定した。寛之との合流後、薬室までイリナと薬を取りに行った。マルケルと共に、昔から生傷が絶えなかったために薬室の常連である。クラレンスと共に南の大陸へと到着した。

氷の魔法拳:拳に冷気を纏わせるだけのシンプルなモノだが、格闘術を心得ている者にとってはありがたい魔法で、触れたモノを凍らせる。


イリナ・シュトルフ

八英雄のシルヴェスター・シュトルフの娘で、18才。身長156cm、体重は43㎏。スリーサイズは78/59/84。クラレンスの親衛隊を務めている。戦闘の実力としては銀ランクの冒険者に迫るものがある。緋色の髪をセミショートにしている。装備は腰あたりに差している短剣が2本とブレストプレートだけ。ザルモトル雪原の村で、ザウルベック率いる魔王軍と交戦した。寛之との合流後、薬室までマルケルと薬を取りに行った。マルケルと共に、昔から生傷が絶えなかったために薬室の常連である。クラレンスと共に南の大陸へと到着した。

植物魔法:地面から植物を生やすもので、主に防御の方に重点を置いた魔法。


フィリス・オルガド

28才の王国軍総司令。身長は175cm、体重は57㎏。スリーサイズは78/67/89。人を刺すような鋭い声を持つ麗人。ウェービーロングにしたウィスタリア色の髪と切れ長のマゼンタ色の瞳が特徴。8年前に暗殺者ギルドを調査し、暗殺者によって殺害されたクレマン・オルガドの妹。セーラは兄の婚約者にあたり、エミリーとオリビアの二人は姪にあたる。武器はオリハルコン製の長剣ロングソード。純粋な剣の勝負ではクラレンスと互角。母親が平民の出であることから、王国軍総司令を務めている。先代の王国軍総司令を務めていたブルーノの元で副官をしており、彼の死後に自分が王国軍総司令となった。海賊団ケイレスへ自ら兵を率いて攻撃を仕掛け、直哉たちの協力を得ながらも制圧した。湖底神殿で回収した古代兵器アーティファクトを国王であるクリストフに報告する前に、独断で直哉たちに渡した。規律には厳しいが、状況に応じて甘く見るなど部下想いな面もある。司令官として王国軍を率いて南の大陸へ遠征している。アシュレイの度重なる無礼を許し、斬り捨てようとする部下を制したりした。そんなアシュレイと一騎打ちをしたが、何百合と剣を交わしたところで、双方引き分けという形になった。その後、アシュレイを遠征軍に加え、海軍基地へと向かった。二度の対戦の時、まだ子供だったから戦場に出ることは出来なかったことを悔しく思っている。魔王軍との戦いに恐怖を感じているが、それを兵士たちの前では出さないようにしている。南の大陸に着くまでにアランとの距離を縮めた。王国軍を率いて聖都フレイスへと進軍した。暗黒結界に単独で突撃したアシュレイを救出したが、多大な犠牲を払った。リラード伯爵の兵に攻撃されていたところ、ユーリと来訪者組によって助けられた。アシュレイと共に寛之に挑むも、まったく歯が立たなかった。紗希と共に朝練をした際には、鮮やかな剣捌きを見せた。ジェラルドを見た時、口をポカンと開けたまま凍ったように動かなくなっていた。

召喚魔法・魔鉄装:魔鉄ミスリル製の武器を召喚する魔法。


アシュレイ

18才。魔王ヒュベルトゥスとの戦いのあった年に生まれた。髪は銀色で、どこか王家の人間を彷彿とさせる雰囲気がある。フィリスと何百合と剣を交わしたところで、双方引き分けという形になった。海軍基地に向かうフィリスによって、遠征軍に加えられた。南の大陸に着くまで剣をずっと磨いていた。使っている剣は、アダマンタイト製であり、王都で購入した。フィリスと共に聖都フレイスへと向かった。暗黒結界の中に一人で突撃した。自分を庇ってフィリスの副官を死なせてもらったことを気にしている。フィリスと共に寛之に挑むも、まったく歯が立たなかった。


アラン

36才で、王国水軍司令。親しみやすい雰囲気をしている。アラン自身が指揮している王国水軍自体、王国軍に入っているので王国軍総司令であるフィリスが上官ということになる。海賊団ケイレスは本来、自分たちが討伐するべき相手だったのに、フィリスの手を煩わせてしまったことを詫びた。王国水軍に入ったのはちょうど21年前の魔王軍との戦争があった頃である。それから3年後の戦いの時では船一隻の指揮を預かれる立場にまで出世していた。南の大陸に着くまでにフィリスとの距離を縮めた。フィリスと打ち合わせ、退路の確保と陣地の設営と防衛を兼ねて陣地に留まった。ラルフとダフネに襲撃され、多大な被害を被っただけでなく、自らも負傷した。ジェラルドを見た時、口をポカンと開けたまま凍ったように動かなくなっていた。二度目の聖都フレイスへの攻撃でも、海岸部で陣地の守備についた。


〇魔王軍

魔王ヒュベルトゥス

魔王グラノリエルスの子息であり、当代の魔王。クラウディアという妹がいる。角が生えた筋肉質な体つきの青年の姿をしている。武器は魔王剣アガスティーアという大剣であり、真っ黒な鞘に収まっている。魔王ヒュベルトゥスは八眷属たちよりも遥かに若いが、圧倒的なカリスマ性に魔族たちは希望を見出している。実力のほどは八眷属が総がかりで戦いを挑んでも傷一つ付けられなかったほど。10年前に竜の国にて竜王と互角以上に戦った。妹であるクラウディアの前では、兄としての表情を見せる。純粋な戦闘能力であれば、自分よりも上だと父である魔王グラノリエルスに言われていた。直哉の技を魔王剣アガスティーアで受け止め、ユメシュを救出した。言葉の一つ一つに周囲の者を引き付ける覇気がある。直哉たち来訪者組全員をまとめて相手取っても、傷一つ負うことがなかった。1か月後にベレイア平原で決戦をしようと持ち掛け、直哉たちだけではなく、南の大陸にいる人間すべて、装備品や食料、船などをまとめて中央の大陸へと送り返した。


ユメシュ

暗殺者ギルドのマスターであり、魔王軍総司令でもある。聖美をさらった張本人。魔力が視覚化できるほどに多い。魔王ヒュベルトゥスからの命令で暗殺者ギルドを設立し、王都で暗殺者たちを使って貴族の関係性や王国の情報を得ていた。正体は八英雄の一人であるセルゲイ。家族が何者かによって殺されたのちに王都から姿を消し、べレイア平原でユメシュから闇の魔術と魔法の力を受け継ぎ、魔王軍へと加入した。また、儀式の際に身長も以前より20cmほど高くなっている。髪の色は紫だったものが黒に変わっていたが、毛先だけは紫のまま。儀式後はユメシュから名を受け継いでその名を名乗っている。魔法の展開速度が速い。挑発に乗りやすい。魔王城の地下で人型悪魔ホムンクルスとゴーレムを製造し続けている。寛之を連れて、援軍としてルフストフ教国へと向かった。フィリスが攻めてきたのに対して、上手く迎撃した。大聖堂までやって来た直哉と寛之相手に互角以上に戦い追い詰めたが、ジェラルドの乱入で仕留めそこなった。七魔将に与えていた影を自分の元に集め、自分本来の力を取り戻した。すべての力を取り戻した状態であれば、八眷属ですら雑魚と言っても過言ではないほどの力を有している。人類最強の英雄と呼ばれるジェラルドですら、勝つことは出来なかった。魔法の同時詠唱ができ、ジェラルドを驚かせた。暗黒の球体を発射し、ジェラルドを戦闘不能にまで追い込んだ。しかし、その後に戦った直哉の猛攻に苦戦を強いられた。直哉が暗黒光線を真正面を防ぎとめたことや暗黒重力球を内側から破られたことに驚いていた。七魔将から取り込んだ影の力で、七魔将たちの技を使うことができる。直哉に止めを刺されそうになったが、魔王ヒュベルトゥスによって助けられた。


クロヴィス

ユメシュ配下の七魔将の一人。スチールグレイの髪に、白銀の鎧を纏った男。得物は片手剣ショートソード。自分の楽しみを邪魔されると激昂する性格。ジスランから聖堂騎士団長の証であり、代々の聖堂騎士団長にのみはめることを許された聖なる指輪を奪った。ルフストフ教国を陥落させるべく、人型悪魔ホムンクルス1万4千体、ゴーレム八百体を率いて出撃していった。軍勢を突入させる前に、アルダリオンと戦い、手傷を負いながらも殺害し、それによって、“破邪の結界バリアダデファレッツオン”が解除された。寛之と共に聖都フレイスの北門の守備を任された。七魔将の中でも腕の立つ戦士である。寛之と共にフィリスの軍を迎え撃った。フィリスたちを結界内部で待ち構え、総攻撃を仕掛けた。時魔術での加速を用いて、直哉を圧倒したが、あと一歩のところでジェラルドに割って入られ、機を逃した。終始、ジェラルドに圧倒されたが、時の加速を肉体の限界を超えるほどに酷使したが、それでもジェラルドには歯が立たなかった。ジスランとの出会いの話をジェラルドに打ち明けた。

時魔術・加速:あらゆる動作が加速する。魔法ではないため、魔法破壊魔法は作用しない。この魔術は悪魔の力を解放している時しか使用することができない。


守能寛之

直哉の中学の頃からの友人でアニメやゲーム(アクションRPG系、音ゲー)が大好きな17才。誕生日は5月4日。身長161cm、体重57kg。七三分けの黒髪。現在、魔鉄ランクの冒険者で、茉由と交際中。元々肥満体だったが、ミレーヌとの格闘術の訓練の間に容姿が激変し平均的な体系になった。辛抱強く、聞き上手な一面がある。人ごみに酔いやすい体質。胸は大きい方が好みで、このことで直哉とは意見が食い違う。現在は買い取った屋敷に住んでいる。茉由の一番好きなところは、何にでも真っ直ぐなところ。マルティンからのユメシュを守るという頼みを引き受け、実際に守った。マルティンに協力した理由は力が欲しかったから。現在は直哉たちの元を離れ、ユメシュの直属の配下として魔王軍に在籍。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。悪魔の力を有している。ユメシュと共に援軍としてルフストフ教国へと向かった。クロヴィスと共に聖都フレイスの北門の守備を任された。聖都フレイスを覆うほどに巨大な結界を張った。クロヴィスと共にフィリスの軍を迎え撃った。フィリスとアシュレイを二人まとめて撃破した。実は、ユメシュに洗脳されており、直哉に賢竜の力で解除された。また、魔王軍に潜り込んだのは、魔王軍の情報を集めるためだった。その前に洗脳されてしまったことを直哉にバカにされ、殴り合いのケンカをした。大聖堂に入る際に、直哉と共にふざけた合言葉を使った。ユメシュと率先して戦おうとしたが、直哉から頭を冷やすように言われた。その後、直哉と共闘し、ユメシュ相手に善戦した。来訪者組全員で魔王ヒュベルトゥスに挑んだが、傷一つ負わせることが出来なかった。

障壁魔法:半透明の壁を出現させる魔法。主に自分や仲間を守る際に使うが、使い方次第では踏み台にしたり、カケラを相手に飛ばして攻撃したりできる。


バートラム

ユメシュ配下の七魔将の一人で、ライラック色の髪を持つ男。使う得物は両刃斧ラビュリスで、頑丈そうな黒色の鎧を纏っている。また、バーナードのことを戦士として高く評価していた。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。“破邪の結界バリアダデファレッツオン”の解除後、聖都フレイスへと攻め込んだ。イライアスと共に聖都フレイスの南門の守備を任された。また、イライアスとの仲が良い。間合いによる優位性を活かして、紗希を追い詰めた。だが、紗希がクラレンスの加勢を得たことによって敗北した。

闇の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に闇の魔力を纏わせて一撃を叩き込むか、狙いを定めて一気にドス黒い砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


イライアス

ユメシュ配下の七魔将の一人。ロイヤルパープルの髪をオールバックにしている中年男。右手に大斧、左手に大剣を装備している。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。“破邪の結界バリアダデファレッツオン”の解除後、聖都フレイスへと攻め込んだ。雑魚の相手はつまらない作業だと思っている。バートラムと共に聖都フレイスの南門の守備を任された。また、バートラムとの仲が良い。ラルフとダフネが戻るまでの間、東門の防衛に当たった。洋介と力勝負では互角であった。洋介を怪力を用いて苦戦させたが、最後には相討ち寸前で敗北し、灰となって崩れ落ちた。

闇属性の身体強化魔法:闇属性の魔力で筋力、肉体の耐久性、敏捷性を底上げする魔法。


ルイザ

ユメシュ配下の七魔将の一人。パンジー色の髪を一つ結びにしている何とも生真面目そうな雰囲気を感じさせる。誰に対しても敬語口調である。武器は片手剣ブロードソード。拳を守るためにナックル・ガードを装備している。実力のある相手には敬意を表する。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。“破邪の結界バリアダデファレッツオン”の解除後、聖都フレイスへと攻め込んだ。逃げる人を後ろから斬り伏せるには抵抗感を感じている。カミラと共に聖都フレイスの西門の守備を任された。何事も堅実に事を進めるタイプである。力と敏捷性ではクラレンスに勝っていたこともあって、猛攻をよく防いだ。しかし、クラレンスの放った全力の一撃で跡形もなく消し飛ばされた。

召喚魔法・影装:影の装備を召喚することができる魔法で、汎用性が高いという長所がある。


カミラ

ユメシュ配下の七魔将の一人。チリアンパープルの色の髪をショートヘアにした女性で、セーラより数センチだけ背が高いモデル体型。左右の手にそれぞれ槍を一本ずつ提げている。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。“破邪の結界バリアダデファレッツオン”の解除後、聖都フレイスへと攻め込んだ。力を持たない弱者を始末することに対して、何とも感じない残忍さを持つ。カミラと共に聖都フレイスの西門の守備を任された。血の気が多く、思い切りが良い。夏海を手数で圧倒し、追い詰めたが、最終的には何度倒れても起き上がってくる夏海の意地の前に敗北し、灰となって崩れ落ちた。

闇属性の魔法槍:槍に闇の魔力を纏わせることで攻撃の威力を上げることができる魔法。


ラルフ

ユメシュ配下の七魔将の一人。天然パーマがかったオーキッド色の髪をした大男。拳を使った格闘術を用いる。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。“破邪の結界バリアダデファレッツオン”の解除後、聖都フレイスへと攻め込んだ。雑魚相手とではなく、実力のある強者と戦いたいと思っている。ダフネと共に聖都フレイスの東門の守備を任された。ダフネとは何かと一緒に行動することが多く、互いの事をよく理解している。ダフネと共にホムンクルスを率いて、海岸部を襲った。吸血鬼の力を扱うことができる聖美と戦うも、茉由を殺させまいとする聖美の覚悟の前に力及ばず、灰となって崩れ落ちた。

闇の魔法拳:拳に黒い魔力を纏わせるだけのシンプルなモノだが、格闘術を心得ている者にとってはありがたい魔法である。


ダフネ

ユメシュ配下の七魔将の一人。ラベンダー色のストレートロングヘアーをした女性。使用する武器は波状剣フランベルジュ。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。“破邪の結界バリアダデファレッツオン”の解除後、聖都フレイスへと攻め込んだ。逃げる人を後ろから斬り伏せるといった、弱者をいたぶる行為は好きではない。ラルフと共に聖都フレイスの西門の守備を任された。ラルフとは何かと一緒に行動することが多く、互いの事をよく理解している。ラルフと共にホムンクルスを率いて、海岸部を襲った。力、敏捷、技、駆け引きのあらゆる面で茉由を凌駕していたが、聖美のアシストを受けた茉由に最後は敗北し、灰となって崩れ落ちた。

影属性の魔法剣:剣に影を纏わせる魔法。直接相手を斬りつけたり、影の刃を飛ばしたりと遠近両用の使い方が出来る。


レティーシャ

くるわ言葉を使う乳白色の長髪をもつ女。マルティンの姉。髪の色と同じ色の一対の翼を持っている。顔も体のパーツも人形のようにきれいに整っており、瞳の色は碧色。アスクセティの森にある遺跡を襲撃した。ヴィゴールに深手を負わせたジェラルドに対して警戒感を示している。ユメシュ不在の間、魔王城を含め、魔族領の防衛を任せられ、魔王城に帰還した魔王ヒュベルトゥスを出迎えた。戦後の七眷属会議では、今は力を温存するべきだという意見だった。


マルティン

レティーシャの弟。寛之にユメシュを守るようにと依頼をした。ユメシュの危機の際には竜の力を解除した直哉を背後から短剣で刺した。


ゲオルグ

真紅の髪をしており、毛先だけが朱色になっているタンクトップ姿の男。身長は2メートル近い。ユメシュに対して反抗的な態度を取る。軍を率いてセベマの街を火球で消し去った。怒りっぽいが、部下想いな一面もある。粗暴だが、頭が悪いわけではない。魔王を出迎えたのち、魔王城までの護衛を務めた。戦後の七眷属会議では今すぐにでも魔王の弔い合戦をするべきだという意見だった。


ブランドン

ゲオルグ配下の将軍で、逆立ったルビーレッドの髪を持つ大男。大斧と魔鎧レイアティアを装備している。

炎の身体強化魔法:体中に炎を纏わせることが出来る身体強化魔法で、武器に炎を纏わせられないという欠点がある。


クリスタ

ゲオルグ配下の将軍で、ファイアーレッドの髪をツーサイドアップにして束ねたモデル体型の女性。長槍と魔鎧レイアティアを装備している。

召喚魔法・炎装:炎の装備を召喚することができる魔法で、汎用性が高いという長所がある。


サンドラ

ゲオルグ配下の将軍で、サーモンピンクの髪を二つ結びにした内気そうな印象を受ける、華奢な少女。サーベルと魔鎧レイアティアを装備している。

火の植物魔法:地面から炎で構成された植物を生やすもので、主に防御の方に重点を置いた魔法。


ザウルベック

氷のエレメントを司る眷属で、ベルナルドに変わって魔王から派遣されてきた白髪頭をした初老の男。立派な髭を蓄えている。使用する武器は大鎌。ザルモトル雪原にある村を氷漬けにし、そこでクラレンスと交戦したが、戦いの最中に現れたジェラルドに深手を負わされ、魔王城へと撤退した。戦後の七眷属会議では、今は力を温存するべきだという意見だった。


ヴィゴール

唐茶色の髪をした鎧に身を包んでいる。武器は大斧。部下思いな性格。見かけによらず、頭も冴える。一般人は気を失い、兵士たちも嘔吐するものや気絶したりするほどのプレッシャーを放つ。ローカラトでの戦いでジェラルドから受けた傷は完治している。復活をウラジミールとカトリオナの二人は歓喜していた。引き続き魔族領の防衛を担っている。魔王を出迎えたのち、魔王城までの護衛を務めた。戦後の七眷属会議では、今は力を温存するべきだという意見だった。


ディアナ

ウェーブのかかった腰元まで届く長さの暗緑色の髪をもつ女性。得物は長槍。ユメシュからの指令で大空の宝玉を奪取した。人間を下に見ているが、魔王軍の中では差別意識はマシな方である。戦場における指示が迅速かつ的確。現在はベルナルドと共に西の大陸の守備についた。戦後の七眷属今すぐにでも魔王の弔い合戦をするべきだという意見だった。


ベルナルド

2メートル近い身長に藍色の髪をしたスーツ姿の腰からサーベルを下げている男。物言いが丁寧で常に余裕な態度を崩さず、礼儀正しい。水中でも口を開けて話をすることができる。港町アムルノスを攻撃するも、王国騎士団の抵抗を受けて撤退した。現在はディアナと共に西の大陸の守備についた。戦後の七眷属会議では、今は力を温存するべきだという意見だった。


カーティス

雷の八眷属。南の大陸で、ルフストフ教国に対して兵糧攻めを行なっている。戦後の七眷属会議では今すぐにでも魔王の弔い合戦をするべきだという意見だった。


クラウディア

魔王ヒュベルトゥスの妹。長身の女性であり、見た目的には20代前半である。21年前に父である魔王グラノリエルスが死んだ後に、兄であるヒュベルトゥスが魔王になることをあまりよく思っていない。父である魔王グラノリエルスよりも戦闘面に関しては強かった。そのことを褒められて嬉しく思っていた。

第11章の登場人物紹介はいかがでしたか?

相変わらず、長くなってしまって申し訳ないです(笑)

さて、明日からは最終章「人魔決戦編」がスタートします!

――次回「アシュレイの秘密」

更新は明後日、11/22(月)の20時になりますので、お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ