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すぅちゃんの1日 そのさんじゅうご
「あ、スオウ。ちょっと待ってください」
水浴びに向かおうとした所、スゥイに呼び止められる。
「うん? どうした?」
「ふむ……、すこし伸びてきましたか? 目が隠れてます」
「ああ、髪か、そうだな。ついでだから切って来るか」
「私が切りましょう」
「え゛、いや遠慮する。自分で出来るから」
「何でそこで遠慮するんですか、美少女が切ってあげようと言っているのですよ?」
「自分で美少女って言うなよ、っていうかお前に刃物を持って後ろに立たれたく……」
「なにか?」
「いえ、是非お願いいたします」




