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魔法の姫と世紀末世界のストレンジャー  作者: ウィル・テネブリス
世紀末世界のストレンジャー
106/580

19 P-DIY2000


 どうしようか迷った結果、寝床の確保のため宿屋に向かうことにした。

 そこは150年以上前からずっと姿を保っている古めかしい建物だった。

 中に入るとカウンターの向こうで退屈そうにしているおばちゃんが一人。


「……おや、あなたはルキウスさんと一緒にいた……」


 やる気をあまり感じられない声と共にこっちを見てきた。


「部屋を借りに来たんだ。犬と人間一人、それから喋る短剣でおいくら?」


 尋ねるが、おばちゃんはこっちをじっと見ながらゆっくりと喋った。


「それなら一晩500チップ、でもあなたならお代はいらないよ」

「タダってことか? 一体なんでまた?」


 いきなり金はいらない、といわれてしまった。

 100%オフの理由を聞こうとするとすぐに相手は視線を落として。


「さっきあなたたちが助けた親子を覚えてるかい?」

「チェーンソーでぶった切られる寸前の?」

「そうさ、ありゃわたしの娘と孫だ。旦那に先立たれて今年で三十になる、つまりそういうことだよ」

「……そうか、じゃあ一晩とめてくれ」


 言うにはそういうことらしい、ご厚意に甘えることにした。


「階段を上ってすぐだよ。ごゆっくり」


 目の前のおばちゃんは口元を少し緩ませて、手にした鍵を伸ばしてくる。

 この建物は一階は酒場、二階は宿屋という構造らしい。


「ありがとう。ところで何か食べるものとか売ってないか? 今朝から何も食べてないんだ……」


 カウンターに近づいて鍵を受け取るついでに食べ物はないか尋ねてみた。

 しかしおばちゃんは自分の後ろにあるキッチンを向くと。


「……材料があったら何か作ってやりたいんだけどね、あいつらに奪われてロクなものがないんだよ」


 ああ、うん、略奪された冷蔵庫の姿がある。

 電気は通ってるみたいだ、つまり無を冷やしている。

 この人が退屈そうにしている理由が分かった、商品がないってことだ。


「……そうか。それなら自分で――」


 もう野外で動物でも狩るかと思っていると「まあまちな」と呼び止められた。


「マカロニアンドチーズならあるんだけどね、腐るほど」

「手作りか?」

「150年モノの市販品さ。賞味期限はなし。150チップだよ」


 言葉の意味はすぐ分かった。

 『HANDYマカロニアンドチーズ』の箱を取り出してきたからだ。

 パッケージ上ではタコみたいな怪物が虚無顔の子供の口にマカロニをしこたま詰め込む非人道的なプレイに興じている。


「じゃあそいつをくれ」

『……また変なイラスト……!』

「はいよ。そこで座って待ってなさい」


 おばちゃんはカウンター裏から水入りのボトルを拾いはじめた。

 料理が来るまで戦利品のチェックでもしようかなと思っていると。


「やあこんにちは、ニンジャさんに喋る短剣さん。PDA見せてくれない?」


 いきなり後ろで扉が開いて、迷彩柄の帽子を被った青年が声をかけてきた。

 黒づくめの格好で好奇心いっぱいな顔だ、そしてずうずうしい。


『こ、こんにちは……?』

「ほんとに喋るんだなーすげー! で、PDA見せて?」

「後にしてくれ」


 いまはほっとくことにした。

 子供っぽい顔つきの彼は仕方がなさそうに出ていった。


「……なんだ今のやつ、あんたの知り合いか?」

「エンフォーサのメンバーだよ。機械オタクだ、説明おわり」


 おばちゃんは呆れつつフライパンでお湯を沸かして、マカロニをフル投入。

 ざらっと入った大量のそれが水を吸ってあっという間に膨れ上がるのが見えた。

 そこへ付属していた黄色い粉と真っ白な粉をかけると酸味のあるチーズの香りが漂い始め、何度かかき混ぜ。


「はい、召し上がれ」


 もうできたようだ、大皿いっぱいの黄色味強めなマカロニが差し出される。

 150チップを支払って「いただきます」とスプーンでがっつくと――普通にうまい。

 少し酸味が強いが濃いバター風味のおかげでとても食べ応えがある。


「……うまいなこれ!!!」

「長いことここに立ってるけど、そんなもんを喜んで食べる人は初めてだね」


 気に入ってしまった、何だったらもう一皿余裕でいけそうだ。

 ついでだしミコを抜いてマカロニの中に突っ込んでみる。


『うーん、マカロニとチーズって感じの味だね。ちょっと濃い気がするけど』

「うまいなこれ!!!!」

『……いちクン、落ち着こう?』


 俺は大量のマカロニアンドチーズをむさぼった。

 ニクに近づけると少し遠慮がちに食べた。おいしくなさそうに。


「その短剣、喋るのかい? 変わってるね」


 わんこにも何かあげようかと考えていると、相手は指先を向けてきた。

 標的はミコだ、ただしあまり驚いてもいない。


「驚かないのか?」

「長いこと生きてると驚くことすら忘れていくものよ」

「奇遇だな。俺も驚きすぎて感覚が鈍ってきたんだ。あと脳も欠けてる」

「それは気の毒。でもあなたは若いうちにいっぱい刺激を受けておくんだよ」

『あ、は、初めまして……ミセリコルデっていいます』

慈悲(ミセリコルデ)ね、とどめを刺すような名前でおっかないね」

『とどめ……!?』


 俺は大皿いっぱいのマカロニをあっという間に完食した。

 よほど異様に見えたのか、おばちゃんはドン引きだ。


「どんだけお腹が減ってたんだい? もう完食だなんてどうかしてるよ」

「……おばちゃん、こいつのおかわりくれないか?」

「こんなのが気に入ったのかい?」

「初めて食べたけどかなり気に入ったんだ」

「食べ終わったら外で待ってるあの子と話してやっておくれ。退屈そうにしてるから」


 この日、俺の好物リストにマカロニアンドチーズという項目ができた。



 食事を終えて、軽く荷物を整理して外へ出ると。


「待ってたよ! PDA見せてー!」


 満腹のストレンジャーを待ち構えていたのは帽子を被った黒づくめだった。

 黙ってればこの世界で美男子カテゴリにぶち込まれそうな見た目だがずうずうしい。


「お前の口癖は「PDA見せて」なのか? 誰だお前」

「僕はハヴォック、エンフォーサーの一員さ。まあほら、戦前の技術大好きっ子だよ。何がいいたいか分かる?」


 相手はもじもじしている。

 仕方がなくそーっとPDAを取り出すと、

 

「わあすごい本物のP-DIY1500だ! 戦前の軍用規格、一番古い奴だ! しかもこのダークグレー感と分厚さは間違いなくブラックカラーのシェルター居住者モデル! てことは君は擲弾兵なんだよね!?」


 勝手にぶんどって調べ始めてしまった。

 別に壊さないならいいが、一応こいつは俺のステータス画面だ。

 ある意味人の身体をべたべた触るようなもんだ。つまりえっちだ。


「PDAが欲しいとか言わないよな、このド変態」

「大体あってるね!」

「地底に帰りやがれ!」


 PDAを取り上げた。

 しかし相手もあきらめない、必死に呼び止めようとしてくる。


「いやいやいやいやそういう話じゃなくてね?」

「じゃあどういう話だ。俺が敵に回る前に手早く言えこの変態」

「新しいモデルと交換しないってことだよ!」


 売ってくれとか譲ってくれとかじゃなくて交換、とは一体。

 だがいわれてみればカーペンター伍長も古いものだと口にしていた気がする。

 要するにスマホの機種変更みたいなもんか、少し悩むが言い分を聞いてみよう。


「つまりアップグレードしてくれるってことか?」

「そういうことだね。君はもっといい性能のPDAを手に入れる。で、僕は貴重なシェルター居住者用モデルを手に入れる。いい取引だよね?」

「こいつは俺のステータス(・・・・・)なんだけどな」

「だったら磨くべきだと思うよ、大丈夫データも移行したげるから」

「えー、でもなー。この見た目気に入ってるんだよなー」

「P-DIY2000だよー、もっとカッコいいよー、性能もいいし便利だよー」

「ほんとにー?」

「ほんとだよー。軍用モデルだよー」

「よし乗った案内しろ兄弟」

『待って!? もう少し考えてから答え出そうよ!?』


 話し合いの結果、相手の熱意に負けた俺はPDAの乗り換えを決意した。

 ハヴォックという青年はようやく悲願が成就したような顔つきで、


「よっしゃ! じゃあついておいで、うちの店に招待するよ!」


 興奮気味に街の中を案内し始めた。



 道中、ハヴォックはこの街のことを話してくれた。

 このキッドタウンはかつて無人兵器に守られた小さな町だった。

 しかし最終戦争で無差別に人を襲うようになってからは、ここで人類と機械の壮絶な戦いがあったそうだ。


 エンフォーサーというのは機械に*勝利*した人類の名残ということらしい。

 無人の空港には彼らが無人兵器たちからはぎ取った特殊なパネルが並べられ、そこで電力を生み出している。


 問題はその勇敢な血筋を持つエンフォーサーの隊員を追うと。


「じいちゃん、客だよ! すんごいの見つけた!」


 こじんまりした骨董品屋にたどり着いてしまった。

 肝心の店の中はというと、ゴミ屋敷に片足を踏み込んでいる感じだ。

 この世にあるものを浅く広く集めたみたいな顔ぶれが棚上に押し込まれてる。


「なんだなんだ、一体どうしたハヴォック坊」

「P-DIY1500! シェルターモデルだ! この人が持ってるよ!」


 ここを取り仕切る雑貨の王は、とても落ち着いた様子の老人だった。

 どうせ客なんて来ないとばかりにのんびり紙たばこを味わっていたが。


「……騒がしくするんじゃないぞ」


 ほぼ無関心な様子で席をどけた。背後には扉がある。

 ハヴォックはカウンター脇をすり抜けてその中に入って、


「さあさあ、まず交換する前に説明からいこうね!」


 奥の部屋から何かを持ってきた。

 その何かとは――太くて黒いリストバンドに固定された湾曲したデバイスだ。

 特徴としては本体の厚さが5㎜あるかどうかということ、それから今まで使っていたものと違ってボタン類が一切ないことだ。


「これがP-DIY2000だよ、今までのものと違ってスペックは数倍も向上。完全タッチパネル式で音質と画質も比べ物にならないほど良くなってるんだ」


 余白にかすれた文字でこう書いてある、【P-DIY2000】と。


「こいつと比べるとちょっと頼りないな。そんなに薄くて大丈夫なのか?」


 22口径の拳銃と50口径の小銃を比べるようなものだと思った。

 ちょっとがっかりしていると相手は「ほらそういうと思った」と口にして。


「でも大丈夫、これは無人兵器に使われてるブラックプレートと同じ素材が使われてるんだ。頑丈さでいえばそれより上だろうし、サポート期限は驚異の100年保障――ってもう150年経ってたね!」


 こっちに手渡して来た。

 ものすごく軽い。少なくとも、持っていることを忘れるぐらいには。

 メモリスティックを接続するポートもあるし、ディスプレイサイズも前より広い。


「で、どうする? 機種変更する? やめとく? 互換性があるから前のデータはそのまま移行するけど……」


 いちいちポケットから出すのが面倒だったし、地味にかさばるのは間違いない。

 それに機種変更によってこのステータス画面(・・・・・・・)がどうなるか興味も沸いていたので。


「じゃあ頼む。前のPDAはお前にやるよ」

『ほんとにしちゃうんだ……大丈夫なの?』

「……笑わないで聞いてくれ、あっちのがカッコいいから……」

『ノリが軽すぎるよいちクン……!』


 よって即決。ハーバー・シェルターのPDAを躊躇なく手渡した。

 するとハヴォックは目を輝かせて引ったくり。


「……君って最高。もう一緒に寝てもいいぐらい!」

「じゃあおっぱい触らせてくれ。直で」

『いきなり何いってるのいちクン!?』

「いいよ、さあどうぞ! 優しくしてね?」

「よしじゃあそこの壁に立ってくれ、壁ドンするから上着をめく……」

「おい、うちの店で変なことするなといってるだろう」


 胸板を触らせてもらおうとしたが老人が邪魔で失敗した。

 そんなわけで念願の旧世代モデルを手に彼は店の奥へ行こうとするが。


「あっそうだ、そのニンジャ・ナイフも見せてくれないかな?」


 ベルトに差してあるクナイにも目をつけてきた。

 一本だけ抜いてよーく見せてやった。


クナイ(こいつ)のことか?」

「そう、それ。手短に言うとそれ見たらインスピレーションが刺激されたんだ。つまりその、ちょっと見せてくれたら面白いガジェットがこの世に生まれると思うよ」

「じゃあこの世界のためにもお前に投資しよう。一本やるよ」

「ありがと! これでウェイストランドのテクノロジーが一歩前進したね!」


 クナイを渡すとねっとり見つめながら行ってしまった。

 ようやく店の中が静かになると、


「……で、何か欲しいもんは? まさか冷やかしにきたわけじゃないだろう?」


 カウンター越しの老人が取り残された俺たちに店の品々をすすめてきた。

 ちょうどいい、今のうちに買い物をすませてしまおう。


「ついでに買い物しにきたんだ、心配しないでくれ。そうだな……ジンジャーエールはあるか? 辛口のやつだ」

「それなら三本ある、一本100チップだ」

「全部くれ」

「三本ね。まったく今日は飲み物が良く売れるな、さっきミュータントが店の中にあるドクターソーダを全部買い占めちまったんだ」


 とりあえず念願のジンジャーエールを買った、300チップだ。

 他に物色していると、ニクが無言でじーっと斜め上を向いていることに気づく。

 一緒に同じ方向を見ると雑多な食品に混じってドッグフード缶があった。


「……それからドッグフード二つ。ポテトバーを三箱、ドライフルーツも」

「ワンッ!」

「ああそうだ、本とかもないか? タメになるやつ」

「普通のと男同士のやつどっちがいい? どっちも500チップでいい」

「そっちじゃなくてスキル本的なやつだ。料理本とかだとなおいい」

『……男同士!?』

「アメリカ南部料理の本と狩りの教本ぐらいならある。どっちも1000チップだ」

「よし、そいつもだ。いくらだ?」

「全部で2780チップだ。お前さんみたいな羽振りがいい客はモテるだろうさ」

『……男同士……』


 これでリム様の欲しがっていたものとスキル本、ニクのご飯も手に入った。

 料理本はあとでミコと一緒に見てみようと思っていると。


『ねえ、いちクン。あそこに積んであるのって……』


 ミコが何かに気づいたようだ。

 その「あれ」の場所は『集中』して棚を見るとすぐ理解した。

 食品棚に見覚えのある小さなプレートが数枚、埃をかぶってたからだ。


「……思いっきり見覚えがあるな。処分品みたいで気づかなかった」

『やっぱりアーツアーカイブだよね? 売れてないみたいだけど……』


 透明感のある青色、間違いなく【アーツアーカイブ】だ。


「なあじいさん。ここじゃ健康のためにこんな板食うのか?」


 俺は喋る短剣を珍しそうに見てくる老人に尋ねることにした。


「んなわけあるか。これはエンフォーサーからの払い下げ品さ。あいつらは使えなかったり用途不明なものがあれば全部ここに押し付けやがる」

「そうか。じゃあそいつがもしも俺たちにしか使えないっていったらどうする?」

「……何か使い道を知ってるのか?」

「今言った通りだ」


 そういうと、店主は「ふーむ」と悩ましそうに発してから。


「それなら一枚300でどうだ?」


 けっこうな値段をつけてきた。

 どんなアーツなのか内容が定かではない以上、一枚でその値段は高すぎる。

 ならこっちも強気にいこう。向こうもそう望んでるはずだ。


「高いな。それだとそいつの使い道と一緒に買い手も失うぞ」

「250でどうだ。使い道も教えてくれれば更に安くできそうだが」

「まだ高いと思わないか? 使えるのは俺だけかもしれないんだぞ?」

「……200。これ以上は許せないな」

「おい、使い道を話したらもっと安くしてくれるっていったな? そいつはメモリスティックみたいなもんだ、つまり適応するPDAがないと読み込めないわけだ。何が言いたいか分かるよな?」

「分かった、150チップだ。売れずに腐らせるよりはマシだろう」

「ああ、俺はそいつに用がある、あんたは捨てずに売りさばける、フェアだと思わないか? てことで全部くれ」


 ぎりぎりを攻めた結果、半額までいけたようだ。

 こうして三枚の【アーツアーカイブ】を手に入れた、後で確認しよう。


「――お待たせダーリン! データ移行が完了したよ!」


 カウンターにチップを置いているとハヴォックが元気に戻ってきた。

 手には電源の入った――【P-DIY2000】が握られている。


「ちょうどお買い物が終わったところだ、おかえり。あとダーリンって呼ぶのはもうちょっと親交を深めてからにしてほしかった」

「はい、これが君の新しいPDAだよ。それからこのメモリスティックは僕の考えたガジェットの青写真が入ってる。中身は見てのお楽しみ!」

『ダーリン……』


 さっそくPDAを受け取って左腕に装着してみた。

 ジャンプスーツの上からでも取り付けやすいデザインになってるようだ。

 袖の上からかちっと固定すると、ちょうどよく片腕にフィットしてしまった。


「……悪くないな。邪魔になるかと思ったけど違和感がない」

「そりゃそうだよ、実戦向けの軍用モデルなんだから」


 少し腕を動かしてもまったく邪魔にならないことを確認、画面に指で触れてみた。


【おかえりなさい! そしてP-DIY2000へようこそ!】


 きれいに整えられたトップ画面がメッセージを添えて表示された。

 あの馴染んだ重さはもうないが、それ以上の頼もしさを感じる。

 というかカッコいい。まさにスマートだ。


「いろいろありがとうハヴォック。前のやつは俺だと思って大事にしてくれ」

「こっちこそありがとう! あんな貴重なものにお目にかかれるなんてもう、感無量だよ! あれは君との子供と思って大事にするよ!」

「待て、どっちがパパだ?」

「僕がママだね!」

「よし、じゃあ行って来るよハニー」

「いってらっしゃい、あなた!」

『……なにしてるの、この人たち……』

「おい、儂の店を汚すな。用が済んだらさっさと出てけ馬鹿ども」


 こうして新しいPDAと物資を手に入れた俺は宿へと戻っていった。


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