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チート級スキルを得たゲーマーのやりたいことだけするVRMMO!  作者: しりうす
創造神に会いに行こう!あとついでに龍神も
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Save45 ……チート

 と、ここまで考えがまとまったところで、ミライが話しかけてきた。


「マジかよ……って、どういう意味ですか?」


 どうやら、最後の言葉が声に漏れていたらしい。このことは秘密にしておくことでもないし、俺の考えをミライ達に伝えておいた。


「【神級魔法】を使えるプレイヤー、ねぇ?」

「本当に居るんですか?」

「……それ」


 サクラの言う“それ”とは、ミライが言ったことについてだろう。だがなぁ、一人だけ心当たりがあるんだよなぁ。一ヶ月足らずでここ【オーネスト】まで来れて【神級魔法】を使えるだけのレベルとステータスを持ってるやつ。一応伝えておくか。


「一人だけ心当たりがある」

「誰!?」

「誰ですか?」

「……誰?」


 全員食いついてきたんだが。そこまで気になる?


「教えよっかな~? 教えないっかな~?」

「──【魅了(チャーム)】。さて、キラ君。教えてください」

「アンラです」


 ……はっ! おのれミライ! 俺に向かって魔法を使うとは!……待てよ? なんで俺に魔法が効いてんの? 可笑しくね? 【賢者】で精神系魔法は相殺されるようになってんのに。あれれ?


「アンラって誰ですか? 女ですか? 女ですね?」


 怖っ! ミライが怖すぎるんですけど!? これは正直に答えないと、俺がどうにかなりそうだ。


「女でs──」

「関係は?」


 即質問(ノータイム)!?


「い、妹」

「なんだ、妹さんですか」


 あぁ、ミライがトゲトゲした雰囲気から柔らかい雰囲気に戻っていく。よ、よかったぁ……


「でも、なんで妹さんだと思うんですか?」


 お、ミライからもっともな質問が来た。まぁ、何も知らなかったら当然の疑問だよな。


「あいつ、βテストクリアしてんだよ」

「それがどうしたのよ?」


 今度はカオリか。


「βテストをクリアすると、こんな【称号】を貰えるんだよ」


 そう言って俺は自分のステータスを見せた。


〈称号〉

 βテストクリア者


[説明]

 βテストをクリアした者に与えられる称号。この称号を持っている者は上昇ステータスが倍化される。


 少し説明が変わっているが、アップデートしたからだろう。でも、修正が入っていないってことは、この後イベントか何かで一般プレイヤー向けに新しいスキルなりなんなりあるのかな?


「この称号、ずるくないかしら?」

「ずるいと思います」

「……ん」


 ミライ達がずるいと言っているがいつか救済されることを願って無視する。


「でもですよ。何故事故が起きたんでしょうかね?」

「それはただの設定じゃね?」


 数年前とかただの設定だろ。もし何かあるなら【聖属性魔法】使えばそれで終了だし、そこまで深く考えることはないと思う。

 

 それをミライに説明したら、今度はカオリが言い出した。


「それは分かったわ。じゃあ、この小屋どうやって壊すのよ?」


 こいつ馬鹿なのか? あれ? 【賢者】の効果って教えたよね?


「そこは気になります。教えてください」


 ミライが言うってことは、教えてないのかな? なら教えるか。


「普通に壊すよ?」

「それが出来なかったじゃない」

「【賢者】には魔法の威力を操作できる効果もあるんだよ。それに【昇華】も合わせれば絶対とは言えないけどほぼ全ての魔法はどうにかなる」

「チートじゃない」

「チートですね」

「……チート」


 みんなの意見は尤もだと思う。昔の俺は何てスキルを作ってんだ。馬鹿だろ。ま、今更そんなこと言ったって仕方ない。今はこの小屋を壊そう。


「──【破壊(デストロイ)】【昇華】」


 魔法に【昇華】を合わせて【神級魔法】よりも上位に【破壊】を昇格させた。これで無効化されないはず。


 あ、それと。さっき俺が【昇華】と組み合わせればどんな魔法でも大体どうにかなるって言ったけど、今俺がやったようにされたら無効化されるし、そもそも無効化が出来ない魔法とかあるから、大体って言葉を使った。


 無効化できない魔法とは【概念属性神級魔法】だ。全ての【概念属性魔法】は普通の魔法より一段上に位置付けられている。つまり、【概念属性初級魔法】を無効化しようと思ったら【中級魔法】を使わないといけない。


 勿論、【概念属性魔法】同士は、同じ階級で無効化できる。……【昇華】を使えば【概念属性神級魔法】も無効化できるね。でも【概念属性神級魔法】に【昇華】を使われたら……


 そんなことはどうでもいいとして、俺が使った【破壊】は魔法に無効化されることなく小屋に当たり、小屋を粉々に破壊した。……魔法で無効化って一回だけだっけ?


「やりましたね」

「残骸が残ってるけどね」

「なら燃やせばいいのです。 ──【炎爆(ファイヤーボム)】」


 ミライが【焔属性上級魔法・炎爆】を使った。すると、ミライの前に赤い魔法陣が描かれ始め、完全な魔法陣となると同時に小さな、拳一つ分くらいの火の玉が小屋の残骸に向かって飛んで行った。


 飛んで行った火の玉は、残骸に当たると爆発し、辺りに火の粉を巻き散らした。その火の粉が降りかかったところから火が発火し、残骸を燃やし尽くした。


「凄い威力だな」

「キラ君の【火災旋風(ファイヤートルネード)】には敵いませんよ」


 いやでもあれは【賢者】で威力上げてたし。因みに、【火災旋風】の素になっている魔法に【火属性上級魔法・爆炎(フレア)】という魔法があるが、これは一ヶ所を爆破する、という魔法だ。


「さて、小屋が無くなったけど、相変わらず地面は枯れたままね」

「どうしましょうか」


 この問題だが、原因がシステムじゃないならどうにかなる。


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