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90話、回れ!回れ!

お久しぶりです。

「皆の衆、ついて参れ!!城を枕に討って出る!!」


陶家家臣、井上弥左衛門の号令にて神門城の城門が開かれる。弥左衛門以下、数百。前に広がる三好の兵にまっすぐ走る。さすがは、数日大軍相手に籠城した兵たちである。その勇猛さ、粘り強さから弥左衛門は「出雲の田単」と語られることになる。




-------神門川・三好軍本陣-------

「民部大夫様(十河一存)、敵将・井上弥左衛門、城より出てきました!!」



神門川に布陣する三好軍を率いるのは十河民部大夫である。十河といえば、三好が誇る勇将である。


「重吉、狼狽えるでない。最後の足掻きだ。落ち着いて手討ちにせよ。死兵といえどもたかが数百。五人で一人を討て。」


「ははっ!」


弥左衛門率いる陶兵は、三好軍第一陣寸前まで躍り出た。





「右に回れ!回れ!回れ!十河の兵から離れろ!!」


さすがは、練兵されにされた陶兵である。急な号令といえども、数日籠城をしたといえども、弥左衛門の怒号に合わせて敵兵から離れる。



「!!井上某は、城をすて他の戦場への救援へと赴くのか?ならば、ここで討たねばなるまい。追って架らめとるぞ。重吉、十河一族を集結させよ。」


「ははっ。」




「了三入道、重吉、重久、亀介ここで井上を討ち取る。他の戦場に流入されれば、数百といえども1000に近い。」


「「ははっ!!」」


十河弥左衛門は十河の一族を率い、井上弥左衛門を追う。

よかったら、感想ご指摘お願いします。


陶藤三郎家臣

伊香賀民部少輔隆正

井上弥左衛門利宅

棟喜助(職人)棟衆棟梁

千賀地半蔵保長(忍衆)

小笠原太郎左衛門尉長秀

末武新衛門

尼子左衛門太夫敬久(与力)

湯浅五助隆貞

杉源七郎重輔(友人)

下瀬与六郎頼盛

山中鷹之助満護

山中鹿之介幸護

工藤次郎三郎護経


馬廻

豊井佐兵衛護久

豊井利兵衛護国

生野与太郎護正

温見利助護忠

来巻仁兵衛護路

山田田吾護武

大藤谷助六郎護亘

瀬戸権兵衛護敏

大島庄右衛門護則

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