表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/106

八十一話、中国大返し

もうすぐ新生活ですね。てか、始まってる人もいるのでは?新たな学生生活を向かえる皆さん、新たに新入社員として社畜となる皆さん、そうじゃない皆さん、そして、俺たちニートも頑張りましょう!!いや、ニート頑張れよ。いや、俺頑張れよ。でも、4月10日から大学中退ニート脱却だもん!!!

ーーーーー天文二十四年六月四日・神門川城ーーーーー



「殿!神門川城が見えてまいりました!!」


「あぁ!皆の衆!!長旅ご苦労!!まずは、鎧を脱ぎ体を休めよ!!」


丹波から、播磨を突っ切り、山名領である、因幡、伯耆を抜け出雲神門川城へと帰城することが出来た。その日数、三日。太閤秀吉の中国大返しの十日より五日以上も少ない日数で、走り続けた。まぁ、あちらは三万の大軍だがな。




「城主、陶兵衛少尉隆護ただいま帰城した!!」


「殿!!お待ちしておりました!!」


「弥左!!!早く門を開けてくれぇい!!!!兵に水と湯漬けを!!!」


「ははっ!!!門を開けよ!!!!水と湯漬けを500人分手配せい!!!!そして、奥方をお呼びせ、、」よい!身重だ!!子に障る!!!俺が行く!!!」


弥左衛門は、戦も内政もできる器用貧乏のばずだがそれくらい考えようよ。あ、父親じゃないからわかんないか^^な、場合じゃない!






ーーーーーーーーーー


「弥左、戦況は?」


「敵は大友一万五千と、三好の一万程!!対するこちら方は、大殿(たかふさ)が周防より四千、内藤弾正忠様が残った大内家臣を纏め兵三千を率いそれぞれ対峙されておりまする!!」


「そうか、、、」


父とじいちゃんが、半ば殿(しんがり)というわけか。大寧寺の変の逆だな。


「御屋形様と新屋形様は!?」


「御屋形様は、大寧寺に、周防・玉祖(たまのお)神社に逃れられております!!」


御屋形様(よしたか)は、親子共々、共倒れを恐れたか。


「そうか。大友は大寧寺へ、三好は玉祖神社へ向かっておるということか?」


「その通りにございます!!」


どうする、隆護。ここから近いじいちゃんの三千に合流しするべきか?いや、神門川城から出せる兵は、最大で二千。さらに五百は丹波から走って来たばかり。残っていた千五百しか兵を出せない。ならばまずは、周防にいる新屋形様(かめじゅまる)の救出が急務か、、、?



「殿、お方様の御自室に着きましたが?」


「おぉ、そうか。弥左、俺が奥と話す間に、広間に将を集めて置いてくれ。」


「ははっ!」





ーーーーーーーーーー


「舞、ただいま戻った!!」


「貴方様!!!ご無事で何よりでございます!!」


「よい!ここには俺たちと侍女しかおらん。そんな堅苦しくなるな!!!まずは、俺の子をありがとう。」


「藤三郎、、、。」


「そして、俺がいない間、城の主としてありがとうな。」


「私も武家の娘よ。それに、侍女のおぎんに護身術を習っているから。この子を守らないと。」


強気なことを言っていても目が潤んでいる。その目線の先には、侍女の1人が。見かけない顔だが、、


「千賀地半蔵保長が長女、おぎんにございます。奥方様の侍女兼護衛として、父より付けられております。」


「そうか。おぎん、これからも舞と子を頼むぞ。」


「御意に。」


「敵方がここ、神門へも攻め寄せてくるかもしれない。女子供は、月山富田城へ逃げてもらう。詰の城だ。それでも抜けられた場合は、山名殿の元へ。悪いようにはされん。」


「貴方様が、敵をやっつけてくれましょう?」


「!あぁ!!任せてくれ!!!では、諸将を待たせてるゆえ、広間へ行くぞ。」


「ご武運を!!!」


「舞の武運も祈る!!!」







ーーーーーーーーーー


「皆、待たせた!!」


俺の家臣達が、甲冑を着込みずらーっと並んでいる。


おぉ、弥左衛門、小猿(忍衆頭代理)や五助(馬廻衆筆頭)も呼んでくれたか。やっぱ、お前出来るなぁ。さっきはあんなこと考えちゃってごめんな。



「これより評定を始める。と言っても、俺たちがすべきことは一つ。御屋形様と新屋形様をお救いすることだ!!」


「まずは、ここ神門川城から近い、新屋形様ですな?」


「その通りだ、鷹之助!!」


「しかし、殿、大殿と弾正忠様の援軍に行かずともよろしいのですか?」


「あぁ、父上と大祖父上は、大内が誇る名将。その2人が殿軍(でんぐん)を率いているんだ。抜けられる訳がなかろう!!」


「いらぬ心配でございましたな!」


「その通りよ!!そして、皆や兵たちの奥、非戦闘員は、月山富田城に詰めてもらう。しかし兵は裂けぬ。走り抜けた五百のうち、百を富田城に。そして、残りの四百をここ神門川城に籠らせる。城代はじいに!」


「ははっ!!命に変えても神門川城を守り抜きまする!!!」


「頼んだぞ!!!!」


「そして、温存していた千五百を率いまずは、玉祖神社に。そして、大寧寺へと直行する!!玉祖神社へ着いたら新屋形様をお連れし、五百で富田城へ!五百を率いるのは、弥左衛門と源太郎に頼む。そして弥左衛門は三百を連れじいと共に神門川城へ。そして、源太郎は、二百を引き連れ富田城へ篭れ!!!!」


「「ははっ!!」」


「あとの諸将は、千の兵と共に大寧寺へ向い、御屋形様をお救いたすぞ!!!」


「「「「「「「応!!!!!」」」」」」」


「あと、小猿、この書状を。」


「ここに書いてある名のもとでよろしいでしょうか?」


「あぁ、頼むぞ。」


「御意に。」


さぁ、大内父子救出作戦の始まりだ!!!!

小猿の話し方いちいちめんどくさいんで普通に「」にします。はい、変換めんどくさいだけです。




面白い、続きが気になる!と思ったら感想、いいね、評価、ブクマお願いします!!


おもんねぇと思ったらブラウザバックしてろこのや、、、、、なんでもないっす。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ