表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/106

45話、塩谷口攻防戦






























ーーーーー月山富田城・塩谷口・陶隆護本陣ーーーーー



「藤三郎殿、またお会いしましたな。」


「久しぶりですな。」


はい。今中国三大謀将の1人、謀神毛利少輔次郎元就さんとお話しております。


「藤三郎殿は初陣ながら、韋駄天の働きとか。」


「少輔次郎殿の謀略には及びませぬ。」


「そう申されますな。藤三郎殿の父御は、某の恩人にて、我が次男元春の義兄殿。その尾張守殿の嫡子であられる、藤三郎殿は某の孫のようなもの。この塩谷口での攻防では、必ずやこの少輔次郎が藤三郎殿をお守りいたそう。」


あ、ははは、なんか勝手に謀神の孫にナッチャッタ^^;


「では遠慮なく、じじ殿と呼ばせていただく。」


「!!はっははは!!!藤三郎殿は面白い御仁じゃ。では、()殿某は、永らく居候しておると吉見殿にどやされますゆえ、戻らせていただく。」


父のおかげ(?)で毛利元就からの陶家への印象は中々いいらしい(?)しかもなかなかフレンドリーなおっさんだったな。







「敵襲!!!敵襲!!!!!塩谷口より敵兵800!!!!!吉見様、毛利様の陣にも、同程度の敵兵が攻め込んでいる模様!!!!」


わかってるよ!!敵兵800が攻めてきたんだろ!!!そりゃあ攻めてくるだろ!!!!!


「者共!迎え撃てぇい!」


ここは俺でも先陣を切って走る。もちろん俺の左脇は、尼子敬久がガッチリガードしてくれている。


槍で、向かってくる尼子の兵たちを滅多刺しにしていく。


あ〜やっぱり先陣なんか切るべきじゃなかったわ、、、、俺パピーじゃないもん。隆房じゃないもん。隆護だもん。


でもうちの軍師甚太郎くん(12)に本陣占領されちゃってるし、あいつに軍略で及ばないし仕方ないよね^_−☆


もちろん、俺だって甚太郎くん(12)のご指示通りに動いてるよね。甚太郎くん様々じゃん!!





「者共!手柄が欲しくば敵と切り結べい!!」


「「「「「応!!!!!!」」」」」


「!名のある将とお見受けする!!!お相手を!!!!」


こんな時に馬乗の武者と、出会いたくないよ、、、


「藤三郎殿は、儂がお守り致す!!!そこの将!儂が相手じゃ!!!」


「む!左衛門太夫殿か!!!!」


「ん?その甲冑、多胡左衛門尉殿じゃな!相手に不足なし!!!!!いざ尋常に!!!!!」


敬久がめっさニヤッってして掛けて行く。


さすが、元尼子随一の将だ。敵将の槍の練度を凌駕する槍裁きだ。


しかし、敵将の槍筋も美しく防戦一方ながらも敬久の槍を防いでいる。


「あっ!!!!」


敵将の馬が足をくじき、敵将は落馬する。


「やめじゃ。藤三郎殿、左衛門尉殿は、文武両道の失い難き男。武士の情けにごさる。首にするのはやめにさせて頂けぬか?」


敬久が俺の顔を見て懇願してくる。


てか、多胡左衛門尉ってだれや?尼子家臣なんて、ほぼほぼ某鹿之助くらいしか知らなかったんだけど^^;


「左衛門太夫殿は、私の郎党にあらず。知古の戦友にございましょう。左衛門太夫殿の、お好きなようになされ。」


「忝ない。左衛門尉殿。また馬を取り替えて、参られよ。」


「左衛門太夫殿、、、、すまぬ!!」


多胡左衛門尉は、足を引き摺る馬に跨り、戦場を後にした。









はい。多胡左衛門尉辰敬は尼子敬久の与力武将として活躍していました。尼子経久の代から尼子家に使え、武芸にも、芸能、芸術にも優れたスーパー人間でした。そりゃあ敬久さんも首にしたくないですよね!!!知らんけど!!!!!



感想、評価、いいね、ブクマお待ちしております!!!


無知なところもありますのでご助言、ご指摘してただけると!!!


誤字報告も本当に助かります!!!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ