41話、騎馬500騎
12時までに間に合いそうにない、、、
途中で三人称に切り替わりまた主人公視点に戻ります!!!読みにくいかもですがご了承ください
「勇士達よ!俺にその力を見せてくれぇい!!!」
「「「応!!!!!」」」
「左衛門少尉殿をお助けするぞ!!!!!!!」
間に合ってくれ!死ぬな、、、隆豊。
「者共、敵を蹴散らせぇい!!!蹂躙せよ!!!!勝利は我が手にあり!!!!!!」
「殿!!!形部(吉安豊英、隆豊実弟)様率いる右翼が敵に急襲を受けております!!!!」
「なんじゃと!!!致し方がない、、、左翼慎太郎に中軍の指揮を移行し、形部を助けに行く。100人着いて参れ!!!」
「「「ははっ!!!」」」
冷泉隊の横を突く形で、激突してきた隊300は、米原綱寛率いる別働隊であった。あくまでも、最初に当たった兵達は囮であり、主攻は綱寛の別働隊である。
「皆の衆!!兎にも角にも持ちこたえよ!!!!我らが持ちこたえさえすれば、兄者が活路を開き、それに乗じ、内藤様と陶の和子がやってくれるぞ!!!!!死しても戦え!!!!!!」
「「「応!!!!」」」
さすがは、名将冷泉隆豊の実弟、吉安形部豊英。敵の急襲であろうと、必死に味方を鼓舞し、兵を纏める。
しかし、元々正面から当たってきていた敵にも対処しなければならないため、右翼はどんどん崩されていく。
「形部!!!大事ないか!?」
「ん!?兄者!!!参られたか!!!!」
隆豊の兵が加わり、右翼は厚みを増す。しかしその分、左翼と中軍の兵が少なくなっていくのだ。
「お主、冷泉左衛門少尉であるな!!!その首貰ったり!!!!!!」
「兄者の首は取らせぬ!!」
「木っ端武者など儂が相手じゃ!!!!」
冷泉隆豊を守ろうとした吉安豊英は、米原綱寛の家臣によって足止めされる。
「形部!!!死ぬな!!!!」
「兄者こそ!!!!」
「平内兵衛、勝負いたそう!!!」
「くくく、この戦場では、お主らの死は確定だ!!!だまって首となれ!!!」
冷泉隆豊と米原綱寛が槍と槍を交え合う。
何合も何合も撃ち合い、その姿はまさに戦国の名場面であろう。両軍の兵たちは互いの将が、雑兵に助太刀されぬよう防ぎながらも固唾を飲んで見守っていた。
右翼へと横撃をした、米原勢が有利であるものの、大将同士は1歩も譲らず、何度も槍を撃ち合う。
「藤三郎殿!!冷泉殿は、尼子の中でも勇将である、平内兵衛と撃ち合っておるようですな!!!!!」
「大将同士は互角であるようですが、冷泉右翼が潰されるのも時間の問題、、、、間に合うのか、、、、」
「間に合わせるのです!!冷泉殿は失うに惜しい名将にござる!!!!」
そうだ、、間に合わせるのだ!!!
「者共!!!走れ走れ走れ!!!もうすぐ、敵にぶち当たるぞ!!!!」
「「「「「応!!!!!!」」」」」
500騎で駆け抜けていると、やっと冷泉軍を突っついている兵の近くまで来た。
よく見えないが、隆豊は、敵将平内兵衛一騎打ちをしているようだ。
「よし!!突撃!!!!!!」
「「「「「「「「「「「「応!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」
俺が率いる、敬久の兵500が敵の蹂躙を始める。挟んだ形となっていた敵兵は、逆に自分が挟まれていることに気が付きどんどんと斬り伏せられて行く。
「冷泉左衛門少尉殿!!!お覚悟!!!!」
ん!?やばい!!!!隆豊が、平内兵衛とやり合っている、真っ最中に背後から狙われている。
「えぇい!槍投げだーーーーーーーーー!!!!!!」
俺が投げた槍は、隆豊の頬をかすめ、隆豊に切りかかろうとした武者の喉元に突き刺さる。しかし、蹂躙が始まったとはいえ、敵は躍起になっている。隆豊とその弟の周りの敵兵が1歩も引かない。
「20騎着いてこい!!!左衛門少尉殿をお助けする!!!弥左衛門、千代丸!!!20騎率い、左衛門少尉殿の弟をお守りせよ!!!じい、甚太郎そして、左衛門太夫殿は、ここに残り、この隊の指揮をせよ!!!!!」
「「「「応!!!!」」」」
「左衛門少尉殿!!!助太刀に参った!!!!」
「忝ない!!!先程の槍も、藤三郎殿の物か!?」
「いかにも!!!左衛門少尉殿は目の前の敵に集中なされ!!!!」
俺は刀を抜き、隆豊に群がる兵たちを片っ端から切りつけていく。
「誠、忝ない!!!!!!」
しかし、さすが剛将同士の、一騎討ちだ。他のものとは迫力が違う。
「米原平内兵衛綱寛、この冷泉左衛門少尉が討ち取ったりぃ!!!!!」
俺が救援に成功し、更に数十合撃ち合ったあと、尼子の勇米原綱寛は、冷泉隆豊に討ち取られた。
もちろん題名は適当です。
今回、藤三郎さんが率いた兵が500だったってだけです。1201になっちゃいました。
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