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38話、神西城の戦い後



とりあえず今回の戦は’’神西城の戦い’’と名付けました。

















「殿、申し訳ありませぬ。」


甚太郎が俺に申し訳なさそうに謝る。


「よい。むしろ甚太郎の策は完璧だったじゃないか。それを三郎左衛門殿とその死兵達が無理やりこじ開けたのだ。今回は三郎左衛門殿達の覚悟にあっぱれでは無いか。」


「三郎左衛門殿の勇姿は素晴らしいものでございました。」


「その通りだな。三郎左衛門殿と又三郎殿、そしてその配下達を弔わなければな。」


本陣が落ち着き、三郎左衛門と又三郎が討ち取られたことを伝令が知らせ回っていくと、数を減らしていた右翼、左翼の神西兵達も皆、主の後を追い討ち取られていった。



首になった神西兵は、823名。対するこちら側の被害は1542名のうち、死者463名、軽傷者、重症者合わせて562名。そのうちすぐに戦線に復帰できるものは、200名程。神西の死兵達は2倍近い兵に当たったにも関わらず、こちらにもただならぬ被害を生み出している。


「神西殿。貴公らは約束通りこの藤三郎が弔わせていただく。」


神西城の西側に、首塚を作り、両軍の犠牲者の弔いとした。



「神西城に残る将がいるな。」


諸将を見渡すと誰も立候補したがらない。


「殿、新衛門にお任せくだされ。」


三郎左衛門殿の嫡子、又三郎殿を討ち取った新衛門が名乗りを上げた。


「よし!良くぞ言った、新衛門。お前に、300の負傷者と兵100を預ける故、神西城に詰めてくれ。」


「承知いたました。」



新衛門に神西城を任せ、俺たちは父達の元へと急ぐ。

おびただしい数の戦死者の数をあげるのはなかなか精神に来ました。






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