34話、尼子十旗いってみよ〜!
新年2回目の投稿です〜!
出雲侵攻の拠点として築かれた城は、神門川の流域に位置することから、神門川城と命名された。
神門川のすぐ近くには、神西三郎左衛門国通が詰める神西城がある。神西城は高名な尼子十旗のひとつだ。
さぁ、どう攻略すべきか、、、、、
「左衛門太夫殿、神西城に詰める兵はいかほどでございましょうか?」
父が、左衛門太夫に尋ねる。
「そうですな。神西城には、元々1000程の兵が詰めておりまする。しかし、内乱に駆り出されております兵がおりますので、500程が残っており、急ぎ戻ってきた神西三郎左衛門が率いる兵を合わせると700〜800程になりましょうか。」
「多く見積って800と見るべきでしょうな。」
「我が軍は合計で5000程。尾張守殿、力攻めで、神西城を落としても良いのでは?」
岳父が父に問いかける。
「内乱をしておると言えど、敵は尼子。なるべく兵を温存したく思います。ここは、少ない兵で、済ますべきでしょう。」
「うむ、藤三郎の言っておることが一理あるな。神西城を即座に落とせねば、力攻めする他あるまい。」
であれば、交渉しかないよな。しかし、神西三郎左衛門は、交渉になびくか?
「よし、藤三郎を神西城への使者とする。敵といえど使者の首を切ることもあるまい。心して行って参れ。」
え、え、え、俺が行くの?敵地に1人で乗り込むの?聞いてないよ、、、、、
「婿殿の謀略であれば適任でござるな!」
あなたまで期待しちゃうの?
「し、しかしそれがしだけでは、、、、」
「護衛は、お前の配下の忍びを連れていけばよかろう?異論は無いな?」
「は、はい、、、、」
という訳で、神西さんとの交渉役になっちゃいました。
どうなるのか、藤三郎くん!生きて帰ってきてね!!!!




