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31話、槍を交えるよ!

安濃郡の戦いと迷いましたがそんな真面目な名前僕には似合わないので、やめときます。



三成、灯火を消さずの新しい話が早くみたいです。










ーーーーー石見国・安濃郡ーーーーー




尼子領出雲国との国境、神門川の近くに本陣を敷く。



本陣に詰める将は、父とその重臣、岳父とその重臣、俺、じい、甚太郎、弥左衛門、新衛門、喜助、小笠原家から小笠原太郎左衛門尉長秀だ。



伝令兵が本陣へと駆け込む。




「殿!尼子領に、軍が!数推定500〜1000!!」


「将は誰か分かるか?」


「将までは分かりませぬがおそらくは、尼子精鋭新宮党の模様!」


「そうか。伝令ご苦労。」


’藤三郎様。’


ん?小猿か。


「ん!?何やつ!!!」


父の家臣、野上隠岐が立ち上がる。


「よい。隠岐、俺の手のものだ。小猿続けよ。」


’承知。対岸の兵は尼子左衛門太夫殿率いる新宮党700。’


「出てきたのは、左衛門太夫殿か。」


「婿殿、策がなったのか?」


「その用にございます。」


「兵を当たらすのであったな?」


「その通りにございます。父上。左衛門太夫殿の兵は700。こちらは500程で良いかと。」


「では、左馬助出陣せよ。」


「承知。」


「待て、左馬助。左衛門太夫殿の兵は殺さず、軽傷を与えるくらいにしろ。くれぐれも左衛門太夫殿を見つけても、致命傷をおわせてはならん。」


「む!!何を言っておられる、若!!尼子は敵にござる。ましてや左衛門太夫は尼子の名将!殺さなければ、こちらがやられますぞ!!!」


「よい。左馬助、藤三郎の言う通りにせよ。」


「御意に。」


宮川左馬助隆長は少し不満そうに、川岸へと向かっていく。


「では、岳父殿、あとは頼みます。」


「まかせてくれ!」


「皆の衆!今からここに城の普請をする!この普請は某を普請奉行とし、婿殿の将、棟喜助殿を普請監督役とする。木材や、工具の配給は某の家中でまとめる故、普請は普請監督役の喜助殿に従ってくだされ!」


元々話を通していた、父、岳父、俺の家臣達以外はびっくりしている。


「城を作るとはどういうことでござるか!?」


「そのままじゃ。これは、婿殿の策なのじゃが、尼子の遊撃部隊に対抗するには、兵糧を守る城が必要であろう。」


「目的は、分かりました。しかし、一から城を作るより、城を落とす方が早いのでは?」


岳父が、チラっと俺の方を見てくる。


「そこからは、普請監督役の棟喜助から。」


「へい。今回、普請監督役の任を授かりました。棟喜助にごぜえやす。実は、我が主、藤三郎様の命で、一度、藤三郎様の御領地に作っておりました、小城をそのまま、ここ安濃郡に作るのごぜえます。」


「であれば、一度作っておる故、即座に作ることができるということでござるな?」


岳父の家臣の1人が納得した顔で呟く。


「その通りでごぜぇやす。先程、降松より、木材が届きましたので、皆様には、班に別れて普請していただきとうごぜぇます。そして、各班には、助っ人として、あっしの手の者を配置いたしやす。」


「おぉ!それは助かる。その城を建てたものの知恵や技術があれば、本当に素早く城を建てられるやもしれぬな。」


「しかし、隠岐殿が抜かれれば、城を建てる我らが、危ないのでは?」


父の家臣の山崎伊豆興盛が鋭い指摘をする。さすが史実で、厳島の戦いで、父が自害した後、居城沼城にて、幾度も毛利元就の猛攻を退けた男だ。


「伊豆の気づき尤もだが、今隠岐が交戦中の尼子左衛門太夫殿はこちらに寝返っておる。」


「であれば何故隠岐と戦っておるのです?」


「それは、尼子当主の目を欺くためだ。」


「左衛門太夫殿に刃を向けていただき、尼子家の兵をこちらによらせぬという算段ですな!!」


「その通りだ!」


「さすが若にござる!!」


名将に褒められても嬉しくねえぞ!コノヤロー!!!!!


普請監督役なんて役職があるのかはぼくには分かりません。








そういえば、冨樫先生また休載するらしいですね。ハンターハンターはネテロが出たとこら辺で僕は止まってますが。



空知ゴリラ先生に銀魂を超えるギャグ漫画書いて欲しいです。



感想、評価、いいねお待ちしております!!!


ご助言、ご指摘もドシドシ!!!!


誤字報告も大変助かります☆

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