30話、名門の枝の枝。
今年ももうすぐ終わりますね。
今年って笑ってはいけないあるんですか?
ーーーーー石見国・小笠原領ーーーーー
周防から出陣し、父を大将とする5500は、石見国の大内方の豪族、小笠原弾正少弼 長雄の領地に陣を敷いた。
小笠原長雄を当主とする石見小笠原氏は、本家である甲斐小笠原氏の分家の阿波小笠原氏の分家だ。
名門の分家の分家って僕ちんと一緒だね^^
「小笠原殿、陣をはらせていただき感謝する。」
「我が小笠原も弱小勢力。いつ、巨大な勢力に潰されるか分かりませぬ。大内兵部卿様が尼子を打ち破ってくだされば、我が家としても願ったり叶ったりでござる。」
史実での石見小笠原氏は、大寧寺以後、尼子につき、尼子が毛利に潰されそうになると、毛利へとつき、長州藩士として幕末を迎えた。いわば典型的な戦国の小領主だ。
「1つお願いがござる。」
「どうなされた?」
「拙者の三男、太郎左衛門尉に小笠原兵500を率いさせ、陣借りさせて頂きたく。」
「御三男を、戦場に出していただけるのか!ありがたく。わしの倅、藤三郎に付けさせて頂く。」
え!?俺が率いないといけないの?枝の枝といえど名門小笠原氏のお子さんを?
「藤三郎殿よろしくお願いいたします。小笠原太郎左衛門尉長秀にござる。」
太郎左衛門尉は、御歳13歳の俺より、少し年上くらいだ。だいたい、16歳程か?
「陶藤三郎隆護にござる。共に尼子を屈服させましょうぞ。」
「湯浅は、尼子領神門郡との境となっております。」
弾正少弼が一言。ということは、ここを出るとすぐ敵地なのか。
「あいわかった。皆の衆、太郎左衛門尉殿、気を引き締めてゆくぞ!」
「「「「応!!!!!」」」」
大将である父の合図に、湯浅城に詰める味方方の将が、威勢よく返事をする。もちろん、岳父殿も元気に返事してました。
喉が乾きました。ラーメン食べたら喉が乾きました。
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